好きと依存は似て非なる
- カテゴリ:日記
- 2024/03/30 01:37:09
ようやく染井吉野の開花の知らせが届きましたね。
この春、一番の話題は、大谷翔平の通訳である一平氏の
ギャンブル依存症告白と約7億円の使い込みではないでしょうか?
あ、そういえばマスコミとかは依存症を
【いぞんしょう】って言ってますけど
正しくは【いそんしょう】なので、ちょっとモヤっとしますw
世間的には、好きが行き過ぎて依存症になると思われていますが
この2つ、実は正反対な脳の働きをする
ということは意外と知られていないような気がします。
好きなことをした場合、脳内から幸せホルモンが分泌され
満ち足りた、幸せな気分になります。
ところが依存症の人が依存対象のものを行ったとしても
この幸せホルモンは、殆ど分泌されません
これについて不思議に思うかもしれません
「じゃあなんで依存症の人は、それを辞められないの?」 と
依存症になると幸せホルモンとは逆のものが分泌されてしまうのです
不幸せホルモンともいうべき物質がそれで
焦り、イライラ、沈む、落ち込むという気分にさせられるのです。
これが日常的に分泌され続け、依存対象を行っているときだけ
分泌が止まるというメカニズムなんだそうです。
誤解を恐れず、すごーくわかりやすく言うと
ギャンブル依存の人は
日常ずっと、頭痛耳鳴りがしている状態で
ギャンブルしているときだけ頭痛と耳鳴りが収まる
そんな感じが近いと思います
要するに、好きでやってるわけではなく
逃れるためにやっている感じなのだそうです。
これを聞いて勘のいい人は気づくと思いますが
ドラッグってこれを短期間に強制的に引き起こしてるわけなんです。
好きがポジティブな効果に対して
依存はネガティブを打ち消す
人間というのは長時間痛みにさらされると狂ってしまいますから
どちらがより強いかは自ずと見えてきてしまいますよね
傍から見たら一平氏の行動は到底理解できないものですが
依存症であったなら、ある程度理解できてしまうのがこの問題の怖い所です。
ギャンブルをする人たちの間でまことしやかに流れている言葉の中に
『使ってはいけないお金に手を出してからが本当のギャンブル』
なんてものがあります。
なんとも狂気を感じる言葉ですが、これこそ芯を食ってる気がします
現代においても、死ぬか生きるかの斬り合いを望む人が
一定数いるんだな~
『使ってはいけないお金に手を出してからが本当のギャンブル』
を地で行っていたのか…。 昭和のドラマ~
最近はコンプラ強めで、こういうクズっぽい人は出てこなくなりましたよね。
「あんたやめてそれは子どもの給食費」
「バカヤロー、俺が十倍にして返してやるわ」
なんて寸劇がありましたね
こうなったらおしまい…
依存症は誤読がいつのまにか定着した感じですね。
捏造がねつぞうと読まれるのと一緒です。同じ意味の『でっちあげる』からわかるように
でつぞうが正しい読みなんですが、こう読める人は少数な気がします。
依存症のシステムが好きの逆であるってのはなんだか不思議な気がしますよね~
依存症の仕組み、なるほどと思いました。
幸せな気分になるためにするのではなく、不快なことから逃れるためだったのですね。
私はてっきり、そのことをすると幸せになれるからと思っていました。
常に不快な気持ちが続いてる状態、そこから逃れるためかぁ。。。
依存症を治すとなると大変そうですね。
「使ってはいけないお金…」これは手を出しちゃダメな領域ですよね。
そこからって、、、そう思ってしまうって怖いですね。