Nicotto Town


モリバランノスケ


お蝶の存在

今朝は、始めの内は、空に雲がかかりばっとしない天気であった。が、今は、日差しが照りはじめており気持ちの良い一日に成りそうだ。私達夫婦は、我がFamilyの皆と、Breakfastを楽しんでいる。そんな中、窓ガラス越しにタカオの姿。

私は、彼を、ログハウスの中に、招き入れた。開口一番、タカオは、こんな言葉を口にした。

(お蝶が、生きているんだって!。そして、今、ここに来ているんだって!)

アオコは、初めて目にする、息せき切って喋りまくる、大きな図体のタカオの姿に、強いものを見たとでもいうかのような表情をして、驚いている。クモ吉は、そんなアオコに、優しく諭すように言葉を掛ける。

(心配しなくて良いんだよ!。ここに居るのは、大鷹のタカオ。貴女のお母さんの大大大親友)

クモ吉の、その様な優しい言葉に、アオコは胸を撫で下ろす。そして、タカオに語り掛ける。

(失礼しました。貴方は、鳥族の中でも、一番の雄々しき姿をしておられるから。先程からの勢いに、少しばかり、圧倒されてしまったの)

そして、一呼吸おいて、再度喋り始めた。

(始めまして。私は、母親お蝶の娘で、アオコと申します。生前、母は、大変お世話になりました。其の節は、本当に有難うございました)

私は、二人の間に割って入り、アオコをフォローした。

(実は、アオコは、母親お蝶のメッセージを彼女から託されて来たんだ。昨日それを我々に披露し読んでくれた。その中で、お蝶の○私は生きています。何時も貴方がたの側に○との言葉が述べられていた。それが、この森中に広がった)

タカオは、目を凝らし、辺りを見回している。

然しながら、その姿は、五感では捉えられないだろう。

○おかしいな?。タカオには、我々には衰えてしまった、研ぎ澄まされた第六感が具わっているはずなのに!○




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