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星降る夜に独り言
カテゴリ:
日記
2023/09/02 21:24:47
閉鎖した他サイトより転載
2022年
#日記広場:日記
へののん
2023/09/02 22:44
先日買った無印良品のカカオトリュフ塩キャラメルがめちゃめちゃ美味しかった。
口溶けのいいチョコの甘さと、周りにまぶしてあるカカオのほろ苦さが絶妙で、中に入っているキャラメルの塩味とサクサクとした食感がまたいい。
つい、もうひとつ、もうひとつと、どんどん口の中に放り込んでしまう。
たまたま無印良品の店で買い物をした時、レジ横に並んでいたのを何気なくカゴに入れたのだが、また買おうと思って店に行ったらもうなかった。
調べたら去年売り出された冬季限定の商品で、大人気で即売り切れたらしい。
これはもうこの冬はお目にかかれないかもなぁ。残念。
他のメーカーのトリュフ塩キャラメルを買ってみたけど、なんか違うんだよね。
2022.12.30
デザイナーのヴィヴィアンウエストウッドが亡くなったそうだ。
ピンと来ない人も「NANA」のナナのファッションと言えばわかると思う。
私には手が出なかったけど、ライブに行くと粋に着こなしている女の子達が眩しかったなぁ。
ご冥福を祈ります。
2022.12.30
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へののん
2023/09/02 22:43
日本有数の豪雪地帯に住んでいる同僚が、休み中に庭にかまくらを作りたいと言っていたが、今日画像が送られて来た。
庭に積み上がった雪に掘られた穴の中で、ヤマネのように丸まりご満悦だ。
親が歳を取って、家の雪掻きを一手に引き受けている上、隣に住む独り暮らしのおばあさんが朝4時に訪ねてきて、自分の家の屋根の雪も降ろしてくれと懇願するので、会社に行く前に全て片付けてから出勤するのだと聞いて、どう言葉をかけていいかわからなかった。
どうかずっと健やかであってほしい。
2022.12.28
値引きのローストチキンをホクホクしながら買ってきたら、夫も買っていた。
夫婦二人で鶏6つ。年末にまさかの鶏三昧。
でも好きだからまあいいや(いいのか?)
2022.12.27
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へののん
2023/09/02 22:42
涼しくなってから急に葉を繁らせ、つぼみも伸びて来たシクラメン。
お、いよいよ咲くか?咲くのか?と待っていたが、その後一向に花を咲かせる気配を見せない。
やっぱり春まで待たないとダメかぁ、と思っていたら夫がシクラメンの鉢植えを買って来た。深紅の花を付けた見事な株だ。
農業高校の生徒さんが育てたものを知り合いのつてで買って来たそうだ。
窓辺が一気に華やかになった。
こんな調子だと鉢植えが年々増えてしまうな、と思うがやっぱり家の中に花があるのはいい。大事に世話をしよう。
2022.12.28
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へののん
2023/09/02 22:41
先日、実家から柿を貰った。渋柿が焼酎を吹きかけられて甘く熟している。わざわざ手間をかけたものを頂いてありがたい。
しかし数が多い。多すぎる。到底夫婦二人では食べきれない程の量がある。
ノルマだから何が何でも絶対食べろ、という親からの無言の圧を感じる。
その前に実家から貰った柿は、甘柿のはずなのにどうしたわけか、ものすごく渋かった。ひとかけ口に含むなり口の中が苔が生えたようになった。
ふと思いついてレンジで加熱してみた。温めることでだいぶ甘みが増したが渋味は抜けなかった。
そして柿の周りに奇妙なものが染み出ている。
ワックスのような白いクリーム状のもので、とても食べ物から出てきたとは思えないケミカルな物質だ。
ははあ、これが柿渋というものか、と思った。
昔、即身仏となったミイラには柿の渋を塗ったのだそうだ。柿渋を塗ることで腐敗を防ぐことができたのだという。
江戸時代に、とある本草学者が「機会があったら墓を掘り起こしてみて欲しい」と言い遺して亡くなった。
そのまま時が過ぎて終戦後、墓地を移転することになり、子孫の立ち会いの下でその学者の墓を掘り起こしたところ、彼の遺体が亡くなった時とほぼ変わらない状態で発見されたという。
胃の中には、彼が亡くなる間際に飲み込んだと思われる大量の柿の種が見つかった。柿の種に含まれるタンニンの抗酸化作用によって遺体が腐敗せず、そのままの状態で保たれたのだ。
柿の渋とはタンニンであり、ポリフェノールの一種だ。
ポリフェノールの効果ってすごいんだな、と感心する。
柿のチカラ恐るべし。
それを思うと、せっかくの柿、ありがたく頂かなくちゃね、という気持ちになる。
そんなわけでせっせと柿を消費している。
2022.12.14
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へののん
2023/09/02 22:41
今の時期は家を出る時刻と日の出が重なる。
会社に向かって高速道で車を走らせると山並みに沿って朝日が出たり隠れたりする。
会社に着くまで何度も日の出を拝めることになってお得?だ。
「星の王子様」の中で、王子様が43回も日の入りを見たと言う場面がある。王子様の故郷の小さい星では椅子を少し引くだけで簡単に夕日が見られるのだ。
作者のサン=テグジュペリは飛行士だったので、もしかしたら飛行中に何度も日の入りを見る機会があったんじゃなかろうか。そしてあのエピソードが生まれたのかもしれない。
そんなことを思いながら車を走らせている。
2022.12.8
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へののん
2023/09/02 22:40
最近物忘れが激しい。
スーパーであれとこれを買わなくちゃ、と思っても、店に行くとコロっと忘れる。
休みの日にあれとこれをやっておかなくちゃ、と思っても、休日になるとケロっと忘れる。
なので、今はもう片っぱしからメモをしている。
仕事でも、新しい手順や操作を忘れがちなうえ、今までやってきたことまで頭から飛んでしまう有様なので、ファイルにメモをつけて全部メモりまくっている。
これをもっと整理したらマニュアルになるんだよな、と気付いてからは、いつか来る引き継ぎの時に備えて、細かく入力するようになった。
先日読んだ「日日是好日」(森下典子)は、作者がちょっとしたきっかけから茶道を習い、だんだんと目覚めていくというエッセイだ。
最初は訳も分からず先生の言うなりに動いていくだけだったが、やがてその所作一つ一つに意味があることに気づいていく。
茶道のあの細かな作法が、ただ気取っただけの様式美ではなく、実は客をもてなす時に段取りを滞りなく進めるための、計算されつくした合理的な動きだったと知って、私は感銘を受けた。
今でいうところのマニュアルそのものではないか。
昔の人はそれを「茶道」という形で伝えてきたのだ。
昔からの言い伝えは、一見迷信のように思えても、実は科学的根拠に基づいていたり、合理的な理由があることも多い。
あれは、いわば昔の人なりのマニュアルだったんだ、と気付くと面白い。
私も自分なりのマニュアルを残しておかないと、と思う。
2022.12.5
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へののん
2023/09/02 22:40
早いもので、もう後一日で11月も終わりだ。
月末といえば、職場のカレンダーをめくるのがささやかながら楽しい。
取引先から送られてくるカレンダーは大半は文字ばかりだけれど、中には風景画や写真が印刷されたものもある。それをめくる時に少しばかりワクワクする。
毎月の始めに新しい景色が表れると、気持ちも新たにリセットされるようだ。
今は不況のせいかめっきり見かけなくなったが、以前は大判のカレンダーで、紙ではなくフィルムに鮮やかに写真が印刷されているものがあった。
今は亡き専務は、めくったカレンダーのフィルムを捨てずに持っていって、自分の席の後ろの窓に貼って楽しんでいたっけ。
そんなことを懐かしく思い出す。
2022.11.29
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へののん
2023/09/02 22:40
先日コロナのワクチン接種を受けて、久しぶりに熱を出す感覚を思い出した。
体が熱い気がしない、むしろ寒気がする。
顔を撫でてもあまり感覚がない。
口が乾く。背骨が痛む。
ああ、熱が出るってこんなだった、と布団の中で妙に納得する私。
思い返してみると最近ではワクチン接種以外では熱を出した記憶がない。
インフルエンザに感染った時も比較的軽くてけろっとしていた。
どうやら風邪を引いてもあまり熱が出ない体質らしい。
そんな私だが、昔、学生時代に友人達と京都に旅行に行った時、酷い高熱を出してしまった。
最終日、友人達だけ予定通り出かけて、私は電車に乗るギリギリの時間まで宿に留まらせてもらい、一人ポツンと部屋で寝ていた。
頭がクラクラして天井が揺れているように感じたり、キラキラした虫が空中を飛び回っている幻覚を見た。
寝ているあいだずっと隣の部屋で誰かがお喋りしていると思っていたが、起きてみると誰もいないのだった。
時間になって宿から出てきたが、宿の人に何を言われたのか、自分はちゃんとお礼を言えたのか、全然覚えていない。
ただ、延長料金などは請求されなかった。宿の人にはよくしてもらったと思う。
フラフラと駅に向かって歩いて行くと、先に着いていた友達が迎えに来て、私が危なっかしいと思ったのだろう、しっかりと手を繋いで駅へ連れていってくれた。
そんなことをずっと覚えている。
2022.11.8
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へののん
2023/09/02 22:39
大根が安いので買って来たら、夫も買ってきていた。
こんなときばかり気が合う私たち。
でも、瑞々しい大根をたくさん食べられるのは嬉しい。
おでんに使えばいくらでも食べられるし、サラダにするのもいい。
さっぱりとしたおろし煮も好きだ。
とりあえずこの週末にコトコト茹でてやろうか。
いろいろ考えるのが楽しい。
2022.11.4
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へののん
2023/09/02 22:39
玄関の照明を人感センサーにして本当に良かった。
数ヶ月前に、外側と内側の両方に設置しておいたのだ。野外のはソーラー式で、室内のはコンセント式にした。
夫は玄関の中までは要らないだろうと、乗り気ではなかった。
しかし日が暮れるのが早くなった今、真っ暗な家に帰宅した時に、明かりのスイッチを入れるために、手探りで奥までそろそろと進む苦労をしなくていいのは本当にありがたい。
この家を建てた義父は、夜、誰もいない家に帰って玄関の明かりを点けることなど想定していなかったらしい。明かりのスイッチは、常に家の中の誰かが点けることが前提の位置にあるのだ。
実際、義父が施設に行くまでは、いつもこの家には誰かがいた。
多い時は4世代同居で賑やかだった。それが徐々に減り、義母が亡くなってからは、義父は昼間独りで過ごすことになった。
そんな義父はボケ始めると家族を探して家中を探し回った。ボケが進むと、この家は自分の家ではないと思い込み、外へ出て自宅を探して徘徊してしまうようになった。
義父の家はある。だけど義父の帰りたい家は、もうどこにもないのに。
それは義父が施設へ行くまで続いた。
今、私はこの家で暮らしているが、イマイチ自分の家だという実感が湧かない。ずっと仮の宿泊所に泊まっている気持ちでいる。
