Nicotto Town



戦え‼ぽん家 それぞれの戦い③SIDEぽん子Ⅱ

ぽん子Ⅱは魔法陣から現れた夥しい数の魔物に囲まれていた。

「まさかこれだけの軍勢を相手に一人で立ち向かって来るとは
思わなかったよ。」

声をかけたのは身長150cm位で見た目は小学5年生くらいの男の子だ。
警察官の服を着て黒いサングラス、白いヘルメットをかぶっている。

「こ、子供?」

「見た目で判断しないことだね。僕は君の何百倍も長く生きてるよ。」

「お前は?」

「ポンデス軍四天王の一人、ティーセン・タミネターだよ。君は
ここで果てるのさ。やれ!」

背後に控えていた魔物達が炎、氷、雷、様々な属性の攻撃を放った。

凄まじい爆発が起こったが、ぽん子Ⅱは無傷だった。

「へえ。鎧もないのに無傷なんだ。」

「これは月の光の力であらゆる攻撃を防ぐ結界を張ることができる
強化装甲なんだよ。」
(よかった~。説明書読んどいて…)
ぽん子Ⅱは心の中で胸を撫で下ろした。

「でもぽん奈達の攻撃を受けて切り裂かれてなかったかい?」

「様式美というやつだよ。やられる場面も必要だろ?」
勿論大嘘である。

「そうか。でもその結界は物理攻撃にも効果があるのかな?やれ!」
後ろに控えていた魔物の群れが襲い掛かってきた。

「おおぉぉ~~‼」
ぽん子Ⅱから闘気が立ち上り、契約している神々の姿を象った。

赤い髪に頬に十字傷のある神
ボサボサ頭で背中に悪の文字が入った服を着た神
氷のような鋭い目付きで二本の刀を構えた神
眼光鋭く煙草を咥えた神
剣道のような胴着を着たただの子供にしか見えない

ぽん子Ⅱは魔物の群れに飛び込んで
「あ~たたたたたた‼「あ~たたたたたた‼
あ~たたたたたた‼あ~たたたたたた‼」

次々と魔物達にパンチとキックを叩きこみ
「終わったぁ~‼」
最後の一匹に回し蹴りを入れた。

筆者のつぶやき:
神〇明さんは長いセリフがようやく終わったとの思いから最後を
「オワッター!」で締めていたそうです。

「椪車爆裂拳‼」

魔物達の肉体は不自然に盛り上がっていき
「レ!」
「バニラ!」
「いた!」
「め!」
様々な断末魔をあげ、爆散した。

筆者のつぶやき:
断末魔トリオこと千〇繁さん、戸〇公二さん、渡〇猛さんは
アフレコの度にどんな断末魔をやるか悪だくみしていたそうです。

「使えない部下達だな~。仕方ない。君は僕が直々に杀殳してやろう。
言っておくけど抵抗しても無駄だよ。君では僕には絶対に勝てない。
何せ僕は先斗の拳士に負けたことがないからね。」

そう言うと突然ぽん子Ⅱの目の前に現れ、双剣を横なぎに振るった。

「なっ!何という踏み込みの速さだ‼」
ぽん子Ⅱは辛うじてしゃがみ、起き上がりつつアッパーを入れたが
ティーセンはスウェーバックで躱して双剣をXの字に振り下ろした。

