訂正 植物に含まれる粘性物質はムチンではない
- カテゴリ:占い
- 2024/07/03 16:43:19
ニコットおみくじ(2024-07-03の運勢)
こんにちは!九州から関東まで晴れる所が多い。
梅雨前線の影響で北陸と東北は雨や雷雨。
北海道は晴れ。
沖縄は雨のち晴れ。
全国的に厳しい暑さとなる。
【訂正 植物に含まれる粘性物質はムチンではない】
correction of a phytochetochemicals.
not muchn.The correct answer is mucilage .
〇ムコ多糖タンパク質と糖たんぱく質の混合物
ムコ多糖タンパク質の「ムコ」とは、ラテン語で「動物の粘液」という意味です。
@意味
細胞と細胞を繋(つな)ぐ保水力を持ち、胃の粘膜を保護します。
〇巷でネバネバ成分は、よくムチンと称されている
@ネバネバのある植物性の食品は多数
・山芋 ・納豆
・オクラ ・なめこ
・モロヘイヤ
これら等があります。
ムチンという呼称はテレビや雑誌、ネット上でよく出ている表記です。
しかし・・・
実は植物性食品のネバネバをムチンと呼称するのは過ちです。
<解説> 丑田公規(うしだきみのり)さん
所属:北里大学理学部、反応機構学研究室、教授
〔反応機構〕 reaction mechanism
ある反応がどのようにして起こっているか?
上記について記述したものが反応機構です。
一つの反応機構は、
反応に関する全ての結合の開裂・生成様式を示す。
学歴:1982年4月~1987年3月
京都大学、大学院理学研究科、化学専攻
1978年4月~1982年3月
京都大学、理学部
主な委員歴:・2023年10月~現在 日本放射線化学会、常務理事
・2012年4月~2014年3月 財団法人日本分光学会、理事
・2006年4月~2012年3月 財団法人 丸和育英会、
常務理事
主な受賞 :2007年10月 特別賞、
教科書刊行に対する多大な貢献、
日本放射線化学会
MISC :・ムチン忌憚:我が国における謝った名称の起源
生物工学会誌97(1)2019年
・ムチン型糖タンパク質のイオン交換クロマトグラフィーについて
日本糖質学会要旨集 38th 2019年
・超短パルス光を用いた光励起状態のコーヒーレンス消失過程の研究
*これら等を含む多数あります
ムチン忌憚(きたん):我が国における謝った名称の起源(一部)
胃液のような動物粘液を主成分が糖タンパク質で、
それをムチンと呼ぶことは科学的に正当であるが、
唯一わが国だけは、
野菜や根菜類全般の「ねばねば成分」をムチンと呼ぶ謝った用法が蔓延しており、
消化器官の健康解説、調理レシピ、食材や健康食品の効能紹介、
地方特産野菜広告など、媒体を問わず、多数の掲載例がある。
化学的にはムチンは動物界(Kingdom of Animalia)だけに存在し、
植物やキノコ類には見出されていないのが現状である。
英語では動物粘液のmucusに対して、動物粘液はmucilageと別別称で、
研究者、調理士、栄養士などのプロにも
「学校でそう習った」という方が多数いる。
本稿ではその原因となったと思わせる歴史的経緯の一部を紹介したい。
近年の教科書を参考にすると、
ムチン、すなわちmucin(発音はミューシン)と呼ばれている物質群は、
2種類のO型糖鎖を「多数」含んだ糖タンパク質であると定義されている。
糖タンパク質内の糖鎖には、他にポピュラーなN型糖鎖もあるが、
O型糖鎖は強固で生体内以外で合成することは難しい代わりに、
いったん生成すると分解しにくい。
O型糖鎖はムチン以外にも含まれていることもあるのだが、
これらを逆にムチン型糖鎖と呼んでいる。
「多数含む」というところはあいまいではあるが、
糖鎖の親水性がペプチド鎖の疎水相互作用を壊して、
高次構造が不定(たとえば、ひも状)になることが一つの目安である。
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現在、ヒトにはMUCシリーズと呼ばれる23種類のムチンの
アミノ酸配列が遺伝子上で確認されている。
細胞表面にある膜ムチンと粘液中に遊離するゲル形成ムチン、
低分子量ムチンの3種類程度に分類され、
全身で共通のムチンが発現しているが、
涙液、唾液、胃液、腸液など器官や部位によって、それらの比率が変化する。
さらに糖鎖部分は翻訳語装飾で知られるランダムである。
ガン細胞から血液中に遊離する未熟なムチンは、
腫瘍マーカーとなり、MUC1、STn抗原、C19‐9あどが代表例である。
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国内でムチンを暑かった最初の文献は、
1884年(明治17年)に「東京化學會誌」に掲載された報文で
