Nicotto Town



戦え‼ぽん家 ぽみ平タヒす!!ぽん家 絶体絶命‼

やっとの思いで四天王と雑魚一匹を倒した一行が辿り着いたのは
黒一色の大広間だった。

「お、お前がポンデス…なのか?」
ぽみ平が恐る恐る訪ねた。

「いかにも。私がポンデスです。今迄ここまで辿り着いた者達は
いませんでしたが、今代の戦士は優秀なようですね。だが…‼
これでようやく私はここから出ることが出来るというものです。」

「どういうことぢゃ?」

「あの忌々しいシュポンが張り巡らした結界のせいで私はここから
出ることが出来ないのですよ。この結界を破る方法はただ一つ!
それはシュポンの血を絶やすこと!だから封印が解ける度にぽん家に
兵士を向けていたのですが、悉く失敗に終わったというわけです。
だが…‼あなた達がここまで辿り着いてくれたおかげでやっとこの
結界を壊すチャンスが巡ってきたというわけなのですよ。」

「まだ儂らを倒してもいないのに大した自信ぢゃのぅ。」

「それもそうですね。では、あなた方がどれ程のモノを持っているか
見て差し上げましょう。」

そう言ってポンデスはぽみ平を凝視した。
「ふむ…素早さ極振りですか。モノは…人並みのサ〇ミソーセージ
ですね。差し詰め『太郎』といったところでしょうか。」
ぽみ平は何のことを言われているのか分からず、困惑した。

ポンデスはそのままポンシロウを見つめた。
「ほう。こちらは逆にパワー一辺倒ですか。モノは…何と立派な!
まるで城のように立派なボ〇レスハム。まさに『太』ですね。」
ポンシロウも言葉の意味が理解できず、首を捻った。

そしてぽん太を見た途端、憐れみに満ちた表情になった。
「何ですか、あなたの貧弱さは。さっきの2人に比べて何の力もない。
モノもポークビ〇ツとしか例えようがない程の貧相さ。『チビ太』
としか言いようがないですね。」

「な…!力とモノの大きさは関係無いだろ‼」
そこまで言われてやっと何のことを言われてるのか理解したぽん太は
激高した。

喚き散らすぽん太を無視してポンデスはぽん子Ⅱを睨んだ。
「防御力特化型ですか。」

それだけ言ってぽん美に視線を移した途端、ポンデスは目を丸くした。
「お、おおーーッ!ロ、ロ…」

「ロ?」

「ロリ女神様よーーッ‼」

「⁉」

「こ、こんな…こんな『絶壁』は見たことがない!申し遅れました。
私めは囲炉裏の会(ロリを囲む会)会員No.666番ポンデス。666は
もちろんロリロリロリと読みます!神の如き理想の『絶壁』を
お持ちのあなた様はまさにロリ女神様‼膨らみ、それはBBAの証。
ロリこそ絶対!ロリこそ神!ロリこそ正義なのだああ~~!」

拳を高々と突き上げて絶叫するポンデスを見たぽん美は頬をひくひく
引きつらせ、こめかみに青筋を立てていた。

「「「「彼奴…タヒんだな…」」」」
その様子を見ていた4人は心の中で合掌した。

「ヒンヌー言うなああぁぁ~‼(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!」
ぽん美はポンデスを分捕まえて四つん這いにさせて尻に蹴りを数発
入れたが、当のポンデス本人は

「な、なんたる快感!これぞロリ女神様からの神聖なご褒美‼
ああ…♡い、いいーー…♡…も、もっ」
そこでポンデスはハッと我に返って居住まいを正した。

「失礼。あまりの神々しさに見惚れて我を忘れてしまいました。
あなた方のモノは見させていただきました。ロリ女神様だけ100人力、
しかも左腕だけ一千人力という変わった力をお持ちのようですが、
他は100人力以下のようですね。参考までにこれからあなた方が
戦おうとしているこの私の戦闘力をお教えしましょう。私の戦闘力は
53万人力です。」

