Nicotto Town


モリバランノスケ


ウサコの夢#3

今朝は、少し風がある。が、良い天気だ。昨晩
微かな弱雨があったのか、草木樹木達の葉上や地面が、湿り気を帯びている。我がFamilyは、揃って元気に朝を迎えて、Breakfastの最中である。
皆んなの気持は、続夢を聴きたい事で一致!。

ウサコは、皆の空気を推量り、話し始めた。

○私は、アフリカ、カメルーン、第一の商業都市デュアルにある、ホテルの中庭に生きているマンゴーの大木枯木なの。枝の先々には、隙間なく、完熟した実が、ビッシリと付いていて、老体には重すぎるとではないと見えるらしい。

今日も、決まった様に、スコールが通り過ぎました。赤道直下で、灼熱の太陽が照りつける地帯だけれど、にわか雨の後は、少しホットします。枝の上で、雨宿りしていた、トカゲも一息ついています。彼は、私の仲良しトカオです。

日本列島に生息するのは、彼の仲間のカナチヨロで、体長10cm程ですけれど、彼らは、50cm。気が優しく悪さはしません。街なかでも、道端や塀の上でも、日向ぼっこをしています。今朝も、トカオと、挨拶を交わし、話をしました。

私 (おはよう。寝覚めはどうですか?)
彼 (オハヨウ。Goodですよ。貴方はどう?)
私 (私も、Goodです。今日も1日、お互いに、 
  で元気に生きましょう)

それから、トカオは、昨日の出来事を話してくれました。そこのホテルに滞在している人物と友達になったと言う事です。その人は、日本の自動車メーカーの方で、販路拡張の為、当地に滞在しているそうです。 

その話を聞き、私もその人を知っている、と、感じました。2,3日前に、ここまで来て、下から、私のことを親しげな眼差しで、見ていた人だと。優しげな、思慮深い、その方の仕草から、気持ちが通じあう人だと、気付きました。

私 (こんにちは。私に興味があるのですか?)
彼 (日本では、南の地方、九州で、ハウス栽培
  されている、マンゴーしか知りません。
  貴男の様な、太い大木は、始めてです!)

それから、私達は、色々・・と話をしました。その最中に、又、スコールが。彼は、私の下で雨宿り。雨雲は、直ぐに通り過ぎ、その後、空には、綺麗な七色の虹が。家屋の垣根、街路樹は真っ赤なハイビスカスなので、対比が見事○

ウサコは、ここまで話すと、宇宙の彼方を見つめ、意味の世界を彷徨うかのように黙り込む。

ピョン太が、(俺も、アフリカに行ってみたいな)
と、一言。お蝶も、(私も)と、相槌打っている。




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.