Nicotto Town



1/6 キラキラと4択

仮想タウンでキラキラを集めました。

2024/01/06
キラキラ
集めた場所 個数
自然広場 10
神社広場 5

4択  「スシロー


キラキラ  「自然広場」 花壇 水路 右上隅

     「神社広場」本殿  

4択  お寿司屋さんといえば? → スシロー



この前ふとみた動画でドイツ人が「この前日本に行って本場の寿司を食べたわ!ぐるぐる回っているところから好きなメニューを取れるのよ!」と言ってて、それは・・・本場といえるのか?と首を傾げた。
しかも築地(の近く?)まで行って!!

でも日本語も知らない、寿司を頼むこともできないでは回る寿司はわかりやすくていい。
実物が回って来るのだから例え寿司を知らなかったとしても見てわかる・・・と思ったがもし外国で全く知らない料理がぐるぐる回っていたとしたらわかるだろうか・・・?

でも写真も食品サンプルも、全く知らない土地の知らない言語で名前を1行かかれているよりはマシだ!

食品サンプルは日本独自のものだ。
大正~昭和初期に日本で生まれた、商品名、見た目、価格を視覚的に説明するのにうってつけのこの手法の元祖は諸説ある。
・日本で初めて食品模型製作の事業化に成功させ、今日広く普及している食品サンプルの基礎を築いた岩崎瀧三
・食堂として初めて食品サンプルを視覚的効果を持たせたメニューとして陳列した百貨店の白木屋
・京都の模型製造者の土田兎四郎、西尾惣次郎
・北陸から来る蒲鉾(かまぼこ)の行商にかまぼこの見本を蝋で作った北村辰雄
彼らに関係性はなく、同時多発で発生したものと思われる。

どんな料理かを見た目でわかるだけではなく、ずらっと料理が並ぶことによってお客を引き寄せる効果もあって食堂は大繁盛。
すると我も我もと注文が殺到し、食品模型は大繁盛したという。

最初は実物を見本として置いていたそうなのだが、すぐに見た目が悪くなる。
なんとかならないかと多くの料理屋が色々なところに相談していて、その中に模型製造者・人体模型製造者・蝋職人などが偶然「蝋でつくればいいんじゃないか?」となったらしい。
それまで「模型」といえば石膏で作られていたものだから、石膏での細かい料理の再現&色付けは無理で、話を持ち込まれたものの、作れないと断念した模型屋も多かったのではないだろうか。

戦時中は模型を作る時に使用するパラフィンが軍事物資とされ手に入りにくくなり、また1943年には食品模型の陳列が禁止となって食品サンプルの営業はできなくなった。
それでも細々と戦死者の葬儀用供物の模型を作ったりしてしのいでいたらしい。
戦後はまたサンプルが復活。
1970年代には蝋に変わって合成樹脂が材料となり、熱によって歪んだり溶けたりしなくなった!

それ以後、大いに発展しまくり、多くの技法が「いつ誰が確立したか」資料なんて全然ないレベルで作りまくり!!
1964年(昭和39年)に藤田末廣が作り特許を取得した米の製法、竹内繁春が編み出した宙に浮くスパゲティとフォークなどは有名であるらしい。

食品サンプルは基本「オーダーメイド」。
店で作られた物を見本に、食材、調理法、盛り付けなどをあわせるように作られる。
とはいえ、オーダーメイドは高い。
時間もかかる。
その店舗の「ウリ」の品ならまだいいが、コーヒーやジュースなどはもう出来上がっているものを買った方が安くて早い。
コーヒーやジュースはまぁいいが、パフェのように「・・・・見本と全然違う・・・」という状態はこうして生まれていたのだった。
見本に偽りあり!!!
あまりに「違う」という苦情が多かったのか、昨今では見本に近いものを出すか、写真にするという手になることが多い。
写真が凄くお手軽になったしね。

最近のチェーン店は食品サンプルより写真豊かなメニューやタブレットメニュー(多言語対応)といった方が多くなっている。
タブレットメニューだと注文までできるし、店員が他言語ができなくても対応できるから楽だろう。
最近はスマホで翻訳が容易になったとはいえ、料理名を翻訳してグーグルで検索するのは手間だ。
パっと見てわかるのはいい!!
「見本と違う・・・」という問題は生じるがな。
やっぱ見本写真は美味しそうにとってるもん!!!

カナダが何かの番組で本当に買ったハンバーガーをメニュー写真に載せるレベルにする!というのがあった。
パンをふっくらさせ、パテの色をなおしと様々な手が加えられていて、食べられない素材を使ったりもしていた。
買ったままのやつではメニュー写真に使えないということだ!!

去年のクリスマスケーキも崩れていた問題が発生していたが、昔に発生したグルーポンの「バードカフェ お節」問題よりは些細なことだ!
https://gigazine.net/news/20110105_groupon_osechi/
(バードカフェ お節問題の記事。写真だけみたらちょっと楽しい)
いえ、発注した人はすごく悲しかったと思うけどさ。

食品サンプルの元祖の一人の北村辰雄はかまぼこ商に「運んでいる間にしなしなになってしまうかまぼこを売る方法はないか」という相談に蝋で美味しそうなかまぼこを作り、それを見せてお金を受取りしなしなのかまぼこを渡す、という商売を手助けしたそうなので・・・そう・・・見本というよりは「夢を見せて」商売をする方法であったのだよ!!
食品サンプル!!!
注文して「サンプルと違うのお金払わない」という文化ではなかったってことだな、日本は。
でもやりすぎると客は来なくなるので夢と現実の間でゆらゆら揺れ動く商売なのだ。
よく「本物そっくり!」とか言うけれど、その本物って「すっごくよくできた時」のやつだもんねーーー。

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2024/01/06 08:35
一度作ってみたい。




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