わたしみたいにかわいかったら

子供が今日、「ねぇねぇ、おかあさんはさぁ、もしわたしみたいにかわいかったら、この服、似合ってたかな～？」

って言った。

うおおおおお…毎日かわいいと言って育てた結果、そんな事をくちばしるタイプの人になっちゃったんだ…私のせいで…とちょっとヒヤっとした。

「ううんどうだろうね。そんなにかわいかったら似合ってたかもしれないけどね～おかあさんだからたぶん子供ちゃんみたいにかわいくないと思うよ」

って答えたら、子供はふぅ～んと納得していた。

それにしても、自分という存在は、かわいいと信じて疑っていない子供にゾっとした。ごめんよ…子供。君はそんなに世の中の基準でいったらそこまでかわいくないのに、親のせいで自分をかわいいと思っているのだ…とこれからくる現実と自分の夢のギャップを考えて、いつか私のせいでとか言われるのかとヒヤヒヤした。まったく私のせいなのだから。こんな、自分のことをかわいいと思っている発言がでてくるなんて…。そんなんじゃないんだけどな…と思ったけど、まあ子供の時代の子供特融の自己イメージなのかなと思って、「おいお前いうほどよそさまに比べたら、そこまで言うほどにはかわいくはないんだぞ」と真実をつきつけることを後回しにしてしまった。親のせいで、いったいこの子はどーなるのやら。先が…楽しみです。まあいつか夢から覚めるのでしょうけども、そんなかわいい幻想から覚めた大人になった子供にあんたって親はって私に説教するような立派な人になって欲しいものであります。