【スプリングS】この時期些か食傷気味の中山内１８００。去年みたいにハイペースになったり道悪になったりとイレギュラーはあるものの、序盤のペースは上がりにくいけど中盤～後半は緩むポイントがなく持続力勝負になるのがこのコースの基本形。逃げ馬の好走は少ないけどかといって極端に後ろから行く馬の好走も少ない。好位～中団辺りで運べる馬が良さそう。道中それなりに流れるからかドスローの上がり勝負を勝ってきた馬よりは小回りやマイルの速い流れを経験してきた馬の方が信用しやすい印象。血統ではスピード型ノーザンダンサー系やロベルトの血が目立つ。

シックスペンスが想定１番人気になってるのはちょっと驚き。中山１６００で２戦２勝やけどやたら時計も上がりで出てた秋冬の中山としては勝ち時計もラップも平凡そのものやし、２戦とも好位からロスも抑えて上手な競馬も出来てたからね。国枝厩舎やからパフォーマンスを上げてくる可能性はあるやろうけど、個人的にはこういう数字の裏付けがない人気馬は嫌った方が長期的に見れば回収率は上がると思ってるから買っても押さえまでかな。ウォーターリヒトは２走前のシンザン記念はハイペース＋内が荒れてきてた馬場を味方につけて外から差してきただけと思ってたけど前走のきさらぎ賞では前が残れる緩い流れで馬場の真ん中（各馬外を回したから相対的には内目）から差して来ての２着は評価せなあかんなと。まぁ、勝ったビザンチンドリームはアホほど距離ロスがあったから勝ち馬より上の評価とまでは言えへんけど。２戦続けて穴をあけて人気になるタイミングではなかなか狙いにくいけど速い流れにも対応してるし馬券的には買わなしゃーないかな。ジュンゴールドは前走京成杯は不利な大外枠はあったし、レース前から入れ込んでたりレース中掛かったり色々と敗因はあるにしてもちょっと負けすぎ。新馬戦はア入れが楽やったにしても強い勝ち方やったし、２走前の紫菊賞も時計や上がりはまずまずの内容ではあるんやけどね。この時早めにハナに立つ競馬をさせたのが良くなかったんかな。能力的には通用して良いとは思うけど判断が難しいね。ペッレグリーニはここまで４戦直線の長いコースばっかり使われてるけどレイデオロ×ネオユニの血統からは中山の方が向いてもおかしくはない。ただ時計的には特筆するような内容ではないしスローの上がり勝負しか経験してへんのは看過でけへんポイント。メイショウタバルは前走つばき賞の勝ち時計は２週前のきさらぎ賞と０秒１差と一概には比較でけへんけどまずまず優秀。後半４Fのレースラップ11.4-11.1-11.1-11.8を早め先頭で押し切ったように持続力に長けてるしコーナー部分でしっかり加速出来てるあたり、この時は外回りやったとはいえ内回り向きの機動力はありそう。あとはジューンテイクやブエナオンダあたりも気になるけど複数登録でどこに出るかわからんから何とも。