この時期に思うこと
- カテゴリ:日記
- 2024/08/18 10:08:39
終戦記念日前後になるとテレビで戦争関係の番組が多くなる。
戦争の事実、悲惨さを感じるべきなんだろうけれど
見れない。
人の悪意が前面にでているものや残酷な映画も見れない私、
それがフィクションじゃなくて現実にあったと思うだけで。。。
あの時代に生きたいと願いながらも命を落としたたくさんの人たち。
映像は見れないけれど、心の中で手を合わせます。
父がシベリア抑留から奇跡的に戻ったおかげで今の私がいて娘がいて孫がいる。
ずっとこの命がつながりますように。
お母さま、そんなことがあったなんて。交代された方が亡くなったことでずっと心に秘めていたのでしょうか。
うちの父もいっさいシベリアのことは話しませんでした。大人になるまで私もおぼろげにしか知らず、孫がおじいちゃんから戦争の話を聞くという宿題があって、その時にまるで昨日のことのように詳細を話してくれました。ずっと秘めていたつらい過去。それを笑い話のように聞かせてくれて。
逃げている途中で馬小屋に隠れて1週間馬のエサを食べたとか、捕虜になって一日固い豆しか与えられず雪でふやかして食べたとか。仲間がどんどん死んで行って毎日お墓を掘っていたとかね。
大腸がんで亡くなった父はがりがりになってしまったんですが、その時に昔シベリアにいた時はもっとやせていたと言われてどんなに過酷だったのかと。
思い出を語ってしまいました。
歴史を見ると本当に戦争ばかりなんですよね。
今が当たり前ではない。平和ボケもいい加減にして日本を守ってほしいです。
捕虜になっても生きられるなんて嘘です。命が続きますように。
SNSを開くと勝手に突然見たくないものが飛び込んでくる。これもきついです。
今どこかで戦争が起こっているなんて思うと苦しくなりますね。
忘れないために8月になると戦争の記憶をテーマにたくさんの放送があるけれど
きっと私のように直視できない人もいると思うんですよね。。。
ごめんなさいといってテレビを消します。
From a distanceよく聴いたな~
神様がいるとしたらなんで遠くから見ているだけじゃなくて戦争を止めてくれないんだろうって思う。
ましてや宗教が戦争を起こしている中東。神がいても戦争は止められない。悲しいですね。
特にお父様がそんなつらい目に遭ったならなおさらのこと。
悲しいことに、世界のあちこちで戦争は絶えることなく
さらに増えていくように思える。
そして、こういう場合、犠牲になるのは、
どうしても現場にいる兵士や罪なき市民が多くなる。
かといって、自分にできるのは、これ以上戦争が拡大しないよう願うことしかない。
BETTE MIDLERのFron a distanceを聴きながら、ふとそんなことを思いました。
広島の原爆資料館。私も行きましたが言葉が出なかったです。
学ばなければいけないのはわかっているんだけど、精神がくらっちゃうというか。。。
靖国神社のとなりの資料館を訪れた時も、かなり引きずりました。
ただただ手を合わせることしかできず。
平和でいることがこんなに難しい時代にまた突入するとは信じられない思いです。
以前も書いたことがあるかもしれませんが、
中学の頃、広島原爆の学習があって、どうも、それから、苦しくなります。
うんうん。手を合わせましょう。命の大切さを、心から思いながら。。。
そう、ウクライナやガサでは今のことなんですよね。なぜまた世界のあちこちで戦争で命を落とさないとならないのか。日本周辺だってとても安心できる状況じゃなく、、、人間って愚かとしか言いようがない。
シベリアでのことは私が小さい頃は封印していた父。でもロシア語を話せたので不思議に思っていました。
おじいちゃんから戦争の話を聞くという宿題が出て、小学生の娘を連れて実家へ行き、その時にシベリアであったことを初めて聞きました。昨日のことのように話す父。途中から私は涙がとまりませんでした。
よく生きて帰れたと。戦争が終わったのに何年も捕虜のまま帰国できないなんて。。その日からソ連が大嫌いになったのでした。
決して過去あった記憶ではなく、現在も続いてる・・。
お父様、シベリア抑留生還でしたのね。。。
2019年にウズベキスタンのタシュケントへいったとき、
現地で没した日本人シベリア抑留者の墓地を訪問し、黙祷を捧げて来ました。
現地の方が綺麗に保存してくれてました。