Nicotto Town


モリバランノスケ


ウサコの話#4

今日も、気持の良い、爽やから日和だ。季節は
4月半ばではあるが、正に、五月晴れだ。私達Familyは、何時もの様に、Lunchを楽しんでいる。

お蝶の体調は、目に見えて回復してきた。それを証明するかのように、(話の続きを、聞いていただけますか?)と、自ら切り出す。無論、皆が望んでいることなので、異論があろうはずはない。

お蝶は、心の底から、言葉を取り出すかの様に話し始めた。

○常々、私には、不思議でならない事が有るんです。

何故、私達はこうして話ができるのか。人間(ご夫妻)、動物(ピョン太)、昆虫(お蝶)、植物(老クスノキ)、そして、私、他生命の垣根を超えて。

昨日も、言いましたが、あの神々しい朝日さんの美しさを仰ぎ、分かったんです。美しいと感ずるのは、私達が、産まれながらに身に付けている共通の能力ですよね。それを使って話しているのだと。

私は、更に、もう少し深く、分かったんです。私達は、同じ様に感じる意味の世界(宇宙)を大事にしているから、話をする事が出来るのだと。

私達の、生き様は、こんな感じでしょうか!。

1. 対面するある事に、何かを感じる(感動)
2. その感じを、意味の世界に持ち込み相応しい
 意味を探す。
3. 見つけたら、相応しい言葉に変換する
4. それを、外に取り出し声に出す
5. そして、文字(文学)、音(音楽)、等の得意な
 方法で表現する

何れにしても、小難しい事は、抜きにして最初に、素直な気持ちで、<<感じる>>、事が、総ての始まりです。○

お蝶は、ここ迄話すと、宙の一点を見詰めた。




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