Nicotto Town



ミニ母の一生 最終章


母は、一生を通していろんな苦労の連続だった。 私と言う幼い時引きこもりみたいになっていた子供を持ち…一生心配させてしまった。

その母、耳が聞こえない、引きこもりになって少しおかしな幻想を言ったり、ボケ症状があったとはいえ、まだ頭はしっかりしていた。
亡くなる少し前、テレビで「母ちゃん、母ちゃんのところにスカイツリーができたよ」と言うと母、「オレのいたところと少し違う」と答えた。
昔のことなのにしっかり覚えていたものだ。
叔母さん叔父さん(母の妹と弟)ももまだしっかりしていた、と母亡き後呟いていた。そんなで…
今は自分の悪いところを母のように言ってくれる人はない。うるさい!、時には意固地になって反駁していた私だけれど今はその叱咤が恋しく懐かしい。
母に言われてわかっている、自分でもそれが悪いのはわかっているから…そして外へ出たら言われた通り直そう、やろうとするのだけれどこの世は…とかく人間ってやつは…反動が来る。 母ちゃんごめんね。
 父方の兄弟姉妹はどこか他人行儀だったが一方母の方は老いてもいつも親しく、西と東の外れなのに行き来し、付き合っていた。
その母の兄弟姉妹は私の理想だし、
母の「兄弟仲良くやっていけよ」と言った言葉が今は形見になり、これだけはしっかり守っていこうと思う。心に誓う。
 その母、「オレはおしん以上だ」「生まれ変わったらいいところにいく」とある時言っていた。
母ちゃんありがとう、そして感謝。
長々とつたない物語にお付き合い下さりありがとうございました。

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2024/11/01 20:39
長文お疲れ様でした。

拝見させていただきました



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