Nicotto Town


きいてニコタリーナ


ぐるぐる

やりたいことならある。

沢山ある。

でも、自信がない。

それが本当に自分のやりたいことだという自信がない。

そのやりたいことが、今の自分からの逃避でないという自信がない。

それが自分なんかに出来るという自信もない。

その道に進んだとして、困難にぶち当たった時また逃げ出してしまわない自信もない。

自分がまともな大人として生きていけるようになれる自信がない。

ないないない。

死ぬのは怖いよ。

ベッドの上で目を閉じて、

私の死体の前で泣く両親や兄弟の姿、

私の葬式、喪服の群れ、

私のお棺に入れられる花、打ちつけられる蓋、

火葬場で荼毘に付される私の体、上っていく煙、

骨壷に納めるために、お父さんに砕かれる骨、

そんな事を想像すると、そこにもう「私」がいないことが不思議でならなくて。

今はここで確かに生きて、ものを考えている「私」が永遠に消えてしまうなんて!

怖くて怖くてたまらないよ。消えたくないよ。

大事な家族を、苦しませるのも嫌だ。

悲しませたい訳じゃないの。自分を責めたりして欲しくないの。

……それでも、後ろ髪を無くなりそうなほど引っ張られていても、

どうやってもまともな大人になれそうもない私は、

時が経てばきっと家族を別の意味で苦しませそうな私は、

今のうちに死ぬべきじゃないかと思うんだ。

死にたくない。間違ってるのは分かってる。

でも生きていたくもない。もう周りに迷惑をかけたくない。

どうすればいいの。

分からない。




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