メイショウタバルの最終追い切りは浜中騎手によると「折り合いがつかなかった」とのこと。その一方で「スタートから出して行くことはしない」とも。穴狙いで行くのはもう決めてるけど展開のカギを握る馬だけに気になるとこやね。

【富士S】以前はペースが上がらず勝ち時計もそこまで速くならへんかったからか千八～二千ベストに見える馬や血統の好走が目立ったけど、GⅡに昇格したこともあってか近年はGⅠ級の馬も複数頭出て来てそれなりに厳しいペースで流れて勝ち時計も速くなった。当然追走力や決め手といったマイラーとしての高い総合力が問われるようになった印象。別定戦やし普通にやれば実績馬優勢と考えて良さそう。血統ではロードカナロア産駒、スピード型ノーザンダンサー系、ノーザンテーストらが目立つ。

ソウルラッシュは速い脚を使えへんのが弱点で道悪や締まった流れに強いタイプやったのが前走の安田記念では得意な稍重ではあったにしても上がり３３秒１は自身のキャリアでも最速と決め手比べでも３着に来れたのは相当力をつけてるからと見て良いはず。流石にドスローで更に速い脚を求められるとどうかってのはあるけど相手弱化でもあるし普通に勝ち負けかな。セリフォスは気性面の問題で内枠ならある程度出して行けるけど外枠やとテンから出して行くのは難しい。外から出して行って自滅したのが去年のマイルCSという認識で良さそう。ソウルラッシュとは８度対戦して４勝４敗で現在４連敗中。軽い馬場で速い上がりを求められるとこっちってイメージやったけど前走の安田記念では稍重やったのはあるにしても速い上がりが求められる流れで先着されたのは気になるとこやね。パンパンの良馬場でどうかって感じかな。ジュンブロッサムは高速馬場には滅法強い馬で前走関屋記念はスローの前残りを後方から外を回したことを考えればよく３着まで来たなと。ただ現状位置は取れへんし相手が強くなってペースも厳しくなる中で末脚勝負一辺倒で勝ち切れるかは疑問。ゴンバデカーブースは前走のダービーは適性外で度外視するにしても２走前のNHKマイルCは休み明けやったとはいえ不利があって２着のアスコリピチェーノ、千四ベストのロジリオンに先着されての４着。上位２頭と３着以下には結構大きな差がありそうで古馬GⅠ級の２頭を相手に通用するかは疑問。穴っぽいところならまずはレッドモンレーヴ。エアグルーヴ牝系にロードカナロアやから綺麗な馬場＋大箱千四～千六ベスト。それでも今回の人気２頭と比べると能力的には劣るからアタマまではどうかなってのはあるけど。あとは千四ベストではあるけどNHKマイルCではゴンバデカーブースに先着したロジリオン、あとはエアスピネルとクルゼイロドスルあたりを挙げときます。