3/23 キラキラと4択
- カテゴリ:タウン
- 2024/03/23 03:11:00
仮想タウンでキラキラを集めました。
2024/03/23
集めた場所 | 個数 |
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ニコット山 | 5 |
教会広場 | 5 |
4択 「赤」
キラキラ 「ニコット山」右の小屋 横
「教会広場」ハート
4択 戦隊ヒーローになれるなら何色? → 赤
赤色は比較的その染料が手に入りやすいので古代から使われてきた色だという。
紅花+媒染剤(灰汁と酢)
蘇芳+媒染剤(灰汁とミョウバン)
茜+媒染剤(灰汁とミョウバン)
で赤色ができたという。
紅花はアフリカ・エチオピアが原産と言われるが地中海やエジプトを通して世界中にひろまる。
紀元前2世紀には北方遊牧民の匈奴に伝わり漢の武帝はその地を専有したという。
しかし後漢の時代には中国本土にも広がり日本には5世紀にもたらされたと言われている。
日本名で「末摘花(すえつむはな)」とも言われる。
源氏物語で、顔は醜いがその心ばえが素晴らしいと源氏の元にはべるようになった「末摘花」の姫君だ。
お鼻の先が赤いから「赤い花(赤い鼻)」でその名を頂戴したのだっけ。
花は最初は鮮やかな黄色で、オレンジ色を経て赤く変化する。
黄色色素(サフラワーイエロー)は水溶性で、アルカリ性水溶液に可溶な赤いカルタミンを有するが色色素はわずか1%しか含まれていないそうだ。
黄色が水溶性であることを利用して、染める時はまず花弁を1晩水につけて、濾し布で濾し、布の上にのこった花弁を水であらって完全に黄色を洗い流す。
その黄色い水は黄色の染色に使われる。
次に赤色が溶け出すアルカリ性水溶液(灰汁)に1晩浸し、すくった紅花を絞り、酢を入れて色を調整したあと被染め物を投入し染めていく。
最後に酢を20%に希釈した水溶液に10分程浸し、酸止めをする。
水でよくあらって日陰で干してできあがり!!!
・・・なのだが、この方法だと黄色が混ざることが多い。
てか、混ざる。
なので、更にもっともっとキレイに赤くしたい場合は、上の手法で木綿をまず染めて、その木綿をアルカリ性水溶液(灰汁)に浸して赤い色を取り出して、それで染めるらしい。
しかし。
こんにゃくの時も思ったけれど、本当に昔の人は手間暇かける。
正倉院展でみた赤い衣装なのだが、太陽の下にでると黄金色に見える染め方&織り方といい(天皇しか着用できなかった)、「一般的に手に入る赤い染め方」をこれでもか!!と工夫を凝らす。
勿論、天皇が着用する衣服は職人の中でも超1級のものが最高の技術と手間暇をかけて作るのでその凄さは現代の染色師も舌を巻くほどだが、一般人の服装も古代から染め方や織り方を工夫していた。
麻と楮や芭蕉、葛(くず)、い草、菅(すげ)などを混ぜた糸で作られた布で作っていたのだが、その再現は凄く難しかったらしい。
麻と混ぜると、糸が凄く切れやすいのだとか。
それで布を織って衣服を仕立てていたのだから、一般用の衣服を作る職人だって技術力では凄かった。
そして、その衣服だって無色ではなかったのだ。
奈良時代には上位の人々は絹織物をまとっていた。
無位無官の人は違ったが、それでも公事(くじ:朝廷の政務・儀式・行事など)に従事する人には全員に朝服に似た制服が貸し与えられた。
その制服の色は黄色。
明治時代まで無位の制服は黄色と決まっていたそうだ。
紅花の赤色をとる過程で大量にでる黄色を使ったのかもしれない。
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- もふもふ0304
- 2024/03/23 08:03
- 昔の人ってすごいねえ。
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