ベティ・ラヴェットを知らなかった。
- カテゴリ:音楽
- 2023/12/16 12:18:14
今年のグラミーでベストコンポラブルースにノミネートされた、
Bettye LaVetteという歌手の曲が流れた。とんでもなく佳い。
調べた。1946年生! 知名度が上がったのは21世紀になってかららしい。
年期の入った実力派ソウルシンガーといった歌いっぷりも凄いが、
2010年に出しているアルバムの曲目に驚いた。
ブリティッシュロック往年の名曲のカバー集。こりゃ琴線に触れる。
ビートルズの『The Word』のカバーは初めて聴いた。
アニマルズ(ニーナシモン)の『哀しき願い』,トラフィック『No time to live』、
ムーディブルース『[サテンの夜』、ストーンズ『地の塩』等々、高齢者必涙。
特に驚いたのが4曲、どれも見事な歌唱が堪能できます。
ツェッペリンからは後期の名曲『All my love』。
プラントの曲として人気が高いけど、歌詞にほれ込んだのでしょうね。
ポール・マッカートニーの1stソロから『Maybe I'm Amazed』!
マッカートニーナンバーで一番好きなこの曲をカバーしてくれて歓喜。
原曲をフルに生かしたアレンジもつくづく沁みる。
ピンクフロイドから『Wish you were here』を選んでる。
この人の声なら『Pigs on the wing』も聴いてみたい。
いや、『The Nile song』もスゴそうだなー。
とどめ。ザ・フーの最高傑作『四重人格』ラスト曲『愛の支配』!!
2枚組(アナログ)順番に全部聴いて辿り着くカタルシスを、
渋く、ソウルフルに仕上げたバラード。この婆さん、センスがスキだ。
グラミー取れたら次はプログレばかり歌ってもらったらどうだろう。
EL&P『ラッキーマン』KC『エピタフ』Yes『ユアズ・ノー・ディスグレイス』
Genesis『ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ』……期待しよう。