３日間開催が終わって今週末の重賞はオールカマーと神戸新聞杯の２つ。中山も阪神もコース替わり。

【オールカマー】先週のセントライト記念と同じ中山外２２００で中盤以降緩まず５F前後のロンスパ戦が基本形。トップスピードやギアチェンジ力は求められず、持続力重視のレース。終始インベタの１～３番の馬が１～３着で逃げた馬が４着と雨が内から乾いて極端な内有利やった去年は流石に特殊にしても一昨年も１，２番がワンツー、過去５年でも馬券圏内１５頭中１０頭が馬番１～４とコース替わりの影響か内や前で立ち回れる馬が有利なのは間違いない。血統では中山中距離戦らしくロベルトやステイゴールドの血が特注。ボールドルーラーらナスルーラの血も有力。

まずは実績や能力の元値で１枚抜けてるのはタイトルホルダー。どうもちょっとわからんというか有馬も春天もペースや馬場云々以前の負け方やからなぁ。状態面の問題やろうとは思うけど圧勝した日経賞も特殊な不良馬場やったし、凱旋門賞から帰国後はまともな好走がないだけに判断が難しい。ベストは阪神内回りや中山内回りでコーナー部分でリードを広げる乗り方で中山外回りはセカンドベストなイメージ。道悪なら相対的に有利やけど高速馬場でもスローに落とさん限りはやれる。うーん・・・やっぱり状態次第ってことになるんかな。ジェラルディーナはスパッと斬れる馬やなく２２００以上でのロンスパ戦や消耗戦が得意なタイプ。前走本命打ったけどハイペースの早仕掛けで最後差されたけどもうワンテンポ待ってたら恐らく３着以内やったはず。ここも去年勝ったようにコースや馬場の適性に問題はない。ただ去年は内枠からロスなく走れたけど基本的には内回りでせこく立ち回るのは得意ではないからね。団野騎手で鞍上弱化な感もあるし、内有利な馬場になった時にどういう競馬をするか。ガイアフォースは特徴が分かりやすくて①高速馬場巧者②大跳びでギアチェンジは苦手③外から被されたり馬群で揉まれたりは苦手。同じコースでも上手く行ったのが終始外目追走で野芝オンリーやったセントライト記念で案外に終わったのが外から被されて仕掛け所も遅くて冬枯れの荒れ馬場やったAJCC。そういう意味では今回は条件的に合いそうやし、③もここ２走は馬群の中でも我慢出来てるから克服しつつあるんかもしれん。距離自体は問題ないと思う。ローシャムパークは馬場やコースが向いてるとは言い難かった前走は着差以上の完勝。ただここは一気の相手強化になるし去年のセントライト記念では通ったコースを考えてもガイアには完敗の内容やからね。１年でどこまで追いつけてるか。綺麗な馬場は良いけど本質的には広いコースがベストかな。穴っぽいところではまずマテンロウレオ。内での立ち回りが上手さが活かせる小回り中距離戦はベスト条件。前走は馬場が合わへんかったとのことで評価を下げる必要はない。あとはこｒめお立ち回りが上手いウインマリリン。ただ前走は過去最高の馬体重で今回も陣営からは「前走よりは上がってきてるけど・・・」といったニュアンスの微妙なコメント。追い切りを確認して内有利の馬場で内枠に入ったなら一考。あとはエヒト。速い脚はないから小回り中距離戦の持続力戦でこそ。前走は川田騎手がスタートから出して行く好騎乗があったけど今回菅原騎手で同じようにやれるかどうか。高速馬場自体は得意。