ぽん子Ⅱはバックステップで距離を取って飛び蹴りを放つも
ティーセンはジャンプで躱しつつぽん子Ⅱの背中を切りつけた。

「どうやら自慢の結界とやらも攻撃中は発動しないようだね。」

「それはどうかな。お前の攻撃は既に見切った‼」

「じゃあ今度は手加減はしないよ。」

ティーセンは再び間合いを詰め、双剣を横なぎに振ろうとしたが
ぽん子Ⅱは避けるそぶりも見せずに前進した。

「なっ⁉」
ティーセンは驚きながらも双剣を横なぎに振るったが、その時
ぽん子Ⅱが視界から消えた。

いつのまにかしゃがんでいたぽん子Ⅱは起き上がりながらティーセンに
パンチの雨を浴びせた。

(´゚Д゚):;*。:;ガハッ
攻撃をもろに受けたティーセンはその場で頽れた。

「708ある経絡秘孔の中でも最も破壊力を持つ必殺の秘孔、椪中極を
突いた。お前の命はあと3秒だ。」

「じゃあ、その3秒を僕が数えるよ。ひとーつ。ふたーつ。
みいーっつ‼」

3秒経ったが何も起こらない。と思ったその時、

(´゚Д゚):;*。:;ガハッ

ぽん子Ⅱの胸が十字に切り裂かれた。

「バ…バカな‼確かに秘孔を突いたはず‼」
ぽん子Ⅱは胸を押さえながら頽れた。

「分ったかい?僕の体には先斗神拳は効かないんだよ。」

「だがまだ負けたわけではない!ああああ~~‼」
ぽん子Ⅱは肉体を肥大させて傷を塞いだ。

目を向けるとティーセンの様子がおかしい。背中を曲げて足を
内股にして股間を両手で押さえている。

「お前…ひょっとして包〇か?〇茎なんだな?だから皮が
引っ張られて痛いんだろ?」

「ち、ちがう!君の何百倍も生きている僕が包Kなわけないだろ!」
ティーセンは否定しているが額には大量の脂汗が浮いている。

その様子を見たぽん子Ⅱは口角を上げて黒い笑みを浮かべ、
「ふう、暑い暑い。」

胸のボタンを外して服をめくり、スカートをひらひら靡かせながら
にじり寄っていった。

「ま、待て!それ以上近づくんじゃない!」
左手で股間を押さえながら右手を前に突き出すティーセン。

ぽん子Ⅱはその右手を胸で挟んだ。
「胸部拘束‼(バストバインド)」

「くぁwせdrftgyふじこlp」
ティーセンは苦悶の表情を浮かべながら絶叫をあげて蹲った。

「今のうちに先に進もう。」
と踵を返した矢先にぽん子Ⅱは背中を切りつけられた。

「グハッ!な…何だと?」

後ろを振り向くもティーセンはまだ蹲ったままである。いや、
よく見ると僅かに空間が揺らいでいる。

「そこに誰かいるのか?」

「へえ。僕の姿を捉えられるとはやるねえ。」
徐々に姿があらわになって現れたのは黒いローブを纏い、黒い仮面を
かぶり、タヒ神のような鎌を携えた男だった。

「僕はキルポーン。ポンデス軍暗殺部隊の筆頭さ。」

「あ、暗殺部隊だと?」

「君達がここまで来たから僕が出張ってきたんだけどティーセン君が
珍しく苦戦していたみたいだからね。君は僕が始末してあげよう。」

キルポーンは再び姿を消して鎌を振るった。

ぽん子Ⅱは結界を張って攻撃に耐え、キルポーンの姿を捉えることに
意識を集中させた。そして空気の流れを読むコツを掴み、ついに
キルポーンを見つけることができた。

「そこだ!」
ぽん子Ⅱはパンチを入れようとしたが、突然腕に裂傷が走った。
見ると血塗れの刃が宙に浮いていた。

「惜しかったな~。もう少しで君の腕が裂けるところだったのに。
それは不可視の刃さ。ここら一帯に張り巡らせてあるから下手に動くと
君の首が飛ぶよ?」

「クッ!」
ぽん子Ⅱは焦りの色を浮かべ、身動きができなくなった。

「さて、君はそろそろタヒにたまえ。」
キルポーンは身動きできないぽん子Ⅱに斬撃の嵐を浴びせた。

「うぐわ~‼」
ぽん子Ⅱは後ろを振り向きながら仰け反った。

その時、やっと痛みが治まってようやく再起動したティーセンの目に
映ったのはブラジャーが破け、ちく…ゴニョゴニョが見えそうに
なっていたぽん子Ⅱのバクヌー。

バリン‼
ティーセンの目がサングラスを突き破って飛び出し、ぽん子Ⅱの胸に
釘付けになった。

「マズい!」
慌てて視線を逸らそうと顔を上に向けたが時既に遅く大量の鼻血が
噴き出してキルポーンと不可視の刃を深紅に染めた。

「なにっ!」

「しめた!あーたたたた!」
ぽん子Ⅱはパンチとキックの連打を浴びせ、

「先斗椪龍破!オワッター!」
キルポーンの胸に両拳を突き入れた。

「ぱっ!びっ!ぶっ!ぺっ!ぽおっ‼」
キルポーンは胸から血を噴き出し、爆散した。

「危ないところだった。とにかく先を急ごう。」
ぽん子Ⅱはエレベーターに向かった。

ちなみにティーセンに先斗神拳が効かないのは液体生命体だからだ。
しかし鼻血を出した際に肉体部分まで噴き出してしまい、悶絶して
いたため再結合もできず、結合のリミットを超えたため息絶えたのだ。

つづく

アバター
2024/07/03 23:33
今回は、警察官風の人物......料理.......下ネタを文章にいれたのね.......
いろんな発想してくるね.....
次はなにかなぁ?
アバター
2024/07/02 19:17
ティーセンとキルボーンは自滅したのかしら・・。 ぽん子Ⅱさん良かったね。



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