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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 446 のび太と空の理想郷

子供と一緒にどらえもん見た。いや~。なんか昔のドラえもんは、のび太を育てることに重きが置かれていた気がするけれども、映画のドラえもんはちょっと違うっぽい感じになってた。

 どらえもん達が、異世界を周遊

 どらえもん達が、異世界をめぐるという映画だった。どらえもんって、昔の漫画では、いっつものび太という情けない~と言われる男の子が、欲望を叶えるためにどらえもんアイテムで、のび太の煩悩を満足させる…っていう漫画だったような。そして大体、いつもやりすぎて失敗、というなんだか訓戒的で、のび太のえげつない心を満足させつつ、それはよくないですよね~という着地に終わるみたいな印象があったんですけども、

空の理の映画では、自由な心というものを、ドラえもんサイドが大推進していた。のび太たちのどうしようもない怠惰とかもろもろの、煩悩は最高じゃないか~~~!と、ドラえもんサイドが大肯定していた。なんだか時代の趨勢を感じました。

どらえもんが…どらえもんが言う言葉にちょっとここ数年で一番精神が軽く発狂しそうになった。びっくりした。ゾっとした。ちょっと奇声をあげては~~~っと叫んだら落ち着いた。子供が「…?」という変な目で私を見ていた。どらえもんの言葉が一番私の心を傷つけるというか、まさかどらえもんが私をおかしくさせる存在だったなんて知らなかった。自分のメンタルって、何言われても大体大丈夫~と思ってた。夫にひどい事言われても、けっこう大丈夫、と思ってたけど、どらえもんにもし酷い事言われたら、立ち直れないかもと予感した。どらえもんが私の弱点だったみたい。どらえもん怖い…。どらえもん怖い。よく考えたら、どらえもんっていっつものび太も見捨てない存在で、そんな誰からも好かれる存在がもしお前なんか嫌いだーとか言ったら凄く絶望だろう。みんなにだれからも好かれるのび太も絶対見捨てない優しい人って、一番怖い…。どらえもんが怖いのも含めて、面白いアニメである。

子供は何がどう面白いのか、でも面白いって言ってた。面白いって言う子供に私は、ほんとうに、どこが?と、興味深いとしか思えないのです。

しずかちゃんの悪いとこ
 しずかちゃんというのはアイドルみたいなキャラで、欠点なさそうで、みんなから好かれるみたいな位置だと思ってたけど、空の理想郷ではしずかちゃんの弱点というか、短所は「強情っパリ」と言われていた。へぇ~と思った。しかもそれは、理想郷の不思議でもどうしようもできない程のレベルらしいという。そういう視点でしずかちゃんを見た事がなかった。強情…?と、なんだかアダルトなスピンオフな意味を感じさせてくれたり…よく考えたら、いつもお風呂覗かれて…しずかちゃんって、アニメの中で大人を感じさせる人である。




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