Nicotto Town


モリバランノスケ


続々々たかおの話

昨日は、真夏を思わせる暑さだった。今日は、平年並みの気温だろうか。けれど、チャムと連れ立っての朝散では、庭の中を歩いたりするだけで、少し汗ばんでしまった。ただ、風も無く穏やか。満開の桜達には、絶好の日和である。

(たかお)は、午前中に我が庭、林、近隣の山を、上空から見下ろして、滑空してきたらしい。私、妻、お蝶、チャム、カスタムと一緒に、Lunchの席に着いた彼の表情からはさぞ満足したらしい様子が見て取れる。それは、彼がこの山に定着しょうと決意し、我々もそのことを心良く受け入れた事から来る安堵の気持の現れだ。

(たかお)は、高ぶる心を、押さえきれないとでもいうかのように喋り始める。

(先程、老クスノキ様と、色々と、自分の心に、深く広く響く話をさせて頂きました。そして、話の最後に、私から、<この山での、私の根城を、老クスノキ様の樹上に>と、御願いしたのです。嬉しいことに、快くOKを、頂きました)

それを聞いていた、周りの皆からは、(おめでとう、良かったね)と言う、祝福の言葉が。私は、
心のなかで、彼にとっても、この森にとっても、
○今日は、4月1日。何事も、始めるのに、最適だよね○、と、独り微笑みなから頷いている。
これから、彼が、その場所を足場に、どの様な人生(?)を築き上げるのか、大いに楽しみだ。




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