読了
- カテゴリ:日記
- 2024/11/04 04:02:49
「黒牢城」 米澤穂信 角川文庫
小寺(黒田)官兵衛が、籠城する有岡城に囚われ
後に生還したのは史実であると云う。
その間、官兵衛がハンニバル・レクターみたいになってた
てな設定。
途中迄は、時代物なのに謎解きの段になると
古典部や小市民のノリが顔を出すな~と
微笑ましく思ってたんだけど、、
徐々に鬼気が迫ってくる。
意外な犯人や全編を通した仕掛けも見事。
同じ166回直木賞の「塞王の楯」は、奇しくも
この18年後、同時代が舞台なんだった。
どちらかというとイヤミス寄りですが^^
駅前の書店で、平積みで並んでいたので、
人気あるんだろうな~って思っていたけど、
そういう物語でしたか。。。興味津々。