Nicotto Town



熱中症で死なないために


(mirrorです)
タイトルこれでいいかな…とも思ったのですが,本当にそういうレベルの話です.
ブラウザを開くと昨日のニュースで[熱中症で40人搬送]など,他にも熱中症関連の記事がたくさん上がっていました.
人それぞれに事情があるでしょうけれど,中には熱中症を甘く考えていたり"自分は大丈夫"と思っている方が少なからずいらっしゃいます.熱中症の予防はそんなに難しいものではなく,少しの工夫でどなたでも簡単にできることを知っていただきたいです.

まずは熱中症と脱水症状の違いを理解してください.
というのも,あちこちで"熱中症になってたから…"という言葉を見聞きするからです.
では何故それが駄目なのか.
それは"こんなに暑いと誰でも多かれ少なかれ熱中症になるよね"という間違った認識が,"熱中症を甘く見る"ことに繋がってしまうからです.
ほとんどの方が日常的に言う「今日は熱中症で…」という多くは,よく聞くと脱水症状です.
ただ脱水症状を軽視していると熱中症になりかねません.つまり要注意な状態ではあります.
それならば,どこからが熱中症でどのタイミングでどう対処するのか?ですが,予防は"汗をかく暑さならその時点から"です.つまりこの時期は"普段から常に"ということになります.
そして熱中症が発症すると,[めまい],[頭痛],[体温が上がる]…など…更に放っておくと痙攣,失神,死亡など危険な状態を引き起こします.
このような症状が出てしまった時には可能な限り病院で対処すべきです.

熱中症にならないためにはどのようにすれば良いのか…は皆さんもご存知のとおり,水分補給と温度管理です.
これが出来ていれば100%予防できるものです.

確実に予防できることを知りながらも,どうして毎年こんなにも多くの方が倒れてしまうのでしょうか?
それが最初に書いた"甘く見ている"に他ならないのです.

水分補給:
普段は少しずつ,喉が渇く前に水分を摂りましょう.
甘いジュースやお酒以外であれば何でも良いです.
次に"喉が渇いた時"や"脱水状態の時"のために,[スポーツドリンク(ポカリスエットetc)],[経口補水液(OS-1 etc)],[ミネラルウォーター]の3つがあれば理想です.
お水は普通のお水でも良いですが…ミネラルウォーターならその名の通りミネラルがたくさん入っています.
ちなみにコントレックス1.5Lで1日に必要なカルシウムをほぼ全て補えますが,その一方でナトリウムも多く飲み過ぎには注意です.とくに高血圧などがある方は主治医に相談してください.
私はペリエを飲んでいますが,こちらは炭酸が入っています.炭酸が苦手でなければコントレックスよりも硬度が低く硬水に慣れてない方でも飲みやすいと思います.
お水の中にはこうしたミネラルがほとんど含まれない"ボトルウォーター"もありますが,商品によっては香料など添加物が入っていることに留意してください.
スポーツドリンクは水よりも吸収が速いですが糖分が多いので,こればかりを飲んでいると糖の摂り過ぎになりますし血糖値スパイクが起こります.
経口補水液はスポーツドリンクとは逆に塩分が多く,普段からこれを飲んでいると塩分の摂り過ぎになります.こちらは基本的には脱水症状がある時に飲むものです.
(ざっくりですが,塩分は経口補水液がスポーツドリンクの倍,逆に糖分はスポーツドリンクが経口補水液の倍量含まれています.)
スポーツドリンク・経口補水液の利点は,汗で失われたミネラルを補給できることはもちろんですが,体液よりも浸透圧が低いため吸収率が高いことです.
OS-1など経口補水液は,屋外で大汗かいて帰宅した時などに規定の量を飲んだら,あとはお水かお茶にしておきましょう.
ビールを飲む方もわりといらっしゃいますが…駄目ですよ
…「スポーツドリンクも経口補水液も無いんですけど…」という場合でも,大丈夫です.
水道水に砂糖と塩を溶かしてポカリスエットっぽい濃さにして飲めば浸透圧の問題はクリアできますから水分補給だけはどうにかなります.
その後しっかりお食事を摂ってください.

温度管理:
室温は28℃を超えないように気を付けましょう.
特に70歳以上の高齢者や乳幼児が居るご家庭ではエアコンのスイッチは切らない方が良いです.というか切らないでください.
高齢になると温度の変化を認識しづらくなる方が多いです.本人が平気だと言っても温度計の数字の方を優先に管理してあげてください.
夜も室温が上がる場合は,若い方であってもタイマーをかけることは止めてほしいと思っています.
こう言うと電気代が…と仰るのですが,病院に運ばれれば月の電気代の何倍かかりますか?また,死んでしまえば元も子もないです.


…そうは言っても,理想はいくらでも語れるのですよね.
わかります.
でも何が正しいのかは理解していただけると思うのです.
いろいろと大変なこともあるでしょうけれど,そんなときは「自分は何のためにこれをやっているのだろう?」とご自身に問いかけてみてほしいです.

命よりも重いものはこの世には無いはずです.
だって,それを失った時にあなたはこの世に居ないのですから.

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2024/07/13 04:00
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