Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


蟻とのつき合い方




今は歩くのもかなり苦労して 俯き気味に歩を進めている
目は良いので路上の蟻がかなり目に入ってくる

もちろんできるだけ踏まないように歩き続ける
ときには あちらの速さがすごいので あげくのすえよろけかかるはめになる




若い時を思い出した あたしゃサイクルライダーでありんした(シャレじゃないよ)
しかも今より目が良い 
もちろん道路事情 車の近さ 人の近さ 信号 自身の都合

あんときもできるかぎりハンドルさばきで路上の蟻を避けた
でも自分のスピードが今とは桁違いに違う

あの時 私の自転車に轢かれて死んでいった蟻や虫達
彼らの死後の分子や原子が風に飛ばされ 今も私の周りに舞っているかもしれない


でももうちょっと待ってて いつか一緒に舞おう
一緒に空を飛ぼう
すぐじゃないかもしれないから
まだ待っててね


そうだ 幼児期に大量のミミズを熱死させた私
あんときの原子も まだどっかで流れているよね





段々きりがなくなってきた

『あ ここに居らっしゃるのはお母様の原子ですか お久し振りです』
『源氏の武将? 知らんよ あんた壇ノ浦まで行ったんかい!』
『クオヴァディス? あんた誰? 何人?』
『tmkl、・h;;bp% は? 多分こいつクロマニヨン人だろ』




私の回りを様々な原子が浮遊してる(浮遊してるなら分子か)様が一瞬で知覚できた
(あ これが死ぬときに見る風景なのか)
などと知ったことを言う(思う)


死ぬときはみんな同じ
病死しても惨殺されても〇殺しても老衰してもみんな同じ

多分上記のような光景が脳内に展開されて あとは分解されるのみ
それでいい ていうかそれ以外にない それで幸せ



妙ちくりんな文章を書いたので 御心配されるむきもあるかと思いますが
なあに まだまだ煎兵衛元気ですから





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