映画の社会性
- カテゴリ:映画
- 2009/10/25 23:55:07
ドイツ映画は、あまり日本では上映されないけれど、僕は一本覚えている。
「U・ボート」僕が中学生のときだった。
日本公開が1982年だから、今では知らない人が多いかもしれないが、潜水艦をあつかった映画としては最も有名だと思う。
この映画、第二次世界大戦の映画だけれど、戦闘で勝つことに、全く喜びがない。
そこには、生き残ったことの安堵感と、むなしさが描かれている。
これは、戦後ドイツが背負っている重荷のせいだろう。
ヒトラーの暴挙を背負っているために、戦争に喜びを持たせるような映画など、作る気にもならなかったはずだ。
この映画は、潜水艦乗りが、困難な状況を乗り越えて、港へ帰る物語だ。
勝つか負けるかではなく、困難に立ち向かう姿勢に価値を置いている。
良い映画だと思う。
ふと、「ゴジラ」を見直した今、ゴジラもまた同じように、日本が背負っている重荷とともに、戦後の日本人の、良心が見える映画だと思い知った。
テレビドラマだったら、あんまり重いものは見ていられないのだけれど、映画は、重いものでも覚悟を決めて観ることだってあるので、重苦しい作品があっても良いと思っています。
ただ、やっぱり重いものは、気力が在るときでないと見られないので、売り上げは見込めないかな。
程々に原価を回収できるような映画製作って、やっぱり難しいのだろうな。
テーマが重すぎた印象があり理解できていませんでしたorz
ですが、メインテーマは様々なTVで聴いていた為に
それだけは覚えていました。
大人になった今こそ、観る映画なのかもしれませんね。
今度レンタルしてみようと思います。
そう思わせて下さったブログに感謝します。
ゴジラは私も大好きで、何本かDVDを持っています。
これも色々と考えさせられるテーマを扱っている時が
ありますよね。