Nicotto Town


モリバランノスケ


ポプラ並木

私は、街中のカフェで、寛いだ雰囲気に浸る。
窓から遠望出来る円山方面を眺めている。この街で過し育まれた、幼少期から青年期の懐かしい思い出が蘇ってくる。私は、円山公園にほど近い場所に出生した。

父が、転勤族だから、円山小学校に入学したのもつかの間、一学期を過し、東京渋谷区の八雲小学校に転校する。それからも転校を繰り返えしたが、中学迄の成長期は、全国でも有数の酪農地帯、競争競馬馬の誕生地で過ごす。風光明媚な牧場、深く美しい原生林、多くの野鳥が渡来する沼。大いなる自然は、私の感性を育む。

高校、浪人時代は、札幌で過ごした。観光名所でもあるポプラ並木、植物園、大通公園の近くに住まう。新鮮な大気の中での早朝マラソン。

私は、幼い頃から、絵、詩、文章を書くことがとても好きな幼児、少年だった。何故だろう。
人間社会の理不尽さに、それとなく、気づいていたのかも知れない。そのような生活環境の中で、言葉の持つ力に魅せられて来たのだろう。

その頃のデッサン帳に走り書きされていた詩。




ポプラ並木の中で
セミの声を聴いていたら

見つけたよ

小さな小さな稲の子供と
小さな小さな生まれて間もないトンボの子供

まだ、飛び方も知らない様なトンボの子供が
まだ、穂も出ていない小さな若緑色の稲に
ちょこんとすわって休んでいるんですよ

夏っていいな







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2024/01/24 13:17
すてきな詩ですね。
私もよく詩を書いていました。



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