では実家かというと、子供の頃から祖父母や両親と暮らしていた実家は親戚の出入りも多く、ずっと大人のための場所であって、自分の居場所はないように感じていた。
私が今ボケたら、どこに帰りたいんだろう。
そんなことをしばし考えてしまった。
2022.10.30
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へののん
2023/09/02 22:39
ラジオ 「子ども科学電話相談の時間です。次のおともだちの質問は何かな?」
私 (お、子供の電話相談の番組か。子供って何を疑問に思うのかな。ちょっくら聴いてみるか)
子供 「水に潜るカモより潜らないカモの方が、飛ぶのが遅いのはどうして?」
私 「ええっ?そうなの??」
先生 「よく知ってるね~。水に潜るカモと潜らないカモとでは、何が違うか分かるかな?」
子供 「次列風切羽根が少し膨らんでる」
私 「じれ…?何??」
軽い気持ちで聴いていて、子供の知識にビビる日曜の昼。
2022.10.30
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へののん
2023/09/02 22:38
ゴールデンカムイが完結したので最初から読んでいるけど
変/態のオンパレードでツラい。
でも最終巻は圧巻だった。文句なしの大団円でよかった。
2022.10.26
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へののん
2023/09/02 22:38
期間限定品が美味しそうで、うっかり買ってしまったパイの実。食べきれなくて放置していたら湿気てしまった。
ふとネットで見たことを思い出して、トースターで少し炙る。皮がサクサクに戻ったのみならず、中のチョコがトとろとろに溶けて、フォンダンショコラのようで美味しい。これはやみつきになりそうだ。
2022.10.23
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へののん
2023/09/02 22:36
オリオン座流星群の極大は22日の3時、まさに今ピークとのことで、庭に出て空を見上げてみた。
曇ってる。星どこ?。
今年は月が出ないので条件がいいと言われてたけど、天候はしょうがないねぇ。
寝るか。おやすみ。
2022.10.22
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へののん
2023/09/02 22:35
今日(というか昨日)は私のお気に入りのマンガ「きのう何食べた?」の発売日だったので、会社の帰りにウッキウキで書店に寄った。なんと、めちゃめちゃ久しぶりに「乙嫁語り」の新刊も出ていたのでゲット。これは嬉しい。
これは夫も好きなので貸してあげよう。
2022.10.22
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へののん
2023/09/02 22:35
私は子供がいらなかったから敢えて産まなかったんだ、という知人がいる。
子供がいらない理由をすごく語る。
本当にいらなかったのか、それとも強がりなのかわからない。だから、うんうん、そうねそうね、と相槌を打つしかない。
30代からそんなことを言うようになり、40歳になっても言っている。50歳になっても言っている。
陸上競技の障/害物競争で、他の選手が走り終わった後もなお、ハードルの前で佇んでいるようにみえる。
飛べないが、まだ立ち去ることもできない。
私はとっくに棄権して、ハードルの並ぶトラックの横をぶらぶら歩きながら、振り返って彼女を見ている。そんなイメージが浮かぶのだ。
「いるいないみらい」(窪美澄)を読み始めた時、ああ、そっちの話か、と思った。
「(子供が)いるいないみらい」という話なのだ。
主人公はみな出産するかしないかの選択を迫られ、悩んでいる。理由は様々だが、今の世の中、なんの迷いも葛藤もなく産む選択ができる人の方が、本当は少ないんじゃないか、と思った。
政府が子育て支援クーポンを発行するとのニュースを聞いたとき、「そんな支援の仕方なのか」とか「ずれてる」とか「今更」とか色々思った。
少子化対策を今になって焦って取り組み始めているが、もっと早いうちからさっさと動けばよかったのにと思う。
もしかしたら、彼女が、彼女たちが越えられなかったハードルの中には、行政の手で取り除けたものや低くできたものもあったのではないか。
それを思うと、育児に疎いおっさん、じいさんたちで構成されている政府の鈍い対応が歯がゆい。
ただ、それ以外にも本人にしか見えないハードルもある。
知人が産まなかった本当の理由は、多分、彼女の語る言葉の中にはない。
どんな理由で産まなかったなんて、私にとってはどうでもいい。
それより、彼女がそれをいつまでも、いつまでも語らずにはいられない、ということが問題なのだ。
横にちょっとずれれば進めるよ、と教えてあげたい。
でも、そういうことは、きっと自分で気づくしかないのだろう。
2022.10.21
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へののん
2023/09/02 22:35
今日(というか昨日)、真っ昼間に月が出ているのを見た。
白く細い月が晴れた空高くポツンと浮かんでいる。雲の切れ端と見間違えそうだった。
真昼の月が見られたらちょっとお得な気分になる、と何かのマンガで読んだ。お得…かなぁ。でも珍しいものを見られてよかった。
2022.10.21
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へののん
2023/09/02 22:34
仲本工事さんのご冥福を祈ります。
ドリフのメンバーの中で一番好きだったな。
普通のサラリーマンの役とかがハマっていた。
2022.10.20
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へののん
2023/09/02 22:34
早いものでもう今年も残り2ヶ月。書店ではもう来年のカレンダーが飾られている。
今年は貰い物のカレンダーを飾っていたけど、毎朝目にする場所なのに味気なくてつまらなかった。次回は買ってもいいから、好みのを自分で選んで、気分が上がるような物を飾りたいなぁ。
2022.10.20
違反申告
へののん
2023/09/02 22:33
実家からりんごを貰った。
秋映(あきばえ)といって、皮の赤みが濃くて黒っぽい品種だ。
味はやや酸味が強く、パリパリとした歯触りで私好み。
母はそれを覚えていてくれたのだ。
早速、食後にいただく。みずみずしくて美味しい。
秋だなぁ。
2022.10.17
違反申告
へののん
2023/09/02 22:33
朝晩涼しくなってきたら、窓際のシクラメンが新しい葉を出してきた。
大きい鉢植えは3年、小さい方は4年目になる。
全然世話してないけど、この冬も花を咲かせてくれるのだろうか。
ちょっと申し訳ない気がして、取りあえず液肥を少しあげた。
2022.10.16
違反申告
へののん
2023/09/02 22:32
ジョジョのストーンオーシャンの第二期やっと観られた。
オープニングテーマ好きだったから、変わってなくて嬉しい。
2022.10.16
違反申告
へののん
2023/09/02 22:31
続き
実は、世間の目がジブリパークに向いている時なら、三鷹のジブリ美術館の方は比較的容易に入れるのでは、と思っていた。
以前一度訪れたそこは、賑わう街の中にひっそりと建っている奇妙な屋敷といった佇まいで、日常の中の非日常的な空間が面白く、もう一度行ってみかったのだ。
しかし、この様子だと相乗効果で三鷹の方も人々が押し寄せそうだ。
まあ、のんびり待つことにしようか。
2022.10.15
違反申告
へののん
2023/09/02 22:31
先日、夫と地元の美術館の「ジブリパークとジブリ展」を観に行った。
7月から開催されていて、大変盛況だとニュースで報じていた。そろそろほとぼりが冷める頃だろうとチケットを申し込んだのだ。
ところが、当日美術館を訪れると、駐車場へ続く道が渋滞している。駐車場の空きを待って車が列をなしているのだ。
よく見ると名古屋、静岡、岐阜など県外ナンバーも来ている。この催しを見るためにみんな県境を越えてきたらしい。
ジブリ人気を舐めていた。
ジブリ展は決められた時間帯に入場しないといけない。このままでは間に合わなくなるかも、とやきもきしたが、駐車場から出ていく車も多く、ほどなく車を停めることができた。なんとか時間内に滑りこんでひとまず安堵した。
美術館内は人数を制限しているにもかかわらず混雑していた。
地元の美術館がこんなに賑わっているところを初めて見た。
ジブリ展示では過去のジブリ作品のパネルが並んでいたり、「アーヤと魔女」のフルCGアニメーションの製作過程が説明されていて興味深く見た。
トトロに出てくるネコバスの等身大のオブジェもあった。中に入って座席に腰を下ろすと体がズブズブと沈み込む。
「映画そのまんまだ!」「ふっかふかだ!」とはしゃぎながら座ったり立ったりする、いい歳をした大人2人。
後半は三鷹の森ジブリ美術館や、名古屋でまもなく開園になるジブリパークの様子が紹介されていた。
注目を集めていたのは、さつきとメイの家のジオラマで、父親の仕事場の様子など、細かく作られている。
ジブリパークには、まるごと再現された家が建っているらしい。
田舎のよくある間取りと洋風がミックスした家の造りが面白く、しげしげと見てしまった。
展示の中で一番の目玉は、千と千尋の神隠しのカオナシが電車に乗っている立体作品で、カオナシと並んで写真撮影できるのだが、これが長蛇の列で、時間がかかりそうなので諦めた。
最後にグッズ売り場を覗き、記念にクリアファイルと、姪のお土産を買った。もう所々売り切れていて空白が目立った。
美術館を出ると辺りは閑散としていて、夢から覚めたような気持になった。
ジブリパークへ行きたい気持ちが高まったが、当分無理だろうなぁ。
続く
2022.10.15
違反申告
へののん
2023/09/02 22:29
今日は出勤だった。
同僚は一度会社に来たが、家族がコロナ陽性だという知らせが電話で来たため、濃厚接触者ということで帰って行った。検査結果が出るまで自宅待機だという。
社内は取引先も訪れず静かで、仕事をしながら、なんとな~く、夫がコロナになって私も自宅待機になったら何をどうしようか、なんてことをダラダラと考えながら1日過ごした。
2、3日籠ってても食料は大丈夫だと思うが、なくなりそうだったらどうしよう。
妹はネットスーパーを使ったといっていたが、この辺にはないから、いざとなったら、母に頼んで冷凍食品をクール宅急便で送ってもらおうか。ついでにスイーツも。できたら酒と炭酸水とジュースも。
色々考えているうちに、不謹慎なのだが何故かちょっと楽しくなってきてしまった。
以前、まだコロナワクチンもなかった頃、感染者がホテルに缶詰になっている様子をネットで見ながら、もし自分も同じ状況になったら何を持っていこうか、などと考えた。
保温水筒と麦茶を持っていって、毎朝お湯を沸かして温かいお茶を作ろう。コーヒーも欲しくなるな。
野菜ジュースの持ち込みはアリだろうか。豆乳は。
酒はダメだろうけどノンアルコールビール持ち込んで、なんちゃってレッドアイ作っちゃおうか。
いや、本っ当に不謹慎なのだが、想像がどうにもだんだん楽しい方向に向かってしまう。
決してコロナにかかりたい訳ではない。が、私の脳内が能天気に出来ているため、シミュレーションのはずがいつの間にか妄想に変わっているのだ。
危機意識に欠ける困った私だが、さて夫はどうかというと、私に輪をかけてオプチミストなのだ。
