デルトラ・クエスト〈1〉沈黙の森
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/10/28 23:42:36
読書中の洋書/デルトラ・クエスト8分の1
”Deltora Quest”by Emily Rodda(エミリー・ロッダ)
オーストラリアの児童書「デルトラ・クエスト」シリーズ全8巻の合本ハードカバー。
主人公の少年リーフと仲間達の冒険の物語です。影の大王に支配されたデルトラ国を救うため、
かつてデルトラを守護していた”デルトラのベルト”から失われた7つの宝石の探索の旅に出ます。
1話めは、”The Forests Of Silence” 宝石は、トパーズ。
読み終えるのはずいぶん先になりそうなので、ブログノルマ消化を兼ねて1話ごとに読書記録します。
洋書読書の冊数カウントは、読み終えたときに。
「リンの谷のローワン」シリーズを読んで以来、著者のファンなので、
「デルトラ・クエスト」の日本版は気にはなっていていたのですが、
本屋で何度か手にとってページをめくってはみるものの、大人が購入するのにはややためらう装丁に、
立読みの印象はかなり幼稚で、全8冊は金銭的にもスペース的にも厳しく購入していませんでした。
洋書の合本ハードカバーは、日本版で購入を躇してしまった点がすべてクリアできます。
本の装丁も含めて今風なクエスト・ゲーム的な装いで語られますが、
中身は昔話の構造をなぞる児童書の王道です。
日本版をめくってみたときに感じた全体の幼稚な印象は、原書には感じませんでした。
日本版が幼く感じるのは、たぶんにフリガナだらけなためで、
原書が幼く感じないのは、私の英語力がつたないためもあると思いますが。
1冊(話)が短いし洋書読書のスタートにいいという記述をネットで見かけましたが、
それは英語の基礎学力がある方の場合だと思います。
短くないです。一般のペーパーバックやハリー・ポッターの第1巻よりもずっと短いですが。
1冊(話)の総語数2万5千~2万6千語は、英語の学力があやしい初心者にはかなりのボリュームで、
対象年齢が低いわかりやすいお話なのに、文章は私がこれまでに読んだ他の洋書よりも難しく感じます。
でも、面白いです♪
日本で、漫画、テレビアニメ、ゲームがつくられていますが、どれも知りません。
著者サイトでも紹介されているので、日本での二次展開に好意的なようです。
<Deltora Quest>
#1 The Forests Of Silence
#2 The Lake of Tears
#3 City of the Rats
#4 The Shifting Sands
#5 Dread Mountain
#6 The Maze of the Beast
#7 The Valley of the Lost
#8 Return to Del
「嘆きの湖」へすぐ向かわずに、別の物語の冒険へ出かけてしまいました…。
そういえば、あまり謎解き気分はなかったです。英文を読む=謎解き、だからかも(笑)
言葉遊びと謎解きが絡み合っていて面白い作品なので
原書で読みたいと思って、チャレンジしたんだけれど・・・