「「「「「・・・‼」」」」」

5人は言葉を失い、一瞬固まった。その時ポンデスの目が一瞬大きく
開いたように見えた。

「オウフ…」

後ろから妙な呻き声が聞こえたので振り向くと、そこには変身が解け、
腹に大きな風穴を空けたぽみ平の姿があった。ゆっくり瞼を閉じ、
力なく倒れるぽみ平。

「「「「お、親父ーー‼」」」」
4人は慌ててぽみ平の傍に集まった。

「ダメだ…タヒんでる…」
ぽん美は歯噛みをして拳を強く握りしめた。

「よ、よくも親父を‼」

「ま、待て!ポンシロウ!」

怒りに我を忘れたポンシロウが飛びかかった。

「あなた如き、これで十分ですね。」
ポンデスを覆う靄の一部が分離し、小さなポンデスになった。
その数5体。

「邪魔するな~~‼幻暝椪身剥‼」
ポンシロウは素早い動きで5人に分身し、ポンデスの分身を次々に撃破
していった。

「次はお前だ~~‼先斗椪気雷弾‼」
ポンシロウは空中で夥しい数に分身して闘気の弾を放ちながら
ポンデスに迫ったが、ポンデスが腕を振ると数多の閃光が走り、
ポンシロウの分身を次々と貫いていった。

(´゚Д゚):;*。:;ガハッ

やがて本体を貫き、ポンシロウは墜落した。

「「「ポ、ポンシロウーー‼」」」

墜落したポンシロウは変身が解け、力なくこと切れた。

「こうなったら捨て身で行くしかない。ぽん美が彼奴の注意を
引き付ける。その隙にぽん子Ⅱが動きを封じるんだ。ぽん太は
全ての力を振り絞って突っ込め!」

「σ( ̄∇ ̄;)がとどめを?む、無理だよ…できない。」

「つべこべ言うな!やるしかないんだ。いくぞ‼」
ぽん美は手を外し、手首から砲身のようなものを引き出した。

「スーパーぽぽん波‼」
パパウパウパウ!

ぽん美の手首から放たれた4本の光の矢はポンデスの周りをくるくる
回り始めた。

ポンデスが光の矢に気を取られている隙にぽん子Ⅱがポンデスを
羽交い絞めにした。

「「今だ!ぽん太!とどめを‼」」

「あ…あ…ああ…」
だが、ぽん太は震えて動けない。

「邪魔な蠅ですね。フン!」

(´゚Д゚):;*。:;ガハッ

ポンデスの背中から生えた棘がぽん子Ⅱを貫いた。

「「ぽん子Ⅱーー‼」」

「ロリ女神様は生かしておかなければいけませんのであとはあなたを
始末すれば終わりです。」
ポンデスはぽん太にエネルギー波を放った。

未だ震えて動けないぽん太はタヒを覚悟してゆっくり瞼を閉じた。

ドォンッ‼

凄まじい爆発が起きたが、ぽん太は痛みを感じなかった。ゆっくり目を
開けると、そこにあったのは両手を広げて仁王立ちになってぽん太を
庇うぽん美の姿であった。

「し、しまった!ロリ女神様が!」

「ぽ、ぽ、ぽん美ーー‼」
ぽん太は慌ててぽん美の傍に寄った。

「に…げ…ろ…ぽ…ぽん太…」

「ぽん美。ど、どうして?」

「贖罪さ。力を増やすためとはいえ、ぽ、ぽん美は今まで散々ぽん太を
虐げてきた。でも…ほ、本当はぽん美はぽん太のことが…」
そこでぽん美は力尽きた。

ブチッ
「うわあぁ~っ!」
ぽん太の中で何かが切れ、悲痛の叫びをあげた。

「魔椪光~っ‼」
ぽん太は両掌を重ねて凄まじいエネルギー波を放った。

「ほう…戦闘力2800人力ですか。だが!」
ぽん太が放った渾身の一撃はポンデスの一振りで弾かれた。

「まだまだだ~っ!椪殺黒龍波~っ‼」
ぽん太の右腕の黒龍の刺青が実体化し、龍の形の黒炎がポンデスに
牙を向いた。

しかしポンデスのデコピンで黒龍は跳ね返り、ぽん太の首筋に
嚙みついた。

(´゚Д゚):;*。:;ガハッ

首の骨が砕け、首から下の強化装甲が砕け散り、ぽん太は頽れた。

ビー!ビー!ビー!ケイコク!ケイコク!セイメイリョクガ
イチジルシクテイカシテイマス!

静寂な空間の中、須秘瑠椪の電子音だけが空しく響いた。

こうしてぽん家はポンデスを倒すこと能わず全滅し、地上界は
ポンデスに征服されてしまいましたとさ。

おしまい








































サーセン…嘘です…まだもう少しだけ続きます…

アバター
2024/07/25 20:50
今回は大作ですね。
あなたは、文章力に優れている人なんですね.......
結末を楽しみにしています。
アバター
2024/07/22 19:49
良かったわ! みんなやられてしまったのかと思った>< また続くのですね。
志村ぽんさん、何とかぽん家の人たちを助けてあげて下さいね。



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