年の瀬に
- カテゴリ:日記
- 2023/12/28 23:11:35
クリスマスに全日本フィギュアがありました。
色々書きたかったのですが、ここのところ気忙しく、今日はガス欠の心持ち。
今ようやく書く気になりました
昨年の全日本フィギュアは本当に酷かった。
新しい希望は沢山出てきたけど、兎に角転倒転倒テントウムシ!
表現も甘いし、ジュニアに負けるシニア続出。
そんな状態ではオリンピック経験者は勝つのが当たり前、負けるのがおかしい。
その後の選考は文句も出たけど、あれだけ弱いシニア集めて何が順番だと言いたくなる。
つべこべ言わずに、まずジュニア勢に負けるような状態を改善しろと。
それで世界に勝てるんかと。
結果、今年を見ていると、やはり去年の輝き始めた若き挑戦者達が段々と成長し、
去年の選考は残念だけど的外れではなかった。
勿論完全正解とも言えないけど、その時の確実に勝てる最善の選択だった。
今年は長野であった全日本。迷ったけどちょっと忙しいのもあってテレビで観ていた。
今年は新しい力が躍動してとても良かった。
特に男子は完全に仕上がり始めていて希望が持てた。
去年思った鍵山・三浦・佐藤の3人が頭角を現したし、
宇野のショートは本人の技量を存分に使える曲で素晴らしいマッチングだった
その間に挟まれがちな友野は新しい側面を切り開いたし、
何よりスポンサーが無い学生スケーターとして頑張り続けた山本の演技にしびれた。
金満が物言う世界で頑張り続けた山本選手。会心の演技には心をもって行かれた。
山本・友野、常に宇野の陰に置かれがちな2人だけど、努力は負けていないし、
安定感やシニアの円熟味は出てきているし、すごくうれしかった。
フリーの最終組は、皆がそれぞれその時のベストで争えたこと、非常に嬉しかった。
欲を言えば、荒れたショートもベストで争えたら良かったとは思うけど。
結局上位陣で両方荒れなかったのは宇野と山本だったかな?
荒れない技量も実力だけど、全員荒れていなかったらどうなっただろうと思う。
また、皆が興奮する一方で、
ほぼ完璧の演技の宇野の点数は国内参考になるけど300点行かなかった。
あ、やっぱりこのくらいかと思った。300いってもギリギリ300だもんな。
世界を見ればマリニンがいる、アダムがいる。
色々言っても、ヒリヒリとしたトップ争いに食い込めれるかはかなり厳しいな。
シルバー争いがメインになるかな。
むしろ荒れてあの順位の鍵山の方が、1年後にはかなり肉薄するんじゃないか。
マリニンもますます成長するし表現力もつけるので厳しいけど、
鍵山はジャンプが綺麗。そして既に貫禄の出始めた表現力。
加えて三浦、佐藤も追走してくるから、私はそこにヒリヒリとした戦いを夢見ています。
女子は本当に去年は絶望していた。
ジュニアに希望はあるけど、シニア層がすっかすか。
でも今年、ジュニアからシニアに上がった可憐な花が開花しただけでなく、
ジュニアのリーサルウェポン島田に、新手の13歳上薗。いや本当13かよ。
びっくりしたね。ジャンプこそ島田には劣るけど、13の滑りじゃない、ジャンプじゃない。
大体ジャンプを武器とした選手はたいてい失敗して、その感じ、去年の男子だなと。
ジャンプに大きく加点を期待するけど失敗してしまう。それで伸びない。
坂本を観てると3Aや4が全てじゃない。
最大加速を付けて飛距離が大きく、ブレの無い完璧なジャンプ。
とても美しいと思うし、ジャンプに取りこぼしが無く安定しており、
転ばないので減速せず、他のスピンやステップ、表現力にも力を入れられる。
どこまで最高なんだ。
多分、女子はこれからの1年で今転倒に苦しんでいるメンバーがぐっと伸びると期待してる。
きっとできる。
肌感覚、女子は男子より半年から1年遅れて次の世代が開花してる気がする。
今年の選考は世界選手権は今の本命、4大陸はさらなる飛躍を期待したい選手だと思った。
補欠も豪華メンバーで、選ばれなかった選手、補欠の選手のファンの悲鳴も分かるけど、
こればっかりはどうにもならないし、納得いく戦いの末なら仕方ない。
英断だと思ったのはアイスダンス。
いやアイスダンスにこんな時代が来てくれるなんて。
今までは人がいなさ過ぎて逆に選べない状態だったのに、
まだまだ世界に比べるとってとこはあっても、
真剣に争う、しかも三つ巴で争う状態になったのは、今後の飛躍が期待できると思う。
もうプロに転向したけどかなだいの影響はやっぱり大きかった。
小松原組に比べればってのはあるけど、急成長と話題性に見劣りのしない努力と技量。
それなりに結果を残した功績は大きい。
今度、滑走屋ってアイスショーが始まるそうです。
永遠に羽生推しですが(彼だけじゃなく他にも特別推しはいますが)、
観てみたいなと思いました。
そう言えば得点は伸びませんでしたが、男子にエンターティナーがいましたね。
話題性だけで実力の無い人がアイスショーなんかにしゃしゃってくると、
心の中でかなりイラっとして引っ込めと思ってしまいますが、
あれだけの事をやってちゃんとショートで最後から2つ目のグループにいるし、
エンターティナーとして魅せ方が非常に上手だったので彼はアイスショー向きだなと思いました。
そんなこんなで、あ、もう敬称略で書いていましたが、
今回は寒い中、自宅の炬燵でゆっくり堪能できて、とても満足でした。
ですです。羽生君やネイサンがいた時も宇野君は今くらいの点数で、2人に勝てなかった。
羽生君がプロ転向、ネイサンが学業優先で、上が居なくなっただけであり、
劇的に伸びた訳ではありません。
勿論、スイスに拠点を移してランビの元で伸びましたが、それでもです。
そこに仕上がりの荒いマリニンや頭角を現したアダムが出現。
宇野君の実績が消える事はないし、長くトップ争いに入る事は素晴らしい事ですか、
頭を冷やして外を見る時、このままではダメだなって思います。
300点行かないから駄目ですね
無理ですね。
女子はまだ検討できない状態だし、男子は全日本では盛り上がりましたが、世界ではシルバー争い。
かつて宇野選手はシルバーコレクターと言われました。
さらに上がいるから。
上が居なくなりゴールドになりましたが、
大幅に点数が伸びてるわけではありません。
既に出来上がってる状態なので、これ以上はほぼ無いと思います。本人も認めてます。
ただ、若手はまだ伸びる要素があるので、彼らに期待しても良いと思います。