Nicotto Town



今日は北海道の鹿と熊の駆除の話


北海道の鹿の駆除についてようやく少しだけ理解を示してくれる方々が出てきて何十年も胸を痛めて来た私は少しだけ薄い光が見えてきた感じがする。

其れでも鹿は増える一方で被害の額も増えている。

◎問題は農業をやっている方々の被害の事について私が何十年も胸を痛めて来たのではない。
鹿が北海道の自然を破壊して自然体系を大きく狂わしてしまった事を何十年も前に其の現実を目の当たりにした時から始まります。

其れは網走にカニを食いに行った後に釧路から札幌に向かう列車からの窓に広がった裸の茶色の山を見て森林伐採の徹底したやつかと誤解して其れを見知らぬ隣の叔父さんに言った時にあっさりの否定されて鹿の仕業と聞いた時から始まります。

要するに鹿の頭数が増えすぎて餌が足りなくて下草は勿論食べつくして更に冬に雪の上に出ている木の皮をかじって剥いで食べるから其の木は其れで死んでしまうのです。

春になって雪が溶けかかると更に其の下の木の皮と何とか出た新芽は勿論食べられます。
そして去年に食べ残した草も食べつくすの木は枯れて草は食べつくして茶色の裸の山が出来るわけです。

勿論鹿が増える前に大木になっていた大きな針葉樹の皮の硬い木は生き残ります。
だから人間が鹿が増える前に計画的に植えた針葉樹の山と自然のままだった山の違いがはっきりと出て其の奇妙な光景に私が反応した訳です。

やがて木が死んで骨の様に成った風景が車窓から見えます。
つまり線路の近くの森がやがて其の骨のようになった木も朽ち果てる前の風景が続くです。

此れが何度訴えても「所謂動物愛護団体等」の「鹿に罪はない。悪いのは人間だ。もともと鹿の居る所に人間が入り込んで・・・うんぬんかんぬん」の結果なのです。

つまり其の状態になると其の森で生きていた鹿以外の小動物も生きられないのです。

つまり増えすぎた鹿が自然を破壊しているのです。

其れを知ってから私の当時の掲示板に其の問題を何とかしなければいけないと言う問題提起のカキコミと色々な論争が広がって行きました。

所謂NGOとかNPOとかも入り込んでの論争には鹿の唯一の天敵と言われるオオカミを人間が絶滅させたからだとオオカミを放つべきだと言う意見の大論争も置きました。

実際にオオカミを飼って鹿を食べた昔の本来の形にしたいと言う人もいました。

実際に放す事は許可が出来ずに其の後の鹿猟に鹿を追い立てるの側に参加して鹿肉の硬い部分を貰うと言う形を取っていたのをテレビでやっていました。

今は其の方はどうしているのかは解りません。

現在は鹿の狩猟許可地区と狩猟期間を設けてハンターが駆除していますが
人が鹿を食べる部分は鹿全体のほんの一部です。

更に其れだけでは鹿は希望頭数には全然ならずに増え続けています。
何と鹿は狩猟許可地域と狩猟期間を知ってしまったのです。
つまり狩猟禁止期間になると其処に行って餌を食べて狩猟期間になると鹿で混んでいる狩猟禁止地区に移動する鹿が多く出るのです。

鹿は人間が思っている以上に人間を観察して賢いのです。

今は更に深刻な事態になっています。

冬になって熊が冬眠して鹿の禁猟許可期間になってもヒグマが冬眠しなくなったのです。

ハンターは身の危険をさらして鹿を狩猟しなければならなくなりました。

ハンターが銃を持ってヒグマを退治するのですが其れは大変危険が伴います。
つまりハンターの中の弾が当たる場所の距離で弾を撃ってもヒグマが最初に気が付かなければできますが、其の前にハンターに気づいて向かってくると一発目が当たっても二発目の時も当たっても車と同じようなスピードで来ますので3発目も当たっても熊はもう逃げられない所に来ていてハンターを襲います。
ベテランハンターも大怪我をしているのです。しかも複数でヒグマを退治しに行ってヒグマに気づかれてそうなっているのです。
つまり弾が当たる距離等は興奮して突進してくるヒグマからハンターが命を守るには短いのです。

誰もが狩猟用に銃を持って訓練してもゴルゴ13の様にはなれないのです。

ヒグマは人を襲います。人が食べ物を持っている事を知っているからです。
其れだけでなく人の味を覚えたヒグマは人を餌だと思って狙って襲ってきます。
余程冷静な人でなければ強力なクマよけスプレーを的確に使いこなせません。
更に興奮したヒグマは狩猟用の弾の1発では死にません。

ヒグマはとても危険なのです。ヒグマに餌として襲われた人は男女の判別も難しい遺体で見つかります。

ハンターにとっても鹿が増えすぎて行く現状を何とかしようとしてますが今年の様なヒグマの状態も余程なれてないハンターで無いと難しい状態の中で活動しています。

そして殺した鹿は人間が食べれない部分はペットの餌などに加工して無駄にしない様にしてます。

道ももっとハンターが活動しやすいシステムを作るとか現状に置いついた対策を考案する事を望みます。

本州から来るにわかハンターには今は大変危険な状態になっている事も気になります。

そしてハンターだけで生活して行くには現状は厳しいのが現実です。
殆どは狩猟期間以外は別の仕事をしながらと言う人やもともと別の仕事を持っている人が地元のハンターです。

道外から来るにわかハンターには今の北海道の真冬の狩猟は厳しい様な気がします。

もっと現実を理解して欲しいと思うのです。

ましてや人に危害を加えた熊を命がけで退治した人を批難する人には怒りを感じます。

今けっこう若い地元の人達も長い事北海道での現状を知って目の当たりにして来るしている人の現状を見て立ち上がった人達が居ます。

自分はどうすれば良いのかを自分の問題として「可愛い(鹿の目も動作もとても可愛いです)」とか鹿は悪い事はしないと言う思い込みで判断をしないで感情ではなく考えて行動してほしいと思います。




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