Nicotto Town



忘れられない先生

ポンプで水をかけながら「ウォーター」という言葉を教えてくれた先生、

「俺はお前たちが好きだ~」と夕陽に向かって駆け出した先生、
残念ながらそういう先生に出会う機会はありませんでした。

忘れられな・・・いや、忘れていたけど思い出したのが、高一のときの柔道の先生の経歴。つるつるの頭でどう見ても常勤ではない年輩の方でしたが、なんと戦時中には落下傘部隊の訓練で受け身を教えていたらしい。
で、技の説明の際に出た言葉が「ここでヒカガミを伸ばして」
おそらく同級生のほとんど、ヒカガミなんて言葉を聞くのは生まれて初めてで、その後の人生でも一度も接する機会がなかったのではないでしょうか。(膝の裏側のことらしいです)

もうお一人、こちらは忘れたことがない、秀逸なあだ名の先生。
やはり高校の数学の先生でしたが、チョークで服が汚れるのを嫌ってか、いつもガウンを着用していました。
そしてもう一つの特徴が頭頂部の頭髪の欠如。
ガウンと相まって、まるで教科書のフランシスコ・ザビエルのようであり、また残った髪のたたずまい、丸眼鏡の奥の細い目、尖り気味な口元は、日本の代表的UMAを彷彿とさせるものがありました。
いつ誰が名付けたのか定かではありませんが、東西文化を融合したような「バテレンカッパ」というあだ名には、誰もが納得したものです。

#忘れられない先生




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