Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~中秋の名月24年



月夜に十五夜等、それらの背景は何枚か持っているけれど。
そこからまず室内からの背景を除外。
『永久に願う妖艶のかぐや姫(真紅)』を着せるつもりだったので。
これに障子と畳は合わないと思うんだ。
で結局、『天空物語雄大な満月(紺)』に『すすきのフレーム~2011~』。
リマスター組は『天冠(花蝶)R黒』に『かぐやの飾り扇子B R赤』。

飾り扇子はAB共に購入したけれどBの方が自然だったのでこちらに。
ちなみにBは手前持ちアイテムなのに
左手持ちなAはアクセサリーなのが解せない。

メインに着せた『妖艶のかぐや姫』は、ヒガンバナ模様なのが素敵。
なのに、肩掛けショールのようなものがちょっと。
今回は扇子で隠れていい感じだけれど。






かぐや姫、もとい『竹取物語』って、不思議なお話だと思う。
いや、これが日本最古の物語だというのがもう。
内容が内容なだけに、もとこう、素朴な派内とか他にもあっただろうと。
最初の物語がSFってどうなの。
いや、好きですが。

金色に輝く竹から発見された女児。
しかもすぐに成長する。
求婚者たちへの無理難題。
そして明かされる素性。

そう、この素性が一番気にかかるところで。
月からきた罪人、だという。

月はまあ、天界であるとか神界であるとも取れるので、
本物の月とは限らない。

で、罪人。
つまり地球(下界)への島流しですよね。
何したの、本当に。
しかも島流し期間、短くない?
来る時は竹の中に送り込んで、帰りはお迎えがある。
禊は済んだ、ってことですか?
迎えの豪華さだとか、育ての夫婦へのお礼も
本来は月にあっても貴人だとしか思えず。

で、中国の神話に出てくる嫦娥との共通点も多いのですが。
嫦娥は不死の薬を盗んで自分が飲んで月に逃げた。
かぐや姫は翁に不死の薬を残した。
嫦娥が盗んだのは西王母からの贈り物。
用意して翁に不死薬を授けられるかぐや姫。
となると、かぐや姫は西王母の関係者の可能性があります。

……西王母の娘で、美貌で天界が割れるからと追放されたヒトがいたような?
うーん、『封神演義』で読んだ気がする。
あ、講談社文庫版です。漫画は読んでない。
あと、西王母の娘うんぬんは河惣益巳の『火輪』あたりがあやしい。
そう、出典が思い出せないというか、
色々つまみ読みしすぎているからというか。

あと。9月に入っても延々暑いので、
たしか中国の漢詩に月に氷でできた宮殿が出てきたと思う。
氷寒宮みたいなストレートな名前で。
名前が思い出せないけど、行きたいと思ったものだよ。
多分、石川忠久編集の夏の詩一〇〇撰にあったと思う。
ああ、思うばかりで記憶力が残念すぎる。
そして部屋に探しにいく気力はない。

一時期、漢詩をよく読んでいた時期があって。
学生時代はさっぱり関心がなかったのに、
趣味でなら読めるんだよ、これが。
読み下し文があるのが前提で、意味も書いてあると嬉しい、
という程度のものですが、口に出して読むのは楽しいです。
でも詩吟になるとちょっと違うと思う。
万年筆で書き写すのも楽しい。
まあ、今は暑さで溶けてるので無理ですが。




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