「植物として初めて薯蕷(じょうしょ:山芋やナガイモのこと)の
成分にムチンが発見された」という報告である。
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その後、1911年(明治44年)から1916年(大正5年)にかけて、
田所さんらの数報の論文が見られる。
各種呈色反応などの定性分析やアミノ酸分析に加え、
共存する分解酵素の活性も調べており、
「山芋のムチン」を強く肯定する内容である。
ここでは「ムチン」というカタカナ語がつかわれているが
古い独和辞典にmucinと同義の単語としてmuzinが書かれているおのがあり、
この時代までには、ドイツ語風にこれを用いるようになっていたらしい。
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1940年(昭和15年)に記された総説でも
山芋のムチンは否定されたことが明示されている。
これで学術的には、植物ムチンの唯一の報告例であった薯蕷のムチンが、
否定されて終わったことになる。
その後、現在に至るまで、内外の文献に「植物のムチン」という報告はないから、
1928年(昭和3年)以降、山芋だけではなく、
植物全般にムチンは存在しないと学術的に結論付けられているのが現在である。
ところが、1928年から、約90年を経ても、
野菜類の粘液成分はムチンであるという説が日本中を席巻している。
民間の資料も詳しく調べないといけないが、
1884年(明治17年)から1928年(昭和3年)までに書かれた教科書や
一般書がその後も訂正することなく用いられ、
新しい書籍などが増殖し、現在に至っているのではないかと考えている。
問題 はじめのほうにムコ多糖のことを掲載しましたが、
ムコ多糖が入っているものを教えてください。
1、タラバガニ
2、スッポン
3、レンコン
ヒント・・・〇ムコ多糖が入っているもの 全身が柔軟
他の〇と比較して非常に軟らかい甲羅を持っています。
又、甲羅が軟らかいことから体重がかなり軽く、
地上や水中での移動が容易になり、比較的素早く行動出来ます。
顎の力が強い〇としても有名で、
噛みつきによる防御等を行う傾向があります。
お分かりの方は数字もしくはムコ多糖が入っているものを
よろしくお願いします。
学術秘書さん、朝のお忙しいところ、こうしてコメントをありがとうございます。
この「ムチン」に関して、昨日お話をした際にも、
やっぱり訂正前の情報がいわゆる、スタンダードになっていますね。
こればかりは正しいことがどうやって訂正し、広まるか?でありませんか?
そうですね、辞典に書かれているとなるとそれが普通は正解ですものね?
社会のテスト等で、正解を記述したり、述べたら罰点にされる恐れもありそうですね。
学術秘書さん、現在こちらは気温が35℃、湿度が73%です。
同じように高温多湿の状況でしたら、涼しくして体調にご注意くださいませ。
ミルクテイーさん、疲労のあるところ、こうしてコメントをありがとうございます。
どうもお疲れ様です。
そうですね、私も「ムチン」について指摘をされまして、
こうして掲載させていただきましたが、とても勉強になりました。
クイズについてですが、2番のスッポンですね。
ミルクテイーさん、流石ですね!!素晴らしいです!!
どうもおめでとうございます(祝)
なるほど~、スッポンについての解説をありがとうございます。
そうですか、自宅近所の水路にスッポンの個体を目撃なされたのですね。
おお~、そうですか。
コンクリートの平らな所で甲羅干しをなさるのですか。
そうですか、警戒心が強いのですね。
あはは、昔はミドリガメや他の亀も飼っていたことがあります。
一緒に散歩をしたりしたことがあるのですが、スピードが早いですね。
そうですね、甲羅が軽いので体重も軽いのが特徴ですね。
とんでもありません。
こちらこそ、教えてくださりましてありがとうございました。
どうか毎日蒸し暑いはずですので、
しっかりと水分補給等をして、涼しくしてお過ごしくださいませ。
本日もミルクテイーさんにとりまして、有意義な一日であることを心よりです。
クイズのヒントを参考にして 正解を考えました。
答えは ズバリ 「スッポン」ですね。2番だと思います。
スッポンは、見た目は亀に似ていますが、背中の甲羅にひび割れがなくて
表面が滑らかな印象ですね。自宅近所の水路でスッポンの個体を目撃しました。
コンクリートの平なところで、甲羅干しをしていました。
物音や人の気配に敏感なのか、すぐに逃げ出して水中に潜りました。
亀よりも敏捷な動きをしていましたね。
そうですか…亀よりも甲羅が軽いので 体重も軽いのですね。
納得しました。ご教授、ありがとうございます。