遊牧民との生活
- カテゴリ:日記
- 2024/10/05 10:33:00
モンゴル旅行記の続きです。
遊牧民の所へやってきました。
1泊3食付き500円という破格の料金で1週間お世話になることに。
ベットはゲルの中に一つしかないので床に寝袋を敷いて寝ています。
食事は羊の干し肉をトンカチで叩いてほぐし、骨ごと鍋に入れて出汁をとり、うどんのような乾麺を入れて塩で味付けした物が良く出ました。
シンプルな料理ですが、結構美味しくて毎回骨までしゃぶり尽くしていました。
私にとって食事に寝床も苦にならない環境だったのですが、2つほど問題がありました。
1つ目はトイレ。
少し汚い話になるのですが、トイレという場所は特になく、その辺で好きにしていいよと言われました。(たぶん)
見晴らしのいい平原でしたので、なかなか落ち着ける場所も無く困りました。
また、遊牧民はおしりを拭かないのかトイレットペーパーもありませんでした。
2つ目は飲み水
水を何処から汲んできてるかは不明ですが、一度沸かしたお湯で塩入りのお茶を作ってポットに入れていつでも飲めるようになっていました。
ただ5月下旬で気候は過ごしやすいのですが、かなり乾燥していて喉が渇きます。
そんな中でも温かい塩入りのお茶や、塩入りのミルクティーを飲むしかない環境は結構大変でした。
それでも望んでやってきた所だったので、遊牧民の後ろにくっ付いてまわり、懐に入れて持ち歩いている『旅の指差し会話帳 モンゴル』を使ってコミュニケーションを取っていました。
遊牧民は飼っている家畜に餌になる草を食べさせなければなりません。
まだ夏前なので草が多く生えているエリアは限定されていて、地面のほとんどが砂地で茶色い景色が広がっています。
なのでヤギなどを追い回して草のある所へ誘導します。
遂に馬にまたがる時が来たか!
そう思っていたが、遊牧民がまたがったのは馬ではなくバイクでした。
まさかのバイクの登場に呆気に取られていたら、遊牧民が荷台を叩いてこっちを見ています。
どうやら乗せてくれるそうです。
大草原を馬で駆け回るのを夢見ていたが、バイクで駆け回ることになるとは。
しかも荷台で、地面は舗装されていないので信じられないくらい体が跳ね上がります。
振り落とされないように必死にバイクにしがみつきます。
遊牧民はバイクを巧みに操り、家畜を誘導したり、病気になっているヤギがいたら捕まえて注射を打ったり、毛をブラシで集めたりなど色んな事をこなしていました。
途中別の遊牧民のお宅で塩入りミルクティーやご飯をご馳走になったり、外で他の遊牧民に会えば長いタバコ休憩があったりと、ご近所付き合いが盛んでした。
その日家に着くと、懐に入れていたモンゴル語の会話帳がなくなっていました。
きっと大草原の何処かに落としたのでしょう。
日が暮れるまで、遊牧民も一緒に探してくれましたが見つかりませんでした。
次の日もバイクに揺られ、石が積み上げられたような小高い丘の上にやってきました。
風が強く通り過ぎていく中で、遊牧民たちはプカプカと美味しそうにタバコを吸っていました。
時折懐から単眼鏡を取り出して遠くにいるヤギや馬の様子を見ています。
私はそんな遊牧民たちの隣で、馬に乗りたい気持ちを抱えながら広すぎる青空を眺めていました。
ありがとうございます!^^
汚い話になってしまいますが、モンゴルは風が強くて乾燥してるため、自分はしばらく尻を出したまま乾くのを待ち、その後何事も無かったかのようにパンツを履いてました。笑
遊牧民がどうしてるかは解りません。
また、う⚪︎ちは砂をかけて埋めたり、遊牧民が飼っている犬がやってきてペロリと食べて行く事もありました。
遊牧民はみんなバイクを持ってましたね。
しかも全部同じメーカーの物でした。色だけそれぞれ違ってましたが。
ほんと紙がないのが辛かったです。(笑)
ありがとうございます。
自分の記憶を整理しながらゆっくり書いていきます。
生きていく基本ですが日本とは大違いで
思いつかない問題もあったようですね。
馬ではなくバイクなのか
ちょっとびっくりです。
トイレットペーパーがないのも地味に辛いかも。せめて草がいっぱいあれば・・・。
でも、とても面白く読ませて頂いてます。続きも楽しみです(^▽^)/
とても読みやすい文章に感嘆しますが、それ故に(下手な文章だったらそーなのね
で終わっていくだろうけど)、色んな疑問が沸いてきます。例えば、ゲルというのは
1LDKでしょうが、全体の大きさはいかほどのものか。10畳ぐらいかしら。
一日で馬ならぬ、バイクで何時間ぐらい走ったのか。等々。
でもそれらを書いていただいても、次から次へと疑問が出てくると思うので、
まずは筆者様の思うがままに書き進めてください。楽しみにしています。