夫婦でこんな有り様でいざ有事があったらどうなることやらと心配だ。
それはともかく、1週間くらい休みたいなぁ。
2022.10.15
違反申告
へののん
2023/09/02 22:29
今、通勤途中のPAで、期間限定のナガノパープルのソフトクリームを販売しているので、観光客のような顔をして食べてきた。
甘酸っぱくてちょっと皮の渋みも感じる。みずみずしい葡萄の味と香りが口いっぱいに広がって美味しかった。
しかしけっこうなボリュームで、食べきるのに苦労してしまった。
前はこんな量ペロリだったのになぁ。
2022.10.14
違反申告
へののん
2023/09/02 22:28
今、若田光一さんが乗った国際宇宙ステーションが、けっこう頻繁に日本の上空を通過している。
先日昼間にも北海道上空を通過したようで、撮影した画像をツイッターに上げていた。
この後も何日か観測できるチャンスがある。ぜひ観たい。
しかし、時間帯がちょっと私には厳しい。すべて明け方なのだ。
夜明けの空を、小さく光る点がツーっと横切ってくだけなのだろうけど、頑張って起きて観てみようかな。
以下観測時間帯メモ(自分用)
18(火)6:03 那覇
19(水)5:14 東京・大阪・仙台
21(金)5:17 全国
22(土)4:31 全国
23(日)5.18 札幌
24(月)4:32 札幌・秋田
25(火)3:45 札幌
26(水)4:32 札幌
2022.10.14
違反申告
へののん
2023/09/02 22:28
続き
でも気になるのは最近の「転生もの」だ。
主人公が始めから今の世界に帰ってくる意志がない。違う世界でずっと勝ち組として生きていくという話が人気があるのが、ちょっと引っかかるのだ。
「はてしない物語」では異世界ではいわばチートな力を思うままにしていた少年が、最後はいじめられっ子で情けない自分と向き合うため現実世界に戻ってくる。
今の「転生もの」はエンデが伝えたかったテーマとは真逆の方向に向かっている。
エンタメだからといえばそれまでだけど、現実世界での自分の命を簡単に手放してしまうことが前提なのはなんだか淋しい。異世界で楽しく活躍しても、最後は平凡でつまらない現実の世界に戻ってくるオチでなければ、と思ってしまうのだ。
2022.10.1
違反申告
へののん
2023/09/02 22:27
先日、黒姫童話館へ行った。
童話館は黒姫高原の見晴らしのいい場所に建っていて、館の前には草原が広がり、その向こうには黒姫山が大きく見えている。周辺は人もまばらで閑散としている。
秋の風が爽やかで気持ちがいい。
黒姫童話館は「はてしない物語」や「モモ」で有名なドイツ人作家ミヒャエル・エンデの2000点を超える作品資料を本人寄贈により収蔵、世界で唯一常設展示している施設だ。(wikiより)
以前、エンデの童話館がここ信濃町に建てられたいきさつを聞いたことがある。
映画「ネバーエンディング・ストーリー」がヒットした時に、世界のあらゆるところから記念館を建てる話が作者のもとに舞い込んできたが、居丈高な態度のビジネス関係者の中で、信濃町からの使者が一番素朴で好感が持てたからだという。
真偽のほどはわからないが、作者らしいと思う。しかしそのために、貴重な資料がこんなへんぴな場所に(失礼)、ひっそりと埋もれるように展示されているのが勿体ない。
エンデの父親は画家で、不思議な絵をいくつも残していて、それがエンデの作品に影響を与えたともいわれているが、私も好きだ。前に訪れた時は飾られていたが今回は見られなかった。残念。
私が「はてしない物語」に出会ったのは中学の時だ。少し読んで、もう夢中になってしまった。
部活をさぼって図書室で読んでいたのを先輩に見つかってしまい、大目玉を食らったこともある。
いじめられっ子の少年が、古本屋で奇妙な本を見つけ無断で持ち帰ってしまう。それはファンタジーの話で、少年は貪るように読むが、本の中からその少年を窺う存在がいる。少年が読んでいる本の名前は「はてしない物語」。表紙には二匹の蛇が輪を作る模様が描かれている。よく見ると、私が読んでいる本の装丁も蛇が輪になっている。同じ本を読んでいる、と気づいた時の衝撃ときたら。
その物語が「ネバーエンディング・ストーリー」として映画化した時に、エンデはラストを削除するように訴訟を起こしている。ラストで作品全体の趣旨が台無しになっているからだ。
主人公が異世界に引き込まれる話は昔から数多くある。
ひょんなことから異世界に迷い込む話から、異世界に選ばれた者として呼ばれる話、超能力を発現させて活躍する話など、もう本当にいろいろある。
続く
2022.10.1
違反申告
へののん
2023/09/02 22:26
アントニオ猪木の訃報が報じられた。
私はあまり馴染みがないが、夫の思い出話が止まらない。
「モハメド・アリ戦の時、理科室のテレビで観せてもらった」
「スタン・ハンセンやタイガーマスクとの名勝負を食い入るように観てた」
「古舘伊知郎の実況で盛り上がった」
「ユニクロで買った赤いマフラーを巻いていったら猪木かとツッコまれた」
多くの人々の胸を熱くした漢のご冥福を祈ります。
2022.10.1
違反申告
へののん
2023/09/02 22:25
会社の同僚が地元の神事の神楽の練習をしているという。
祭り自体はコロナの影響で3年間も中止になっているが、神楽の練習だけは行わないと、だんだん忘れてしまうからと、保存会のメンバーが定期的に集まって、舞と演奏の練習をしているのだそうだ。
きっと、各地の伝統文化が継承されている陰には、こんな人達の地味な努力があるんだろうなぁと思う。
2022.10.1
違反申告
へののん
2023/09/02 22:25
私は何か考え込むとうろうろ歩き回る癖があり、さっきも読んでいた本を途中で放り出して、上の空で家中を行ったり来たりして夫に不審がられた。
職場でもその癖が出てしまい、トイレと自分の席を往復してしまうことがある。仕事をしているようには見えないのでとても困る。
また、頭の中ではトラブルの解決法を一心に考えているのに、画面を睨んで固まっていると、端からはボーっとしているように見えているようだ。
本当に仕事のことを考えているか、他のことを考えているのか、ボーっとしているのかは本人しかわからないので、信用してくれている同僚や、理解のある上司には感謝している。
2022.9.24
違反申告
へののん
2023/09/02 22:25
一昨日、近所の家から葡萄を頂いた。
夫が冷蔵庫に冷やしておいてくれた。
会社から帰って、ぼんやりした頭で黙々と食べたら、爽やかな甘さが脳に染み渡って行く気がした。
やっと三連休なんだという実感が湧いてきた。
別のご近所さんからはカボチャとさつまいもを頂く。
すっかり秋だなぁ。本当にありがたい。
2022.9.24
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へののん
2023/09/02 22:23
英国女王が生前語っていた「私の心はあなた達と共にある」。
英語圏の人はこの表現をよく使う。
「大丈夫」とか「あなたは独りではない」と訳されることもある。
悲しみにくれる人に寄り添う言葉。いい言葉だと思う。
東日本大震災の時にも 海外から多くこの言葉が寄せられていた。
2022.9.10
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へののん
2023/09/02 22:23
今夜は、晴れた空にぽっかり浮かんだ十六夜の月を見ながら軽く散歩してきた。
木星が月に寄り添うように輝いている。けっこう珍しい光景だと思う。
田んぼの中の道を歩いていると、かなり後ろから、ぶつぶつ独り言を呟きながら歩いてくる人がいた。
距離は離れていると思ったが、しばらくして振り向くとすぐ後ろまで来ている。
ひやっとした。
さりげなく道をそれてやり過ごしたら、ぶつぶついいながら普通に歩いて行ったのでほっとした。
かなり前に、こんな夢を見た。
月が明るい晩に、田んぼの中の一本道を一人で歩いている。自分は侍のようだ。
ふと振り向くと、はるか後方にお坊さんらしき人が杖をつきながら歩いている。
それが、顔をピタリと自分の方に向けていて、少々気味が悪い。
でもあの速度では自分には追い付けないだろう、そう思って進んでいたが、しばらくして振り返ると自分の真後ろにいる。
顔をピタリと自分に向けている。
ぞっとして目が覚めた。
そんな夢を見たことを唐突に思い出した。
2022.9.11
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へののん
2023/09/02 22:23
たまに、NASA国際宇宙ステーション(ISS)のライブ動画を観ている。
地上から400km上空にある国際宇宙ステーションに設置されているカメラが常時地球を映していて、その様子を動画サイトで観られるのだ。
最初に見つけた時には太平洋上空を飛んでいて、ひたすら海と雲ばかり映っていた。
次に観たときには南米ボリビア付近を飛んでいて、地表には白いものが点々と映っていた。あれは雲だろうか、それとも南半球は今冬だから雪だろうか、ボリビアというとウユニ塩湖があるから塩かも、なんて考えながら、ゆっくり動いていく映像を晩酌しながらまったり眺めていた。
毎日同じ時間帯に見てると、少しずつずれながらもほぼ同じ地域を飛んでいるので、本当にたまーにしか見ないけれど、なかなか面白い。
前にISSが日本上空を通過した時には、まだこの映像の存在を知らなかったので空を見上げてばかりだったけど、今度通過する時には上空からの日本の様子も見てみたい。
NASAの人間でもなく、何か研究をしているわけでもない一般人の私が、ただ単に酒を飲みながら宇宙からの映像を観ている。科学技術の進歩に感謝する。
2022.9.10
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へののん
2023/09/02 22:22
今「Backrooms」の動画にハマっている。
オフィスビルのフロアのような、あるいはホテルの廊下のような場所に何故か入り込んでしまい、延々と彷徨うという動画だ。
そこは迷路のように入り組んでいて、探し回っても一向に出口が見当たらない。人の気配が全くなく辺りは静まり返っているが、不気味な影が見えかくれしたり、壁に不可解な落書きが書かれていたりする。
終いには怪異に追われたりもする。
「Backrooms」は数年前からネットで広まった都市伝説で、今年動画サイトにあげられた、ある一本の動画から人気に火が付き、同じテーマの動画やゲームが続々と作られている。
私は主にこのゲームの実況動画を好んで見ている。
怪異に追われたりするような作品より、誰もいない奇妙な空間を淡々と、ひたすらあちこち探索して歩き回っているようなものが好きだ。
夢の中で見たような、こんな光景に何故か惹かれる。
いつか自分でゲームできたらいいけど。
老後のお楽しみにしよう。
2022.9.10
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へののん
2023/09/02 22:22
海外のホラゲを見ていると幽霊と協力してサイコパスな敵と闘うという設定で、幽霊より生身の人間の方が怖いってホラーとしてどうなのと思ったが、私も夜道を歩いていて幽霊より生身の人間に出くわす方が怖い。
今夜は中秋の名月を見ながら散歩。雲間から時折見えるだけだった。残念。
2022.9.10
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へののん
2023/09/02 22:22
今朝、高速走行中に、車の前方のラジエータグリルが片側はがれかけてぎょっとした。
風にあおられてパカパカしてたので、慌てて途中のPAに降りて、店員さんに粘着テープ売ってないかと尋ねたら、貸してくれた。
