Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~秋のスケッチ

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秋も深まって、木々も色を染めるようになって。
私は抑えきれぬ衝動のまま、絵筆をとる。
ほら、芸術は爆発らしいから、
衝動だって似たようなものでしょう?
さて、肝心の絵の出来は如何に?

以前に作った「猫画伯のアトリエ」部屋、
つぶしてなかったので撮影しました。
うん、ぴったり。


例によって、駆け込み購入。
他にも色々、買いはしたけれど、
やはりブリティッシュ・シリーズがね、
一番刺さったから。
ベレーにカーディガン、トラッドスタイルにレースアップシューズ。
ちなみにそれぞれ、7・4・2・5。
うん、ベレーなぞ7色買ってたよ……。
後悔はない。
ないったらない。



昼前に起きだしてだらだらしてから
スマホを受け取りにてくてく出発。
バスを使うと遠回りになるけど、
歩きだとほぼ直進でいける。
風がけっこう冷たくて、羽織ものを
薄いジャケットからしっかり生地のトレンチコートにして正解。
久しぶりに通る道なので、
家や店が変わっているのを眺めながら
ひたすらてくてく。

受け取りはスムーズでした。
そして今年の4月から窓口の受付時間が変わったという
お知らせがあったよ……。
でも、平日にお休みの人じゃないと、
結構不親切だと思うんだ。

で、目的地のすぐそばには。
京都有数の文房具屋であるTAGの本店がある。
店内をぐるぐる、一人で一時間近く遊ぶ。
ノートとかノートとか便箋とか便箋とか
増えました。
これでも必死に自らを抑えて、
万年筆もガラスペンもインクも買わずに済ませたんだからね!

LAMYのSafari「チェリーブロッサム」、
新作万年筆、かなりやばかった。
クリップの色が好みじゃなかったので
なんとかスルーできたんだけど、
「漢字ペン先」ってなんですか。
日本語を書くのに書きやすいペン先でしょうか。
ペン先だけ欲しいと思いました。
LAMYの万年筆、ピンクだけで3本持ってるからさ。

いいペンなんだよ?
鉄のペン先だけど書きやすいし、一万円以下で買えるし。
ただ、私とはちょっと相性が悪いんだ。デザイン的に。
カジュアルな魅力っていうの?
それはそれで良いものなのだけれど、
私のコレクションにはあまり似合わないんだ。
3本持ってるけどw

ちなみに店内ではスタッフ同士の宣伝放送が流れていて、
万年筆のおすすめなんてされていました。
そうだ。万年筆は良いものだ。買いたまえ、後輩くん。
そして沼に嵌るがいい。

うん、我慢したとも。
セーラー万年筆とTAGのコラボオリジナルが。
私の好みど真ん中だったけど耐えた。
税込み五万五千円は、今ちょっと無理。
理性が勝った結果である。

そこまで高価なものでなくとも、
魅力的なペンは沢山ある。
もっと高額なものもあるけどさ。

知る人ぞ知る(万年筆の業界、狭いから)、
私は万年筆コレクターである。
それもピンク特化の。
一応、他の色も持ってはいるが、メインカラーはピンク。
ピンクの万年筆を求めて東奔西走。
それなりにそれなりなものから、チープの極みまで。
トータルで100本以上あるんだ、実は。
そして当然、使い切れていない。未使用もそれなりに。
更に言うと、インクの瓶は200以上あるんだ……。

TAG店内にいる間ずっと、
「家にはもう沢山あるから! 買う必要ないから!」
と呪文のように呟いていたという。

で、新しく買った小さ目(B7)の、
日記帳になるノート(表紙はもちろんピンク)に
「似合う万年筆はどれだ」選手権を開催。

最初は、上でも書いたLAMYのSafari。
しかしノートが小さいので、Safariは結構長いから断念。

では、「俺の短軸コレクションが火を吹くぜ!」
短軸と呼んでいるのは、
昭和の40年代くらいから60年代くらいまで
日本で作られていた小さいペンのこと。
キャップを後ろに差したら、筆記しやすい長さになる。
オークションだとか、昔からやってる文具店の倉庫品とか、
もう今じゃ普通に売ってないんで、
集めるのはそれなりに大変だったんだけど、
じつはとても素晴らしいペンである。
何せペン先がほとんど金。
金のペン先は、鉄のものより書き味が柔らかい。
あと、日本語が書きやすい細字だったりもする。
しかも、当時価格だととてもお安く思えてしまうんだ。

で、多分40本くらいある。
コレクション用と割り切っている分もあるけれど、
一部は使っていたりもした。
見ているだけで眼福だったりする。
自分のコレクションなのに。

しかし。
残念ながら選手権を勝ち上がるものはいなかった。
惜しい子は何本かいたんだけれど。
理由?
うん、短軸はね、インクがカートリッジ式じゃないと
ほとんど使えないんだけれど。
手近にカートリッジの在庫がなかったのさ。
カートリッジ使わないから、普段。
コンバーターという、インク瓶から吸い上げて使う方が楽しいので。

そこから、「じゃあキャンディでいいじゃん」
となりまして。
昭和の50年台くらいかもっと前に、
すごく流行ったというセーラー万年筆のカジュアルっ子。
当時ものも、復刻ものも色々持ってます。
鉄ペンだけどわりと書きやすいし、
とってもプラスティックで軽いし、
これもピンクを中心に10本以上は持っている。
ノートとぴったりの配色の子も見つけた。
でも、あまりにカジュアルすぎて。
ノートの表紙、金の箔押しがあってね……。
ちなみにLiFEのノート。
ここの製品は万年ヒスと相性がいいんだ。

となると、同じく国産のカジュアル路線である
パイロットのプレラやカクノもアウトだなあ、となり。

選手権の勝者は。
セーラー・プロフィットjrのピンクとなった。
サーモンピンクというか桜色?
文具メーカーPlusとのコラボ品である。
ノートとインクボトル付き。
ペンは形こそセーラーの高級路線プロフィットと同じ。
でも鉄ペンで、クリップは金色だけどちょっとちゃちい。
5000円前後くらいから出てるタイプ。
高級路線への入門編、みたいな立ち位置。
これもそれなりに持ってる。コラボとか多くてさ。
カジュアルでもあるので、ピンクもそこそこあるんで。
さっそくセットのインクを吸わせた。
うん、きれいな桜色のインクだった。


そうやってひとり、何時間も遊んでいたのは私です。
とりあえず短軸使いたくなったんで、
国産三社(セーラー、パイロット、プラチナ)の
カートリッジ、買ってこようっと。

ところで国産も海外産も安いも高いも買って集めた結果。
「万年筆は国産に限るぜ」
に行き着いたという。
青い鳥は国産だった。
いえね、海外の万年筆って、結局横文字用なので
日本語しか書かない身にはあまり合わなかったので。
あ、台湾製はわりといいです。

よく雑誌の付録でついてくるのは中国製ですが、
書くのにめっちゃ疲れるんで、あれは見た目だけと思って欲しい。
その値段出すなら千円くらいで国産三社もいいの出してるから!
書いてて疲れないし、壊れないし、インク詰まらないし、
字の太さ表示も正確だから!
海外製は、きれいな棒、でしかないものも多いのだよ(泣)。

でも万年筆は浪漫です。
そしてインクは沼です。
いらっしゃい、こちらの世界へ~。





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