Nicotto Town


モリバランノスケ


はるがすみ

今朝、目を覚ます。戸外はドンヨリとしている。朝日の訪れが無いからだろうか。毎日の習慣で、瞑想を行い、心身を統一して、やおら、起き上がる。ログハウスの窓から、外を覗く。そこには、一面に真っ白な世界が拡がっている。

我が家は、小高い丘の上に在る。房総半島の、この辺りは、今、丁度、雲の群れが、通り過ぎている最中なのだろう。正に、霧(夢)中である。じっと眺めていると、白い霧のような塊(雲)が、左から右へ(西から東へ)、微かに流れているのが、分かる。そして、雲の群れが、少しづつ薄くなり、草木や樹木の輪郭がハッキリしてきた。

隣で寝てる、妻に、満面の笑顔で、(おはよう)(よろしくお願いします。今日も一日、元気で生きましょう)と、挨拶を交す。それは私の流儀である。長年に渡り、苦労を掛けた、彼女に対する、私の心から出てくる言葉と笑みなのだ。

それから、階下に降りる。その時には、先程、この辺りを、覆っていた雲達は、だいぶ流れ去り、薄雲の間から、私達の丘と、谷間を挟んで向こう側に拡がる丘陵の風景が、浮かび上がって来ていた。その丘陵の中腹に、人家が遠望出来た。きっと、あちらの家(住人)からも、雲間の中に、我が棲家が、垣間見えている事だろう。

すでに、起きている、お蝶、チャム、カスタムと、(おはよう!)と、朝の挨拶を。彼等からも、元気な声で、(おはよう)(オハヨウ)(おはよー)と、返ってくる。それから、皆で、ラジオ体操を。そして、それぞれに、朝食の準備を整えると、Breakfastを、愉しむのである。

私は、今朝の散歩、どのルートにしょうか、と考えている。

下に降りて、満開のシャクナゲ達と、それとも
丘を上って、竹林を訪ね、竹の子達と会話を。




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