なんとか補修して無事遅刻寸前に会社にたどり着くことができた。
助かった。店員さんありがとう。
2022.9.6
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へののん
2023/09/02 22:21
近頃、爆笑問題太田に対して思うことは、この人、ひょっとしたら与党から出馬の打診かなんかをされていて、本人まんざらでもないんじゃないか、ということだ。
歯に衣着せぬ鋭いトークが売りだった、はずだ。でも最近なんか彼のトークに違和感を覚える。彼のキャラが変質してきている気がする。
松山三四六がそうだった。
松山三四六とは、主に長野県内のテレビやラジオで活躍していたタレントで、私はよく金曜日の夕方のラジオで彼の番組を聴いていた。
面白くて、人情派で、ちょっぴりおっちゃんな感じで、ものまねも似ていて歌も上手かった。
アーティストの真似をしながら曲の歌詞を週末の星占いに変えて歌うという離れ業をやってのけて、その芸達者ぶりには感心させられた。
ところが、ある時から、なんとなくトークの歯切れが悪くなり、イマイチ面白みがなくなった。と思っていたら番組を卒業し、先日の選挙で自民党から出馬した。
しかし文春砲が炸裂してスキャンダルが発覚。
彼の応援演説をするはずだった故安倍元総理は、急遽、長野から奈良に予定を変更してあの惨劇が起きた。
彼は落選した。
私はすっかりつまらなくなった金曜のラジオ番組を聴かなくなった。
なんとなくだが、太田に同じニオイがするのだ。
同じ轍を踏まなければいいけど、と思う。
まあ、なんの根拠もない下種の勘繰りだが、そんな勘繰りをしてしまうほど、彼は変わった気がする。
2022.9.4
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へののん
2023/09/02 22:21
夫の母の命日が近いので、今日は天ぷらにして仏壇に供えた。
結婚したばかりの頃、義父が月命日の度に天ぷらを供えろというので閉口した。
平日で帰りが遅い日もあったのだ。
今思えば、好物の天ぷらを供えることで義母と繋がっていたかったのかな。
義母のことを語るとき、過去形ではなく現在進行形で語っていた。
2022.9.4
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へののん
2023/09/02 22:20
庭の朝顔が、今になって盛りを迎えている。
朝顔は夏休みの象徴のようなイメージだったが、秋の季語なのだそうだ。
ヘブンリー・ブルーという種類のその朝顔は、天上の青という名のとおり深みのある空色で気に入っている。
2022.8.21
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へののん
2023/09/02 22:20
朝晩涼しくなると、日中は暑くても秋の訪れを感じてしまう。
夏の間あんなに暑さに文句言っていたのに、終わるとなると淋しくなるのは何故なのか。
2022.8.21
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へののん
2023/09/02 22:19
続き
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。
西條八十の詩の一節だが、私より上の年代の人には、映画「人間の証明」のキャッチフレーズで有名だ。
その詩のように私の帽子はまたたく間に谷に落ちてしまい、見えなくなってしまった。
私はすっかりしょげてしまった。わざとじゃないとはいえ山の環境にとってはゴミを捨てたのと同じだ。
しばらく未練がましく見送っていたが仕方なく帰る。
帰りは例の遊歩道を歩いて下ることにする。
登りに比べたらそんなに疲れないだろうと思ったが、ふもとまで来た頃にはめっちゃ疲れてへろっへろになり、膝も笑っていた。
これは本腰を入れて鍛えないとイカン、と痛感する。
ショッピングモールの駐車場まで戻ると、華やかなブランドやお洒落な雑貨の店が立ち並び、人々で混雑していた。駐車料金は2時間無料でその後1時間ごとに100円だ。この辺の相場でもかなり安い。これは人が集まる訳だ。
この途方もないリゾート地は県外ナンバーの車を貪欲に飲み込んで、今もじわじわと成長を続けているようだった。
私は早々に立ち去った。長時間過ごしたような気がしたが、駐車料金は200円払っただけで済んだ。
この前、ふと夜中に目が覚めた時に、唐突にあの帽子のことを思い出した。
帽子の落ちた場所をはっきりと覚えている。そして谷底へと向かう一本道があったはずだ。
その道を降りたら、もしかしたら帽子が見つかるのではないか。
今は混雑しているだろうから、涼しくなって賑わいが落ち着いたら、また出かけて行って探してみようか。
ひんやりした空気の中、草をかき分けて山道を進む自分を想像した。秋の森が脳裏いっぱいに広がった。
ところが、朝になってよく考えたら、帽子の落ちた場所など覚えておらず、谷底に下りる一本道を見た記憶なんて全くないのだった。
2022.8.18
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へののん
2023/09/02 22:18
先日、軽井沢に行った。
大型ショッピングモールの駐車場に車を停めて駅前を通り抜け、賑やかな軽井沢銀座も通り過ぎて町の外れへと向かう。
そこから先は森になっていて、碓氷峠の見晴らし台へ行くには急勾配の4.5キロの遊歩道を登っていく。
数年前に来たときは、まあ1時間くらいで行けるだろうとたかをくくっていたが、辿り着いたときにはへとへとになっていた。
それから今、コロナ禍もあって運動不足。年齢からくる衰えもある。
いけるのか、私いけるのか。
何を弱気になっているんだ私、さあ行くぞ、と自分に気合を入れて顔を上げたところ、ちょうど巡回バスが来たのでスッと乗る。
バスに揺られながら窓の外を見ていると道行く人がみな手を振ってくれる。運転手さんが上機嫌で手を振っているからだ。
しばらくすると森を抜け、視界が開けて頂上に着いた。
昔から旧中山道として人々の往来があったという峠の茶屋では力餅が名物だ。秋篠宮様と紀子様も召し上がったとされるその店で、私も一皿注文した。眺めのいいテラス席でいただく。胡桃味噌で和えた柔らかい餅はコクがあり、甘じょっぱくて美味しかった。ペロリと食べてしまい、もう一皿軽く食べられそうだったが自重した。
腹ごしらえをすると、次へと向かう。
行く先は長野と群馬の県境に建っている熊野皇大社だ。
実はここを訪れるのが一番の目的だった。というのは、漫画家の荒木飛呂彦がこの神社にイラストを奉納したという記事を読んだからだ。
展示されているイラストを生で見てみようと来てみたが、お目当てのイラストは部屋の奥に掲げられていてガラス窓越しにはよく見えなかった。水墨画風に彩色されているとのことだが、遠目に見ると「十二国記」などの挿画を描いた山田章博に似ている気もする。ともかく、よく見られず残念だった。
気を取り直して、今度は見晴台へ歩いていく。
見晴台はよく晴れて風が強い。本格的な夏が来る前の空気は爽やかで気持ちがいい。
眼下に見えるのは隣県の群馬の盆地だろうか、手前の赤い茂みは何の花だろうか、とつい柵から身を乗り出すと、あっという間に風が帽子をさらっていってしまった。
「あらあら『母さん、僕のあの帽子どうしたんでしょうね』だわねぇ」
と近くにいたおばさま達が笑う。見ると日傘をしっかりと握りしめている。
続く
2022.8.18
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へののん
2023/09/02 22:13
面白いものを見つけた。
洋風の七味唐辛子で、パスタに振りかけて使うらしい。
イタリアレストランでランチを食べた時に各テーブルに置かれていたが、レジで販売もしていたので興味を持って買ってきた。
中身は唐辛子、レモン、バジル、オニオン、ガーリック、ブラックペッパーで、クレイジーソルトやマジックソルトのソルト抜きといったところか。
家でトマトを炒めるときに使ったら、なんだか妙に美味しい気がする。
ホタテのでバター炒めにも振りかけてみたら、まるで本格派イタリア料理のようだ。(←暗示にかかりすぎ)
それは言い過ぎにしても、ただのペッパーよりは味に深みがあって良い。
調べたら、地元の七味唐辛子ブランドの八幡屋礒五郎と、そのイタリアレストランのオリジナルコラボの商品のようで、あの店でしか売られていないらしい。
容器のデザインも
お洒落なので、お土産にもよさそうだ。実家の分も買ってくればよかった。
2022.8.17
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へののん
2023/09/02 22:13
夜に散歩してきた。
月がきれいだった。東の空に木星もよく見えた。
しばらく前は蛙の大合唱だったのに、いつの間にか虫の声に変わっている。
もう少ししたら、少しは涼しくなるかなぁ。
2022.8.11
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へののん
2023/09/02 22:12
回鍋肉の回というのは「戻す」とか「返す」とかいう意味で、茹でた豚肉をもう一度、鍋に「戻して」焼くからなのだそうだ。
今まで⚪ックドゥばかりだったが、初めて豆板醤と甜麺醤と紹興酒を使って回鍋肉を作ってみた。
辛い。
しかし夫が喜んでバクバク食べているからまあいいか。
2022.8.8
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へののん
2023/09/02 22:12
子供が自販機で買ったジュースを首筋に当てて「あ゛~~」と妙な唸り声をあげていた。
あの動作には見覚えがある。
チコちゃんで、振ってしまったビールの泡を消す方法として紹介されていた。
きっと、親がやってるのを真似たんだろうな、と可笑しくなってしまった。
2022.8.8
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へののん
2023/09/02 22:12
北陸の豪雨災害で、取引先さんも被害を受けたとのこと。
3年前の台風で地元で被害が出た時のことを思い出した。
しかし、あの時はまだ台風だったが、今や普通に雨が降ったらそれが豪雨になってしまうのか。
そして、普通に晴れたら最高気温40℃って。
感覚がマヒしてきてるけど、ホントに異常気象だなぁ。
2022.8.4
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へののん
2023/09/02 22:11
今日、取引先のお客さんから、職場にスイカの差し入れがあった。
一個まるごと、ごろんとしたのもらって、分けるのが大変だった。
でもよく熟れていて、包丁を入れたらパカって弾けるみたいに割れた。
ぬるかったけど美味しかった。
2022.8.4
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へののん
2023/09/02 22:10
毎日キュウリを食べている。
朝晩食べている。
もう、河童でもこんなには食べないだろう、というくらい食べている。
今、周りではキュウリが溢れている。
週末には、また実家からカゴいっぱい回ってきた。近所からもたくさん頂いた。
朝、草取りをしていたら、通りかかったおばさんが採れたてのキュウリをお裾分けしてくれた。
キュウリのお礼として、頂き物の桃を持っていったら、桃のお礼にと、またキュウリを貰った。
昨日の昼間、畑の中の一本道を車で走らせていた。
すると、炎天下の中、道の脇でうずくまっているお爺さんを見た。
