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袴田さん無罪確定 静岡県警《拷問王》の呪縛.

●袴田巌さん無罪確定へ 事件から58年 検察が控訴しない方針 (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241008/k10014604101000.html

●静岡県警が生んだ《昭和の拷問王》の呪縛に終止符か…再審判決「袴田事件」が突き付けた冤罪大国・日本の「司法のいい加減さ」 (現代ビジネス)
https://gendai.media/articles/-/137974?imp=0



現代ビジネスによると、袴田事件が起きる前、静岡県内では

・幸浦事件(昭和23年、袋井市、死刑、ほか求刑、同38年無罪)
・二俣事件(昭和25年、浜松市、死刑求刑、同32年無罪)
・小島事件(昭和25年、静岡市、無期懲役求刑、同34年無罪)
・島田事件(昭和29年、島田市、死刑求刑、平成元年無罪)

これらの冤罪事件が起きていて、これらの冤罪事件に静岡県警の紅林麻雄 刑事が関わっ
ていた。

紅林 刑事は、証拠もなく無実の人を逮捕し、拷問で自白を強要、証拠を捏造する手口
を繰り返し手柄を上げていた様です。

紅林 刑事が警察を退職後に袴田事件は起きましたが、事件を担当した清水署には紅林 
刑事の部下が複数いて、上司から犯人逮捕を急ぐよう命令を受けた担当部署は、紅林 
刑事同様に証拠を捏造し、袴田氏を逮捕、裁判で死刑が確定した。という流れがある
様です。

冤罪をでっち上げた罪、間違った捜査の結果、真犯人の逃亡を手助けした罪は極めて
重いと思います。

経緯を知ると、紅林 刑事や袴田事件の捜査関係者が関わった事件の自白や証拠は全て
無効にすべきと思いますが、実際はどうなっているのでしょう。


冤罪未遂事件ですが、1994年、長野県松本市の住宅街で猛毒のサリンが散布され、死
亡者7名、負傷者約600人を出した「松本サリン事件」も、第一通報者の河野義行さん
の家に農薬があったため、犯人と疑われ、警察による家宅捜索や取り調べを受けました。
有力な証拠がなく逮捕こそされませんでしたが、嘘の情報などがメディアで連日報道
されたため、河野氏が犯人のように扱われたました。

翌1995年に東京で「地下鉄サリン事件」が発生、捜査の過程で「松本サリン事件」も
オウム真理教の犯行であることが判明し、河野氏への疑いは晴れましたが、「地下鉄サ
リン事件」が起きなければどうなっていたのでしょう。

何年か前に痴漢冤罪を題材にした「それでもボクはやってない」という映画がありま
したが、実際に被害者の証言のみで警察に逮捕され、勾留されて威圧的に自白を迫ら
れたり、言葉巧みに自白を誘導するケースもあると聞きます。

小さな冤罪が繰り返される事で、冤罪に対する罪の意識が低くなり、大きな冤罪を生
きっかけになると思うので、事件の大きさに関係なく冤罪を作らない仕組みづくり
必要性を感じます。

冤罪事件を知ると、いつ誰が冤罪事件の被害者になるか判らない怖さがあるので、冤
罪事件に関心を持つ事が重要だと感じます。


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