ピコチャンブラックにシマサンブラック、次は何ブラックなんやろ。

【レパードS】新潟ダートの特徴と言えば芝の内回りの更に内でイメージより直線が短いことと上下から押し潰したような楕円形で全１０場の中でも1番コーナーの角度がきついこと。特に重要な３～４コーナー部分（ラスト３～４F地点）でラップが緩むから逃げ先行馬は息が入るし後ろから行く馬は押し上げたい部分で押し上げられへん。無理に加速すると遠心力が働いて外に振られて距離ロスが大きくなりすぎるということで前崩れの展開にでもならへん限りは前に行ける馬が圧倒的有利になりやすいコース形態。このレースも過去5年を見返すとそれぞれ３秒５、４秒１のハイペースになった２２年、１９年は差し優勢やったけど２秒０以内のミドル～ややハイペースに収まった３年は前有利やった。あとは世代限定のダート重賞は少ないから同世代相手のオープンか古馬相手の２勝C好走実績くらいは欲しいところ。まぁ、去年なんかは前走１勝C１着馬が２，３着に来たからその年のレベルにもよるけど。血統ではボールドルーラー、ストームキャット、ロベルトあたりが目立つ。

ミッキーファイトは前走ユニコーンSは勝ったラムジェットには完敗やったけど直線馬群に挟まれて追い出しが若干遅れた分もあるし２着馬とはそこまで差はないかなと。２走前の１勝Cも優秀な内容やったし前走よりはメンバーレベルが低そうなここは最上位の存在ではあるかなと。ただ世代でも抜けた存在ではないしこの時期成長する馬も多いからね。タイトなコーナーも未経験やし結局は人気との兼ね合いになるんかなと。ソニックスターは前走青竜Sはラップの違いを修正する必要はあるけど古馬２勝Cと同等くらいの価値はあるやろうし能力的にはここでも通用しそう。ただ大型馬であんまりギアチェンジ力や斬れる脚を求められて良いようなタイプには見えへんからコーナーで緩んで再加速になる新潟が合うかとなるとどうなんかなと。逆にジーサイクロンは前走２勝Cの勝ち時計は同日３勝Cより速く能力面での裏付けは充分やけど緩い流れでの実績しかなくペースが流れてどうかは未知数。ここ２戦手綱を取った川田騎手が乗らへんのも気になるところ。ミッキークレストは前走の１勝Cの時計は翌日ジーサイクロンが勝った２勝Cより０秒１遅いだけと悪くはないけど向こうの方がラップ的にも余力はあったかなと。あんまり位置を取れるタイプでもないしね。穴っぽいところではまずブルーサン。前走プロキオンSは速い流れでハナを取り切ったのにヤマニンウルスやスレイマンといった古馬の強い馬たちに早めに来られる厳しすぎる展開では惨敗も仕方ない。２走前の鳳雛Sでは３着ミッキークレストに３馬身半差をつけての２着と相手弱化のここなら充分上位。前に行ける脚質も良い。あとはメイショウフウドウ。前走１勝Cの勝ち時計は同日２勝Cより０秒３速いしこれも前に行けるのは魅力。最後にサンライズソレイユ。２走前のユニコーンSはスタートでアオって出遅れながら４着。まぁ前有利なレースではなかったけど好メンバーが揃った中での好走は評価したい。元々はそれなりに位置も取れるタイプやしカレンブーケドールの半弟という血統にも期待。ロジアデレードも先行力やハイペース耐性があって前走１勝Cの時計は同日２勝Cより０秒２遅いだけ。