通り過ぎたものの、ちょっと心配になって引き返し、おそるおそる
「だ、大丈夫ですか~」
と声をかけて
「良かったら、これ」
と、未開封だがもう温くなっていたペットボトルを差し出した。
ところが、お爺さんはピンピンしていた。
「いやぁ、なんともないだよ。悪りいなあ、これ持ってけや」
と言って袋いっぱいのキュウリをくれた。
いや、それ、うちにいっぱいあるから、と遠慮ではなく本気で固辞したものの、結局貰って帰るはめになった。
今日、その話を同僚にしたら、
「それ、具合の悪いふりをして、声をかけてきた通行人にキュウリを押し付けるという、お爺さんのワナだったんじゃないの」
などと言い出すので、吹き出してしまった。
同僚も、自分の実家と旦那の実家の双方から山ほどキュウリが届き、消費に頭を悩ませている。
キュウリは、一本の株からものすごく実る。
家庭で食べる分には、苗の一本も植えておけば充分なのだが、枯れるのを恐れて余計に植えたりするために、夏の一時期にはキュウリラッシュとも言うべき、巷にキュウリが溢れる現象が起きる。
家族では食べきれないほど採れたが、無駄にするのはもったいないと、あちこちのお宅から余剰分が回ってくるのだ。
ところが、キュウリの消費に追われているうちに、突如ぱたりとキュウリの供給が途絶える。ある日を境に急に実らなくなってしまうのだ。
あれほど溢れていたキュウリが影も形もなくなって、いつの間にか少し夜風が涼しくなっている。
いつも、夏と共にキュウリが去ってしまってから、キュウリのありがたみに気付くのだった。
2022.8.1
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へののん
2023/09/02 22:10
エネオスのキャンペーンで、エネゴリくんグッズをゲット。
もしかしたら、ギリギリもう一個いけるかも。
店員さん、スタンプ3つもおまけしてくれた。ありがたい。
2022.7.25
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へののん
2023/09/02 22:09
続き
いくら小銭がたくさんあっても、それを使えなければ、本人にとってそれはもうお金ではない。
数多くの株式や不動産を所有して、通帳に数字がたくさん並んでいても、それを自分で管理出来なければ、ないのと同じだ。
私はあの動画を観て、老人が認知症のこちら側に必死に踏みとどまろうとしているように思えた。ちょっと動作が遅くても大目に見てあげて欲しい、そんな気持ちで観ていたのだ。
レジでもたつく老人をみて、他人事と思えるならおめでたいことだ。
いつかは自分に降りかかって来ることだし、自分で自分の面倒を見られない認知症の老人が増えたら、回りまわって社会にも自分達にも、しわ寄せがくる。
老人の遅さにイライラすることは確かにあるけど、老人が委縮してしまい、自分のことを自分で出来なくなっていくことを考えたら、少々遅いくらいなんだ、と思う。思いたい。
あのCMがバズって、少し社会が老人に寛容になってくれればいいな、と思った。
2022.7.26
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へののん
2023/09/02 22:08
先日、ツイッターでバズっていたCMを観た。
レジの前で、おばあさんが支払いに手間取っている。
後ろで並んでいるヤンキー風の兄さんが、文句を言うかと思いきや、突然ラップで、待たせていることを気にするな、と歌いだす。おばあさんもラップで応酬。レジのお姉さんまでもが歌いだし、手話の女性もノリノリで踊りながら通訳しているという動画で、これが面白かった。
このお兄さんのようにかっこよく言えればいいが、そんな度胸はないので、私はそんな場面に出くわした時は、おもむろにケータイを取り出し、「え?今、時間かかってた?ケータイ見るのに夢中で気付かなかったなぁ」という顔をしてみせるのがせいぜいだ。
ハコニワをやってた頃は、この待ち時間を有効利用しようとばかりにネジを巻きまくって、何度も花を咲かせていた。
そのCMを観るしばらく前に、とある動画を観ていた。
どこかの国で、レジの台にめっちゃ小銭を積み上げて支払おうとする老人。レジ係の女性は不機嫌な態度を隠そうともしない。どうなることかと見守っていたら、後ろの客が老人の手助けをしはじめた。
と、そこに「やあやあ、君たちの行いは素晴らしいね!」とばかりに仕掛け人が登場。そういう番組だったのだ。
なんだ、ヤラセか。私のハラハラを返せよ。と思わないでもなかったが、老人に対して客が寛容だったことにほっとしていた。
だいぶ前に親戚の集まりで、ある奥さんが言ってたことを思い出した。
彼女はスーパーの中にある和菓子店の受付をしているが、そこによく来る高齢者のお客さんが、財布の中が小銭でいっぱいなのに、いつもお札で支払おうとするのだという。
「小銭で払ってもいいのよ。100円玉がいくつと10円玉いくつあればいいのよ。」
と言ってもわからない。いつも紙幣を出してお釣りを受け取っていく。
「家族はそのことを知ってるのかしら、と思うのよ。」
と彼女はため息をついていた。
家に帰って試しに義父に両替を申し込むと、義父の財布も小銭で膨れ上がっていた。私は少なからずショックを受けた。
認知症が進むと、小銭を使って支払いが出来なくなるのだ。
続く
2022.7.26
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へののん
2023/09/02 22:07
実家や近所から夏野菜のおすそわけが続く。
貰うからせっせと調理しているが、買っていたら、ここまで頑張って野菜を摂取しなかっただろう。
本当にありがたい。
2022.7.25
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へののん
2023/09/02 22:06
先日、さくらんぼを買ってきて、夫と二人で分けて食べた。
食べてしばらくすると、なんとなく喉が痒い気がした。メロンを食べた時の感覚に似ている。メロンにはアレルギーがある。
もしやと思って調べたら、さくらんぼにもアレルギー反応が出ることを知った。
花粉症の人は、果物アレルギーも発症しやすい。花粉症のように、ある時突然に症状が出るようである。
ネットの症例によれば、好物のりんごを食べていて、違和感を覚えて受診したところ、果物アレルギーと診断されたとある。
それまでは普通に食べていてなんともなかったのに、喉が痒くなるようになったというのだ。
私にもいずれそんな日が来るのか。
さくらんぼのアレルギーがある人は、りんご、桃、キウイにも反応が出るそうで、どれも身近な果物なだけにショックを受けてしまった。
しかし、もしかしたら、案外とっくにアレルギー反応は出ていて、そうとは気づかずに、それが本来の果物の味と勘違いしたまま美味しく食べていたのかもしれない。
それならそれでまあいいか。
2022.7.21
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へののん
2023/09/02 22:06
夫がレタスを二つ抱えて帰ってきた。スーパーで、ただで持ち帰れたのだという。見れば少し痛んでいる。しかし、そんなことはなんでもない。ありがたくいただいた。
冷蔵庫には既に一つ入っていて、合計三つだが、難なく食べきれるだろう。
早速夕飯の一品に使うことにした。琺瑯の鍋に水を張って火にかける。
私はレタスを湯がいて食べるのが好きだ。
レタスは湯がけば、みるみるかさが減る。たくさん食べられてヘルシーだし、歯触りもいい。
それだけでなく、レタスを湯がくところを見るのも好きなのだ。
鉄の鍋だと金気にやられて変色してしまうので、琺瑯の鍋を使うのだが、沸かした湯の中にちぎっておいたレタスを放つと、白い鍋の中で一瞬さっと青が鮮やかに変わる様がなんとも綺麗なのだった。
しかし、いつも引き上げるタイミングを逸してしまうので、若干くたっとしてしまう。
なんというか、桜と同じで、後もう少しで満開かな、と思っている時がいちばんピークなように、レタスももう少し、と思っている時がまさに引き上げ時なんだろう。
2022.7.21
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へののん
2023/09/02 22:05
疲れた。
会社でトイレに入って床を眺めると、白いはずのタイルがピンクや青に見えた。
半月前に職場の人が辞めて、ちょっと綻びが出てきたところに、コロナにかかった人が出てしまい、残った者で何とか回している。
私もフォローに追われているが、立て続けに依頼がくると、頭の中から案件がとんでしまい、すんでのところで思い出すなど危ない橋を渡っている。
今日はエアコンをつけるのを忘れてしまい、なんかやたらに目に汗が入るぞと思っていたら、たまりかねた女の子に催促された。いや本当に申し訳ない。
来週まで持ちこたえれば休んでた人も復帰してくるから、それまでの辛抱だ。
明日から三連休、しっかり休んで英気を養うぞ。
2022.7.15
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へののん
2023/09/02 22:05
なんと、近所のスーパーで噂のヤクルト1000が売られていた。
なんでも、ストレスの緩和や睡眠の質の向上に効果があると謳っているが、ネットでは明晰夢や悪夢を見るともっぱらの評判だったらしい。
入手が一時困難になり、ヤクルトレディの配達するバイクの前に躍り出て、ヤクルト1000を売ってくれと懇願する人がいただの、メルカリで高額で転売されていただのという話も聞いたが、人気の過熱ぶりは落ち着いてきたのだろうか、ようやく田舎の方にも出回ってきたようだ。
悪夢を見るという話には、うさんくさいなぁ、眉唾だなぁ、と冷ややかな気持ちで見ていた、はずだった。
なのに、好奇心に負けて買ってしまった。
私は普段、特に平日にはあまり夢を覚えていない。
夢は、浅い眠り、つまりレム睡眠のときに見るもので、レム睡眠は睡眠時間が長くなるほど現れやすい。
ショートスリーパーの私は、夢を見ている時間が短いらしいのだ。
さて、そんな私にも明晰夢は訪れるのか。
2022.7.14
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へののん
2023/09/02 22:05
先日、1階の居間と2階の寝室の窓際にそれぞれ風鈴を取り付けた。
居間に取り付けた風鈴はガラス製の江戸風鈴で、夕闇の中、蛍が細い葉の上に留まっている様子が描かれている。
この絵柄に一目惚れして買ってしまったが、チリンチリンとかわいらしい音色も気に入っている。
2階に取り付けたのはアンティークのような洋風風鈴で、いくつかの長さの違う銅のパイプが円形に釣り下がっていて、風が吹くと互いにぶつかって音を鳴らす。
金属の澄んだ響きが美しいが、風が強いと夫がうるさがるのが難点だ。
日中はエアコンをつけて窓を締め切ってしまうが、夕刻、涼しくなったら、窓を開けて風を入れる。風が風鈴を鳴らすと、熱気に当てられていた気持ちがすっと静まる気がする。
以前NHKの「チコちゃん」の番組で実験したところによると、風鈴の音を聞いて涼しく感じるのは日本人だけだそうで、実際に風鈴の音を聞いて体温が下がったというから驚く。
脳の勘違いと言われれば身もフタもないが、風鈴の音で涼しさを感じられる日本人の心は風流だと思う。
2022.7.11
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へののん
2023/09/02 22:04
なんだか日焼け止めの減りが早い。
毎年春分の日からUVケアを始めると決めているのだが、今年は暑くなるのが早く、体に塗る面積が増えているからだ。
