Nicotto Town


ダメカナ?ダメダヨ!


夏なので不思議な話


これは成人式の年に起きた話です。


わたしは成人式のとき着物を母親のおさがりをきました。

母親の成人式の時に着物をつくってくれた親戚のおばちゃんが、

着物をわたしのサイズにつくりかえてくれることになりました。

わたしの採寸をしてもらうために、おばちゃんの家に母親と妹と一緒に行きました。

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採寸が終わり、おばちゃんとおじちゃん含め5人で和室で談笑していました。

外は夕焼けになってきていて、障子は夕陽が照っていました。

障子を見てそろそろ帰らなくちゃな~と思っていたとき、

障子に人の影が映りました。

おばあちゃんの帽子をかぶった様な姿を想像しました。

影は右手から玄関の方に向かったので

(だれかお客さんがきたな)と思いました。

しかし、影は障子と障子の間の柱の陰で止まって

前にも後ろにも動かなくなりました。

人が歩く際は上下に移動があると思うのですが、

その影は上下に移動することなく、スーッと真横に移動していました。

不思議に思っている間にだんだん日が暮れていきました。

結局お客さんが訪ねてくることはなく、夜になって帰ることになりました。

影のシルエットから受けた印象は、もう亡くなっているわたしの

ひいおばあちゃんを思い出しました。

ひいおばあちゃんはおばちゃんのお母さんなので、

楽しそうにしているから遊びにきたのかなって思いました。

私以外その影に気づかなかったのでわたしの見間違いかもしれませんが、不思議な体験でした。





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