Nicotto Town


彩の松ちゃん


こんな酷暑に大地震が起きたら

間もなく近づく防災の日、防災の日には必ず防災訓練が実施される。当日は地震発生の知らせがあり、避難場所に集合して点呼を確認するのが一般的だ。ただ現実として、被害に遭っている人は生きるか死ぬかと言った状況だから、防災訓練はほとんど無意味だ。防災訓練が役に立つのは、死の危険に遭遇しなかった人のためのものだ。

大地震のリスクとして、大津波、家屋倒壊、火災延焼、大停電などではないだろうか。台風なら進路から事前に逃げることができるが、地震発生時は即座に逃げることは不可能だ。大津波は、近海で地震が発生すれば到達に数分もかからない。家屋倒壊は、大揺れの場合は歩けないので下敷きになる恐れがある。密集地では火災の延焼が続くから焼け死ぬ恐れがある。大停電が発生すれば復旧には何日もかかるから、今のような酷暑では冷房が使えないと死の危険もある。まして炎天下で地震が起きれば、避難所(避難広場)へ集合など誰もしないだろう。防災訓練は、必要であるけれど直接自分の命を守るための訓練とは思えない。地震は、自分のいる場所によって防衛対策が違ってくるので、各人の居住地や出かけ先などあらゆる環境を熟知しておかないと命が守れない。

南海トラフ大地震注意が終了したが、南海トラフ大地震を想定した防災訓練ができるのか、地震が起きてからの救助訓練はよくやる話でも、自分が死にそうになったときの防災訓練が一番必要なのだが、そのようなシミュレーションを見たことも聞いたこともない。よく大津波が来ると何万人の犠牲が出ると記事があるが、だからどうせよと言うのかどこにも書いていない。大地震は30年後に来るわけではない、もしかしたら明日かもしれないのだ。

 

さて明日からお盆休みも終了して、政界もわさわさと総裁選に向かって動き出すだろうが、新しい資本主義や所得倍増計画が資産所得倍増計画にすり替わるなど、次の首相が引き継ぐとは思えない政策はどうなるのか、もともと言葉を並べて中身の説明がないままなのだから、引き継げるはずはない。当然次の首相は、新たな方針を打ち出さなければいけなくなるはずだが、これだけ候補者を乱立させるからには総裁になろうとする人には重大な責任がのしかかってくる。果たしてどこまで理解しているだろうか。

 

今日も暑いと言うので、久しぶりに定峰峠に向かった、初めてのことであるが、行きも帰りもバスには自分一人しか乗っていない、暑さのせいなのか、それともお盆休みの最終日で休養しているのか、いずれにせよこの気が狂いそうな暑さでは大人しくしておいたほうが体力消耗が減らせる。やはり山の中は、下界とは違って涼しく快適だ、夕方自宅へ戻るも汗だくになり、水風呂にドボンである。




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