先日衣類の整理をしていたら、着なかった春服がいくつかあった。思えば今年はコートを脱いでから夏の装いになるまでの間が短かった。
またタンスにしまい込みながら、来年も着る機会は来るのだろうかとしばし考えてしまった。
2022.7.11
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へののん
2023/09/02 22:04
ハピバ私
2022.7.9
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へののん
2023/09/02 22:03
お昼に食堂でテレビ観てたら、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
今もずっと特番が続いている。
こんなことが日本で起こるなんてやりきれない。
2022.7.8
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へののん
2023/09/02 22:03
健康診断結果が戻ってきた。相変わらずの低空飛行で溜息がでる。
健康、美容というものは、昔はさらなる高みに向かって登っていくものだったのに、いつのまにか、追いかけてくる何かから必死に逃げるものになっている。
そして、その何かはだんだん足元に迫ってきている。
2022.7.6
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へののん
2023/09/02 22:02
庭の半夏生が盛りを迎えている。
夫はまるで興味を示さないが、亡き姑はこの花が好きだったかもしれないと思い、数本見繕って仏壇に供えた。
明日は七夕。
2022.7.6
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へののん
2023/09/02 22:02
動画をあれこれと観ていたら、何故か猫の鼻から芋虫を取り出す動画にたどり着いた。
そして一回それを観たら、おすすめに同じような動画がずらりと並ぶ。恐らくよくある案件なのだろう。
スクロールしても猫の鼻から大きな芋虫を引っ張り出すサムネだらけ。
心の中でギャーと悲鳴を上げてしまった。
インターネットを知ったばかりの頃は、インターネットは世界への扉を開くツールだと思っていた。しかし最近は、インターネットは鏡のようだと感じている。
白雪姫の継母が「世界で一番美しいのは誰?」と問えば、望んだ答えをくれる鏡。
ハリー・ポッターが虜になった「こころののぞみをうつす」鏡だ。
別に、意識して自分の都合のいい情報ばかり見ようとしている訳ではない。しかし、ブラウザの方が過去の履歴を反映して、同じような記事を表示してしまう。知らないうちに自分の好みの情報ばかり目に入る仕様になっている。
先日、ブラウザをインターネットエクスプローラーからグーグルクロームに切り替えたら、表示される記事の内容がガラリと変わった。
今まで、そんなに自分の好みに偏っていたのかと驚いてしまった。
今はいろいろなことに興味があるから、おすすめにかまわずどんどん検索して新しい情報を見ることができる。
しかし、そのうち世間のことに関心がなくなり興味の範囲が狭くなったらどうなるだろう。
似たような動画を延々と見続けている自分の姿を想像して、背筋が寒くなってしまった。
2022.7.6
違反申告
へののん
2023/09/02 22:01
日によって、だらだらと漫画を読んでいたい時と、小説など文章を読んでいたい時と、動画や映像を観ていたい時がある。
文章を読みたいのに眼が疲れて焦点が合わず、文字が読めない時はツラい。
2022.7.5
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へののん
2023/09/02 22:01
ネットでバズっていた書き込みによれば、そうめんは茹でる必要がないそうだ。
沸騰したお湯に入れて10秒ほどかき混ぜ、火を止めて数分置いておけば茹で上がるらしい。
これは有益なライフハックを得た。ぜひとも試してみたい。
ただ、お湯から上げる数分というのを見極めないと麺がへたりそう。
2022.7.5
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へののん
2023/09/02 22:01
先日冷凍しておいたキウイが、今役に立っている。
小さな容器に入れてお弁当と一緒に持っていくと、保冷剤の役割を果たして、お昼にちょうどいい感じに解けているのだ。
惜しむらくは、以前ワクチン接種をした時に、口の中が熱いと言ってやたらに食べてしまったことだ。
まだ夏も始まったばかりだというのにもう残り少なくなってしまった。
こんなことなら、頑張ってもっと冷凍しておくんだった。
2022.7.4
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へののん
2023/09/02 21:58
夫が、スーパーの惣菜売り場で鰻の蒲焼きが値引きになっていたと言って、ホクホク顔で帰って来たので、夕飯のおかずの予定を変更して、ありがたくいただくことにした。
うちは鰻の蒲焼きを食べるとき、ちょっと一手間かけている。
まず、パックから取り出した鰻を水で洗って、タレを落としてしまう。
そしてキッチンペーパーでよく水分を拭き取り、グリルで炙る。
すると、安物の鰻でもふっくらと香ばしく、美味しくなるのだ。
そこに備え付けのタレをかけて食べる。
この方法は、夫が買ってきたマンガ「その「おこだわり」、俺にもくれよ!!」で知った。
作者清野とおるが、色々な人からその人なりのささやかなこだわりを聞いて、自分も試してみるという趣旨のレポマンガだ。
その中に、中国産の鰻にこだわる人が登場する。
なかなか手が届かない国産の鰻には目もくれず、安い中国産の鰻をよく買って来て工夫して美味しく食べている。
それを読んで、真似してみたら予想外に美味しかった。
なのでそれからは、鰻が手に入ったら、もっぱらこの方法にしている。
おすすめ。
教えてくれたおこだわり人には、心のなかで感謝の念を送っている。
2022.6.28
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へののん
2023/09/02 21:58
先日、用事のため会社を早退した。
用事を済ませた後、普段はあまり行かない街中の大型スーパーに足を延ばした。
店内のあちこちをうろうろした後、気が済んで椅子に腰かけていたところ、ガチャガチャのところで男性がしきりに女児に話しかけているのを見た。
親子のようには見えない。
私は、顔の表情筋を総動員させてものすごい笑顔を作り、いつもは猫背気味の167センチの上背をぐっと反らせて
「どうかしましたかぁ?何かお困りですかぁ~?」
と、にこやかに男性と女の子の間に割って入った。
男はあからさまに不愉快そうな顔になったが、かまわず女の子に
「このおじさん知り合い?」
と聞くと知らないと言う。
「あらぁ、知らない人なの~?」
と男に向き直ると、男は
「あんた何なんですか、関係ないでしょ」
と食ってかかってきたが、店員が来るのを見ると逃げ出して行った。
私はやって来た店員さんに事の子細を説明すると、店員さんは“やっぱり”という顔になって
「あの人ず~~っとこの辺をうろうろしてたんですよねぇ」
と言う。その後のことは任せて店を出た。
車に乗りこむと、どっと汗が吹き出て来た。
女優だった。今、私女優だった…!
おばさんなのにおばさんを演じるというのもおかしな話だが、“ああいう状況に出くわした時に、おばさんが取るであろう対応”を私は確かに演じていたのだ。
もう少し若い頃だったらタジタジとなったり、ストレートに喧嘩腰な物言いになったかも知れないが、それなりに歳を経た今、私は「にこやかに威圧する」という技を会得していたらしい。
歳を取るのもいいものだ。
それにしても、声をかけてよかった。
今後も何かおかしいと思ったら、疑うとかじゃなくて、声かけをしていきたいと思う。
2022.6.18
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へののん
2023/09/02 21:57
先日、寝る前に居間でネット動画を観ながらうつらうつらしていると、襖を開けて、義父が突然部屋に入って来たので仰天した。
義父は3キロ離れた認知症専門のグループホームにいるはずだ。まさか施設を抜け出して、この距離を歩いて帰ってきたのか。
私が問い質すと、義父は「月が明るかったから歩いてきただよ」と、何でもないことのようにニコニコしている。
施設に電話しないと、イヤまず夫を起こして来なければ、と慌てて起きたところで目が覚めた。
夢を見ていたのだ。
あまりにもはっきりとしていたので、にわかには夢と信じられず、義父がまだその辺にいるのではないかとうろうろ探し回ったり、これは何かの報せではないかという思いに囚われて、なかなか寝付けなかったりした。
しかし、心配したようなことは何もなく、今に至る。
そんな夢を見たのは、その日、義父の4回目のワクチン接種の封筒を施設に届けたからだろう。
義父には会えなかったが、職員の方から近況を聞くことができた。
最近、義父は脚が悪いにもかかわらず窓から脱走して、建物の裏で草をむしってたそうだ。暖かくなってきたら農家の血が騒ぐのか、動きが活発になっているという。
げ、元気いっぱいだなぁ。
そんなことを思いながら帰ってきたせいかもしれない。
病院から移って来たとき、義父は車椅子に座ったままで、もう歩けなくなっていた。
しかし施設で暮らすようになってからは這って動き回り、そのうち杖を頼りに歩き回れるまでに回復した。
しかもたくさんの人に囲まれているため、お喋り好きな義父は水を得た魚のようになって、誰かを捕まえてはしきりに喋りかけているそうだ。
その調子で認知症も治って、いつか家に戻ってこられればいいのに。
そんな願望があのような夢を見せたのだろうか。
2022.6.18
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へののん
2023/09/02 21:57
今日(というか昨日)、自宅に車を停めようとしたら毛がポワポワした雀の雛が座り込んでて動こうとしない。
車の窓を開けて腕を振り回してみたが、きょとんとした顔でみているばかり。
まだ人間を怖いと思わないのだ。
仕方がないので車を降りて、マイケルジャクソンのスリラー的ダンスをひとしきり踊ったところ、ようやく飛び去って行ってくれた。
しかし、その様子を少し離れたところで散歩していたおばあさんに見られていた。
多分アブナイ人に見えてた。
ドンマイ私…。
2022.6.8
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へののん
2023/09/02 21:56
先日、職場で電子印鑑を導入するという話が出た。
今、世間と同じく、うちの会社もペーパーレス化を進めていて、紙の書類を減らすよう言われているのだが、会社の決裁を取る時に書類を回して上司の印鑑を貰うという流れを変えられず、未だに書類を全部印刷しているのが現状だ。
PC画面上で印鑑を「押して」回覧することができれば、印刷する必要はなくなる。
そのためにはシステムを取り入れなければならないが、色々と新しい手順を覚えることが必要になり、私のような若くない者にとっては煩わしくてかなわない。
しかしやるしかない。
先日、世間を騒がせた給付金の誤送金問題。
使い込んだ人が悪いのはもちろんだが、役場の杜撰な対応にも批判が集まった。
私が聞いて呆れたのは、銀行へのデータのやりとりに、未だにフロッピーディスクを使っていたという話だ。
はい?フロッピーディスク?20世紀ですか?
