モクセイ
- カテゴリ:占い
- 2023/10/06 16:07:14
ニコットおみくじ(2023-10-06の運勢)
こんにちは!高気圧に覆われ、九州から関東は晴れ。
北陸と北日本の日本海側は雨で、太平洋側は晴れる。
沖縄は曇り。
最高気温は平年並みか低い。
【モクセイ】 木犀 Osmanthus fragrans Lour.
fragrant olive
Sweet osmanthur
☆モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。
<概要>
〔広義〕
・キンモクセイ(金木犀)
・ウスギモクセイ(淡黄木犀)
これら等を含めました総称名です。
〇キンモクセイ 金木犀 巌桂 Osmanthus fragrans var.aurantiacus
Fragrant Olive
★モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、モクセイ(ギンモクセイ)の変種です。
@樹高
大きいものですと約10mまで成長します。
@特徴
秋になりますと小さくて可愛らしいオレンジ色の花を咲かせまして、
甘くて優しい独特な香りを漂わせます。
@原産地
中国
@開花時期
9月中旬~10月下旬です。
その他・・・
9月に咲き終えまして10月に新しい花をもう一度開花させる2度咲きや、
真夏以外の1年中何度か花が咲きます四季咲き等の種類もあります。
★見頃期間
開花をしてから2~3日程です。
1週間程で散ってしまいます為、
見られますのはちょうど秋の訪れを感じる非常に短い期間のみです。
☆咲き終えますと
小さなお花が地面に落ちまして、
まるでオレンジ色の絨毯を広げたような光景になります。
@名前の由来
金木犀という名前は原種となりました銀木犀が白い小さな花を付けるのに対し、
金木犀は鮮やかなオレンジ色の花を付けることに由来しています。
@別名
「木犀花(もくせいか)」とも呼ばれまして、
これは金木犀の樹皮が動物の犀(サイ)の皮膚とにていることに
由来しています。
原産地の中国の呼び方は・・・
・桂花(けいか)
・丹桂(たんか)
・金桂(きんか)
このように呼ばれています。
@英語
英語ですと「Osmanthus」と訳されまして、
ギリシャ語の「osme(香り)」と「anthos(香るオリーブ)」から、
「fragrant orange colored olibe(香りのあるオレンジ色の
モクセイ科の植物)」と表現されることもあります。
@三大香木の一つ
三大香木とは・・・
・春の沈丁花(じんちょうげ)
・夏の梔子(くちなし)
・秋の金木犀
これらの3つのことを指します。
そして、冬の蠟梅(ろうばい)を合わせますと四大香木となります。
★リラックス効果・ストレス解消効果
金木犀の香りは遠くまで届くことから「千里香」とも呼ばれまして、
様々な効果があるといわれています。
特に金木犀の香りに含まれますβ‐イオノンやリナロールという成分には、
リラックス効果やストレス解消効果があるといわれています。
@花言葉
金木犀の花言葉は、主に強い香りや小振りな姿から付けられています。
①謙虚・謙遜
これらの言葉は金木犀が遠くまで強めの香りを放つのに反しまして、
控えめで小さな花を咲かせることに由来しています。
②気高い人
金木犀には「気高い人」という花言葉も付けられています。
金木犀の花は花弁が繋がっている為、
散る時は花が丸ごと落ちまして、木には花の痕跡がほとんど残りません。
「気高い人」という花言葉には、
このように金木犀の花が潔く散ることに由来しています。
金木犀には古くから気高く上品なイメージがありまして、
中国では高貴な身分であります女性の香水に使用されていたことも
由来の一つです。
③真実・真実の愛
「真実」「真実の愛」という花言葉は、
金木犀の香りが遠くでもはっきり金木犀だと分かる程強いことや
金木犀の存在を隠しきれないことに由来しています。
④初恋
金木犀の甘い香りが一度知ったら忘れられない香りであることから、
「初恋」という花言葉も付けられています。
⑤誘惑・陶酔
金木犀の甘い香りはあまりに魅力的である為、
香りに酔う=「陶酔(心を奪われてうっとりすること)という
花言葉も持っています。
遠くから香ってくるだけでも香りに酔いしれてしまいます為、
「誘惑」という花言葉も付けられていますよ。
☆怖い花言葉
金木犀には「隠世(かくりょ)という花言葉もあることから、
怖いというイメージを持っている人もおられるようです。
「隠世」という花言葉の由来は、
金木犀の強い香りに魔除けの効果があると考えられまして、
神社やお寺に植えられていたことだといわれています。
金木犀は悪い気や礼を退散させるものためです。
又、金木犀は庭に植えますと運気がアップしたり幸運を呼び寄せたりする
縁起物としても知られています。
〇ウスギモクセイ 薄黄木犀 Fortune Osmanthus var.aurantiacus
f.thunbergii
Fortune Osmanthus
・中国及びインドを原産地とするモクセイ属の常緑樹で、
ギンモクセイの変種とされています。
九州に自生するという説もありますが、
一般的には庭木として流通しているものが西日本を中心に植栽されています。
・見た目はほぼギンモクセイやキンモクセイと変わりないですが、
花の色は両者の中間のような淡いクリーム色で、
キンモクセイよりもやや大きくて花柄が長いです。
香りはキンモクセイよりも弱く、ギンモクセイより強いです。
@葉
長さ約8~13cm程の長い楕円形で、
ギンモクセイより少し小さいが幅が狭く、枝から対になって生じます。
葉の縁にありますギザギザ「鋸歯(きょし)」はギンモクセイよりも粗いです。
@枝
分枝が多く、樹高は最大で7m程になります。
★樹皮
ギンモクセイと変わらず灰褐色で、樹齢を重ねますと斑に剥離します。
@特徴
実がならないことで知られています。
ウスギモクセイは雄株と雌株がありまして、
花の後、翌年の初夏にかけて実を結ぶのが特徴です。
☆実
長さ約2cm程の楕円形で、緑色からダークブルーに変化していきます。
@別名
中国ではウスギモクセイを「金桂」又は「銀桂」と呼びまして、
キンモクセイを「丹桂」、ギンモクセイを「桂花」と呼んでいます。
問題 キンモクセイと名付けた方を教えてください。
1、武田久吉(たけだひさよし)さん「尾瀬の父」
2、田中芳男(たなかよしお)さん「日本の博物館の父」
3、牧野富太郎(まきのとみたろう)さん「日本の植物学の父」
ヒント・・・〇NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル
@異様な物
明治23年に正解の人物が東京・江戸川の用水路で、
「異様な物」が水の中を漂っているのを発見します。
@1500種以上の植物に名前を付けたといわれている
明治22年(1889年)に新種「ヤマトグサ」に
日本で初めて学名を付けて発表して以来、
94歳でこの世を去るまで付け続けました。
お分かりの方は数字もしくはキンモクセイと名付けた方をよろしくお願いします。