旋律
- カテゴリ:小説/詩
- 2023/12/06 00:17:49
旋律が流れていく
その中に止まっている私がいる
ピアノは強く弱く
そして早く遅く意思を伝えてくる
イスに座ったままの私は
揺れ動く彼女の背中を見ている
その上の壁に吊られた抽象画が
何らかの感情を訴えてくる
それは沈む夕日なのか
それは昇る朝日なのか
瞬間が止まっている
それは今にも動き出しそうだ
ああ絵の表面に新たに
音の絵の具が塗られていくのが見える
気が付くと私は呼吸をしていた
静かに
奏でられるピアノの音の強弱に
少し体が揺れた
私は再び
静かに息を吐いた
先日、近所でピアノのミニミニコンサートがありました
集まったのは10人ほど
でも満席
クラッシック音楽は全く分からないけど
ちょっと感激
まぁピアノの生演奏なんて聴く柄ではないのですが
良いものは良いものですよね
音って不思議です
何か力を持っている
そう感じました
それにしても指が器用に動くものです
練習をかなりしているのでしょうね
また機会があれば参加したいものです
生演奏は、規模に関係なく、やっぱりいいですよね。(*^^*)