しかし、当人達にとっては何も不便な点はなく、ずっと同じ作業を繰り返しているうちにここまで来てしまったんだろうと思う。
そして、自分にとっても他人事ではないと思った。
自分の知らない間に世間がどんどん進んでいて、同じことを繰り返しているだけでは仕事の精度が低下していることになってしまう。
自分の「当たり前」も更新していかないといけない。
しかし、年齢と共にそれらがしんどくなっていくのだった。
いつまでついていけるのか。
でもやるしかない。
2022.5.21
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へののん
2023/09/02 21:55
続き
日本各地の人里離れた場所に一軒だけ建ってる家を訪ねる「ポツンと一軒家」は、母のお気に入りの番組だ。
母によると、最初に一軒家の航空写真が出てきた時点で、そこに住んでいる人が、昔から暮らしている人なのか、都会から移って来た人なのかがわかるという。
都会から移って来た人の家は、山の中で緑に埋もれるように建っている。
対して、昔からそこに住んでいる人の家は家の周りが白く、地面が見えている。住人が雑草を取っているためだ。
都会から来た人は、家の周りを草茫茫にさせておく。彼らにとってはそこは人の営みからは離れた山の中で、その光景が当たり前だと思っているからだ。
しかし、昔から住んでいる人にとっては、今でもそこは村の一部で、庭を草だらけにしているのはみっともないという意識があり、共同体としての秩序を守り続けているのだ。
同じ山の中に住みながらも、それぞれの認識は異なり、それが空からの写真にも表れているというのは面白いと思った。
2022.5.21
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へののん
2023/09/02 21:54
今日は梅雨入りのような、曇ってどんよりとした天気だった。
こんな日は草取りに向いている。
地面は湿って柔らかく、陽も射さないので日焼けの心配もない。
今がチャンスとばかりに支度をして庭に出た。
ゴールデンウィークが明けて2週間。
連休中に整えた家の中が、また雑然としていくのを見るのは悲しかった。
休み中はあれこれとこまめに片付けたり、気付いたところをキレイにして、それなりに満足していたのに、また日常が襲って来るとそんな余裕は吹き飛んでしまった。
自分の中のハードルは上がってしまったのに、現実は手が回らない。
週末が来るまでイライラしっぱなしだった。
しかし、いざ休みが来たら家の中のことを放っといて草取りを優先させるのは、近所の目があるからだ。
田舎の田園風景が広がるこの地域では、人々は雑草に厳しい。
自分の家の庭が草だらけ、というだけなら別に構わないのだが、草は種を飛ばして近隣の畑にまで飛んでいくので、周りに迷惑がかかるのだ。
ついこの間まで花をつけていた草がもう綿毛になっているのを見て、ヒヤヒヤしながら抜いていった。
また、名前は知らないが私が目の敵にしている雑草界のバオバブとも言うべき草があって、これは目を離すとみるみるうちに茎が太く丈が伸びて、いつの間にか存在感のある雑草に成長する。
そうなると、我が家がなんだか空き家のような野趣溢れる佇まいになってしまうのだ。
この前もだいぶ退治したはずなのに、またぞろ生えてきていて、私は忌々しい思いで引っこ抜いていった。
続く
2022.5.21
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へののん
2023/09/02 21:52
再来年の大河ドラマは源氏物語の作者、紫式部の生涯がテーマという。
源氏物語と言えば、正統派ヒロインともいえる紫の上がやはり一番魅力的だが、私は光源氏をはねつける空蝉や、一風変わった末摘花の方がむしろ好もしく思っていた。
女たらしの光源氏や、彼に振り回される女性達を素敵だとは思えず、冷ややかに見ていた節がある。
しかし、年齢が上がるにつれ、プライドの高い六条御息所が、愛しているにも関わらず素直になれないところに、妙にシンパシーを覚えるようになった。
主婦になってからは、地味だとばかり思っていた花散里の、主婦としての有能さに気付いて驚く。
そして、いつの間にかもう源典侍の歳に近付きつつある。
物語の方はそんなにハマらなかったけど、これだけの様々なタイプの女性たちを生き生きと描いた作者、紫式部とはどのような人なのか興味がある。
観察眼の鋭い陰キャ(誉め言葉)だったんではないだろうか。
今から楽しみだ。
2022.5.14
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へののん
2023/09/02 21:51
続き
しかし、これからこんな案件が多くなるのかもしれないな、と思った。
友人の夫も、前はそんなこと言うような人ではなかった。
しかし半年くらい前に病気をしてから、気が弱くなったのかもしれない。
友人も、かいがいしく夫に尽くしていた人だった。
しかし、内助の功というのは効果が可視化されにくい。
夫に尽くせば尽くすほど、夫の収入が上がる訳でもない。
夫が元気で仕事に行けるのは妻のおかげだというなら
夫が病気になったら、それは妻の支え方が足りないのか、というとそうでもない。
コンビニのレジ袋のように、あればありがたいが、なければないでなんとかなる程度の影響力なのだろうか。
支えている方の意識の割には、支えられている方には実感が伴わない、報われない労力だと思う。
2022.5.2
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へののん
2023/09/02 21:50
先日、地元に行って中学時代の友人と会った。
3月に実家に行った帰りにバッタリ会ったときに、ちょっと話を聞いて欲しいと言われていたのだ。
友人は夫に離婚を迫られているという。
子供を生まなかった友人は妻失格だと言われたそうだ。
ナニソレ、と大いに憤慨した私は、何か私にできることがあったら力になるから、と、またあう約束を取り付けた。
友人はもう50代だ。昨日今日子無しになったわけじゃない。
なのに、今さらそれを理由に離婚を迫るだなんて、絶対怪しい。
相手が何か不/貞でも働いているんじゃないか。
私はそう疑ったのだ。
そうは言ってもなかなか予定が立たず、4月末まで遅れてしまったが、ようやくあうことができた。
ところが、よくよく聞いてみると、私が思っていたのとはなんか事情が違う。
事の発端は、友人が夫に、自分の脛をかじっていないで働いて欲しいと言われたところから始まったという。
自分は夫に尽くして主婦の仕事を全うしているのに、脛をかじるとはなんて言い種だと怒る友人に、夫は、子供を育てていたわけでもないのだから、主婦の仕事を全うしてるとは言い難い、と反論して話がこじれたという。
(すっごく回りくどく、わかりづらかったが、要はそういう話なのだった。)
私は考え込んでしまった。
これは、子供がどうこうっていう話じゃないな。カネの話だよ。
夫さんは、要はもう友人を養えないから、夫をやめたいって言ってるんだよ。
あなたの内助の功がどんなに完璧かどうかなんて、関係ないのよ。
そう言うと友人はショックを受けた様子だったが、仕方ない。
もし経済的に不安なら、ファイナンシャルプランナーに相談してみたら、
うちの妹もローン組むときに見てもらったけど、やっぱりプロのアドバイスはためになるって言ってたよ。
それだけいうと、私はスタコラと帰ってきてしまった。
その後友人から連絡が来て、その話をしたら今度は夫も一緒に話したいと言ってるから、またあえないかという。
(なんだよ結局仲いいんじゃん)と思って放置を決め込むことにした。
続く
2022.5.2
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へののん
2023/09/02 21:46
書店に寄ったら夏目漱石の文庫本を模したポーチのガチャがあったので、思わず回してしまった。
虞美人草が出てきた。
ファスナーを開けると内側は小説の一部が印刷されている。
テンションが上がってもう一回硬貨を投入して引いてみたら、またしても虞美人草だった。
こころか夢十夜が欲しかった…。
調べてみたら、今までも文庫本のシリーズが発売されており、色々な作家のバージョンもあったらしい。
もし見つけてたら、お目当てが出るまで引きまくってたかも。
地方ではなかなかお目にかかれないからなあ…。
2022.4.29
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へののん
2023/09/02 21:45
大河ドラマを観ていて思い出したが、昔、中学校の担任の先生は「自分は木曽義仲の子孫だ」と言っていた。
先生の家はお寺で、友達と遊びに行ったときに、本堂で家に代々伝わるという巻物を広げて見せてくれた。
何が書いてあるのかわからなかったが、先生は
「これは『悪/鬼盗賊がこちらに向かって来ている』と知らせる手紙で、この悪/鬼というのは義仲を討伐に来た源義経を指している。義仲からしたら、こっちの方が悪/役だからね」
と説明してくれた。
その言葉がずっと記憶に残っていた。
その後、社会人になってから、また先生の元を訪れる機会があった。
「前に来たときには、家宝の巻物を見せていただいて…」
と切り出したら、先生は、心なしかシュンとしてしまった。
あの後、木曽義仲研究家の人に巻物を鑑定してもらったところ、ニセモノであることが判明したという。
家系を調べても、先生の家が子孫であることは考えにくいという。
そ、そうだったのか…。
私もシュンとしてしまい、しばし、どんよりとした空気が漂った。
しかし、中学校のあの日の体験は、私の心に鮮烈な印象を残したと思う。
全く関心がなかった歴史に興味が向くようになり、古文書を読めるようになりたいと思って読み方を熱心に学んだりした。
夫と出会ったのも、とある歴史イベントだった。
歴史戦国武将検定を受けていて、答え合わせをして話し込んでいたら意気投合した。
今も、二人であれこれ言い合いながら二人で大河ドラマを観ている。
楽しい。
あの体験が私の人生に影響を与えたと思う。
私が中学校を卒業するときには、もう定年だった先生は、結婚しない私を心配しながら亡くなった。
先生のお陰で、気の合ういい人に会えたよ~。
そんなことを心のなかで呟いたりしている。
2022.4.24
違反申告
へののん
2023/09/02 21:45
昨日、川端康成が「雪国」について残した創作メモが見つかったというニュースを観た。
発表された作品とは異なる展開を窺わせる記述もあり、注目を浴びているという。
そのメモの内容というのが、なんと「○(くる)つた葉子、駒子のために島村を○(ころ)さんとす」と記されていたというのだから驚く。
そうだったのか。葉子、そうだったのか…!
