赤字ローカル線存続で自治体がJR株1億円分購入
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- 2024/11/19 05:36:26
赤字ローカル線存続に向けた「奇策」の一手 沿線自治体がJR株1億円分購入 その狙いとは(岡山) (山陰中央テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ac5cb8a238bfeaf4d6f60f2e1ba0f55395df119
JR西日本の時価総額(株価 ✕ 発行済株式数)は1・30兆円と企業規模が大きいので、
株を1億円分(3万4000株)購入しても時価総額からみれば微々たるもので、経営への
直接的影響力は限定的ですが、JR西日本の株を3万株以上購入し6ヶ月間保有し続けれ
ば、株主提案権(議決権300以上=3万株)が取得できるので、真庭市は1億円で3万
4000株購入したようです。
株主総会には議決権の過半数を持つ株主が出席しますし、質疑応答の時間も設けられ
ていますから、ローカル線沿線の自治体がJR西日本の株を購入して、株主総会で株主
提案や質問等をするのは良い事に思えます。
市民団体がテレビ朝日HDの株を購入して株主提案権を取得し、今年6月の株主総会で
株主提案した例もありますしね。
鉄道は公共性が高いと言ってもJR西日本は民間企業のため、株主の提案や質問は無視
できませんから、真庭市のJR西日本株を購入する手法は前向きに評価しています。
(JR北海道とJR四国は鉄道・運輸機構が100%株式を所有しているので、北海道と四
国のローカル線では真庭市と同じ事は出来ない)
株価は変動するので購入時より株価が下がって含み損になることも有るでしょう。そ
れを批判する人もいるかも知れませんが、購入時より株価が下がっても株を売却しな
ければ損失は確定しませんし、JR西日本株の1年間の配当利回りは約2・7%、1億円の
投資で配当金が年約240万円入るので、長期で保有するなら株価下落のリスクを抑え
られるので有りだと思います。