Nicotto Town



重賞展望


【ダイヤモンドS】中盤が締まった流れになった20年や23年、スパート地点が遅く3F瞬発力戦になった19年みたいなイレギュラーはあるけど基本は21年、22年みたいな前半~中盤スローで後半5Fロンスパ戦という長距離重賞らしい流れになりやすいレース。過去10年でも逃げ馬の馬券圏内は1頭と位置取りや立ち回りの上手さよりも末脚のしっかりしたタイプが力を発揮しやすい印象。血統では長距離重賞の常連・ステイゴールド系やトニービンの血が目立つ。

テーオーロイヤルは長期休養明け2戦目の前走ステイヤーズS2着。これはこの馬含め後ろの騎手たちが悠長に構えすぎたのが原因で、3600m戦で自身上がり33.9の末脚を使いながら勝ち切れへんかったことからもそれは明らか。復調はしっかり感じられたし、長距離実績もここでは1枚も2枚も抜けた存在。このレースの一昨年の勝ち馬と適性面でも問題ない。斤量も58.5なら酷量とまでは言えへんし普通に走りそうやね。サリエラはスラっとした無駄肉の少ない馬体やスタートの遅さ、加速に時間がかかることから筋力のないステイヤータイプで距離延びて良い可能性はある。未知の可能性に賭けるのは1つの手ではあるけど実際長距離を走ったことはないわけやし、牝馬が55.5キロを背負って3600メートル走るのは楽ではないやろうからね。流石に2番人気想定じゃ重い印を打つ気にはならんかな。ワープスピードはドレフォン産駒ながら前走ステイヤーズSでは4着と好走。ただ流れが遅くスタミナが問われるレースではなかったし、この展開で後ろのテーオーロイヤルに差されたことを考えれば能力差は明らか。今回ハンデ差はあるけど逆転まではどうかな。ニシノレヴナントは父ネロ、3代母ニシノフラワーという血統で中距離戦でやれるのは驚きやけど前走はかなり上がりが速かったようにスタミナが問われるレースとは言えへんかった。本質的なスタミナが問われてどうか。今年は10頭立てで穴も何もないけど強いて挙げるならまずはヒュミドール。前走の負け方は正直うーんという感じには映るけど去年の2着馬やしバビットやないけどこれも高齢になって突然思い出したように走るのがステイゴールド系やからね。あとはワンダフルタウン。近走好走してるのは緩い流れの時で中距離では追走面でしんどい印象。前走は斤量差もあったと考えるなら。3歳時に本質的なスタミナを求められる青葉賞に勝ってるのもここ向きなイメージ。





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