ギリシャ３日目となると緊張もほぐれ飲みたい気分に　みながなっていた。その中の旅行慣れした　夫婦がツアコンに「安全で飲めるところはないか？」と質問した。

ツアコンは　「ネオス・リガスがおすすめと」歌謡酒場のようだ。有志を募ったところ５人が手を挙げた。

　日本ほど治安はよくないのでタクシーで行き　ドアトゥドアで入場した。場内は広いステージを大勢のお客さんが囲んでた。日本人が入場したという場内放送があったようだ。ステージの歌手たちが　青い山脈　関白宣言を歌いだし歓迎してくれた。

　さすがにここは大陸だ。多々の国の言葉が飛び交う。我々はステージ横の席に案内された。となりの席の人々は　イタリア人のようだ。私と目が合った外人がに話しかけてきた　「Sei　Giapponese ? 」　日本人か？と翻訳した。「Si 」シー

確かYESは　シー　だ。　とっさに　「Congratulationns  on winning World Cup Soccer 」と英語でワールドカップサッカー優勝を称えた。通じたようだ。

「campione!」カンピオーネ！　英語でチャンピオンのことだそうだ。ろくに言葉も通じないのに仲良くなった。ワインをいただいた。いつも間にか彼らは私を「ナカタ」「ナカタ」と呼んでいた。サッカーの中田英寿＝日本人のようだ。

　場内が暗くなりステージにピンスポが　美人のダンサーがセクシーなドレスで現れた。場内の男性客を指さし　ステージに上がれと。私も指名された。五人の男性が女性ダンサーと並ぶと　ベリーダンスが始まった。ジェスチャーで腹を出せと。シャツをまくり上げ　腹を出したら　場内は大爆笑！ダンサーの真似をして踊るとまたまた大爆笑～　東洋人は私だけ２～３分の　オンステージだった。

　退場するも女性ダンサーが　待てとシャツを引っ張る。私がMVPで賞品とワインを一瓶くれた。拍手歓声が挙がった。何かせねば　以前　練習した　ムーンウォークで後ろ向きで退場した。まさか　うけようとは？！

　ヨーロッパ人は　マイケル・ジャクソンをあまり知らないようだ。席に戻るとイタリア人が　今のは日本のダンスか？と・・説明ができないので　Si　（はい）と答えた。エキサイティングな一夜であった。

続く・・・