「雪国」とは冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった。」が有名な、川端康成の代表作だ。
島村という文筆家の主人公(妻子あり)が雪深い温泉街を訪れたときに、芸者の駒子と知り合い、深い仲になる一方で、汽車の中で見かけた葉子にも惹かれていく話だ。
駒子に会うために何度も温泉街を訪れる島村(繰り返すが妻子あり)だが、葉子にも心を動かされ、そうこうしているうちにある悲しい出来事が起こって、物語は唐突に終わる。
しかし、それとは違う展開があったかもしれないとは。
作品中、葉子は駒子を憎らしいと言ったりして、駒子に対して嫉/妬しているようなそぶりもあったのに、メモによると、葉子は駒子のために島村(くどいようだが妻子あり)を亡き者にするらしい。
メモの話を聞いたことで私の「雪国」に対するイメージがガラッと覆ってしまった。
美しい情景が印象的な、しかし淡い三角関係の話とばかり思っていたが、調子こいている主人公が、女から正義の鉄槌を食らう話だったのだ。(←多分違う)
川端康成先生には、ぜひこのメモの展開の結末を書いて欲しかったなぁ。
2022.4.2
違反申告
へののん
2023/09/02 21:44
続き
しかし25日に発売された最新号では、そのことについては全く触れられていなかった。
ただ、漫画の中で、彼によく似た主人公はこう語っていた。
「人間は、一人一人に願う幸福の形がある
その形を、権力を持つ者が
一方的に決めつけ押し付けるべきてはないのだ
領土を広げ富を奪うことは
他者から幸福を奪い、幸福の総量を減らす愚行だが
他者の幸福を尊重し、他者との信頼をこそ己が領土とする国は
どんな大帝国にも勝る価値を持つだろう」
こういう人であって欲しかった、そんな作者の思いが滲み出るような台詞だった。
しかし現実はそれとは程遠く、もう後戻りもできない。
そして、私たちは、ああいう立場の人間の一面だけを見てネタのように扱うのは危険だと思った。
キャラ化することで深刻さが薄れ、危機意識がマヒしてしまう。
実際の権力者に愛すべき人物などいないことを肝に銘じなければならない。
2022.4.1
違反申告
へののん
2023/09/02 21:43
昨日、政府はウクライナの首都キエフの表記について、現在のロシア語の発音に基づく「キエフ」からウクライナ語の発音の「キーウ」に変更すると発表したという。
キ、キーウかあ…。というのが初めて耳にした時の正直な感想だ。
バレエの都として耳に馴染んだキエフという響きには、格調高く芸術的なイメージがあり、なんかちょっともったいないな、と思ってしまったのだ。
以前も、日本政府はロシア語読みであったグルジアの国名呼称をジョージアへと変更したことがある。
ジョージアかあ、とその時も思った。
グルジアという言葉の響きがまとっていた、異国の神秘的な雰囲気がどこかへ吹っ飛んだような気がしたのだ。
しかし、その国の人の望む呼称で呼ぶのがいちばんだし、ロシアの隣国の彼らはロシア語で呼ばれることを激しく嫌悪していた。
そして、何故そんなに嫌悪していたのか、今回私たちはその理由について深く思い知ることとなった。
今回のことがあるまで、かの国の例の大統領に対する日本人の印象は、悪くはなかったと思う。
自分の鍛え上げた肉体を見せたいのか、やたらに上半身マッパを披露しているだとか、トップレスで抗議する活動家の女性を見て大喜びを隠さない様子だとか、トルクメニスタンから犬をプレゼントされる場面で、子犬の首根っこをつまみ上げるベルディムハメドフ大統領にしかめ面をし、犬を受け取った後に首を撫でているエピソードなどが、好意的なコメントとともにネットでバズっていた。
日本では、何故か彼のカレンダーの売り上げが伸びているとの記事も読んだ。
かなり前に放送した池上彰の番組でも、ちょっとクセはあるが面白い人物として取り上げられていたと記憶している。
夫が転スラ目当てに買っている雑誌「月間シリウス」では、彼によく似た某国の大統領が異世界転生して活躍する漫画が連載されている。
雨後のタケノコのように多い異世界転生ものの中では異彩を放っており、話題にもなっていた。
今回このようなことになって、雑誌側はどんな対応を取るのだろうかと興味を持った。
連載を一時中断したりするのだろうか。それとも「この作品はフィクションであり…」という例の注約が強めに表記されていたりするのか。
作者はこの出来事について何かコメントを残しているだろうか。
続く
2022.4.1
違反申告
へののん
2023/09/02 21:42
先日、高遠城址公園へ遊びに行った。
少しは桜が咲いていないかと期待していたのだが、どの樹もまだつぼみは固いままだった。
しかしそのおかげで、シーズン中には料金を取られたであろう公園内は、まだ無料で自由に出入りできるようになっていた。
穏やかな日差しの中、人影もまばらな公園内を夫と二人でのんびり散歩した。
公園内は、開花の訪れの準備に入っていた。
木々の間にはぼんぼりが飾られ、あちこちに設置されている出店には覆いが外されているものもあった。
町全体が、目覚めを待ってそわそわしているような空気に包まれていた。
桜の最盛期には、さぞかし賑やかなんだろうな。
一度は見に行ってみたいけど、老後のお楽しみにしよう。
2022.3.31
違反申告
へののん
2023/09/02 21:41
昨日はキウイの皮ををせっせと剥いていた。
冷凍保存するためだ。
うちの裏の畑に、キウイの木が一本生えている。
義父が元気な時は義父が世話をしていたが、いなくなってからは手が回らず、ほったらかしになっていた。
冬に入る前に、実りに実っているキウイを見かねた近所の人が、よかったら自分にくれないかというので、二つ返事であげてしまった。
自分で収穫したのだし、全て貰ってくれてもよかったのだが、その人はお裾分けだといって、段ボール2箱分のキウイを置いていったのだ。
その箱を冷暗所に置いて、ことあるごとに取り出しては食べたり、知人に配ったりして、冬中頑張って消費していた。
しかし、春になって、ぐんぐん気温が上がり、キウイの実は熟しすぎてきていた。
来週まで持たないだろうな。
そう思った私は、まだ大丈夫そうなのを選り分けて冷凍することにした。
剥いて剥いて剥きまくって、ボウルいっぱいになっても、まだまだ、キウイの実はたくさん残っている。
私は、人類滅亡の危機が迫る中、選ばれた人間だけをコールドスリープさせている科学者の気分になっていた。
とても全員を救うことはできない。
申し訳ない。
残りのキウイを見捨てて、私は剥いた実を冷凍庫に押し込んだ。
今日、箱を確認してみたら、中のキウイはもう傷んでしまっていた。
2022.3.14
違反申告
へののん
2023/09/02 21:40
グーグルのストリートビューで場所を調べていて、ついでに家の周りも見てみた。
すると裏の畑に義父が写っているのを発見した。
撮影されたのは初夏のようで、昼下がりの眩しい日差しがアスファルトに照り付けている。
義父は、軽トラを道路の側に停めていて、畑の中にかがみこんで、こちらに背中を向けて何かをしている。
呼べば振り向きそうだった。
もっと近づこうとカーソルを動かすと、撮影時間が変わったのか義父の姿は跡形もなくなってしまった。
少し離れたところから斜めに見たときだけ義父の姿が見られるのだった。
ストリートビューとは道路沿いの風景をパノラマ写真で見ることができるグーグルのサービスだ。
しかし実際に見てみると、切り取られた一瞬の時間の中に入り込んでしまったような奇妙な感覚を覚える。
義父は今は施設に暮らしているはずだが、本当の義父はあそこでずっと畑仕事をしているのではないか、そんな錯覚にとらわれた。
実家や会社の周りも見て回った。
もう廃業したはずの店が暖簾をかかげていたり、近所の家で離婚して出て行ったお嫁さんの車がまだ停まっていたりした。
会社の玄関には、色々あって辞めた同僚が入っていく姿が写っていた。
ぼんやりとした後姿だったが、彼だとはっきりわかった。
しんみりしてしまった。
このサービス、なかなか罪深い。
2022.2.27
違反申告
へののん
2023/09/02 21:40
ロシアのウクライナへの武力侵攻、とても容認できない。
でも、手をこまねいてただテレビを観ているしかできないなんて、悲しいし、情けない。
対岸の火事ではない。
きっと私たちの生活にも悪影響が出てくるとも思う。
ただでさえコロナ禍で、不況で、更にスタグフレーションになりそうなのに、
そのうえ戦争になりそうだなんて。
勘弁して欲しいよ。
2022.2.25
違反申告
へののん
2023/09/02 21:40
明日はバレンタインデーだが、今でも職場に配る風習は残っているのだろうか。
うちの職場は、数年前から廃止になってしまった。
男性が9割を超えるうちの会社では、女子社員にとってはチョコレートを手配するのは経済的にも労力的にも手間だ。
何より男性はチョコレート自体にはそんなにありがたがってもいないのだ。
なのにホワイトデーに多大なお返しを貰うのも気が引けてしまう。
正直、お局さんが廃止にしようと言った時には心の中で感謝した。
父が以前勤めていた職場では、もっとおかしなことになっていた。
ある年、職場の女子社員一同の名前で「バレンタインデーに使うチョコレートの分のお金は寄付することにしたので、今年から配りません」という紙が回ってきたそうだ。
それならそれで仕方ない、という空気になった。
しかし数年後、女子社員だけが寄付をするのは不公平だというので、男性社員にまでも寄付金を集めることになったのだという。
バレンタインデーにチョコを貰えないばかりでなく、お金まで出すことになった父。
どうしてそうなった。
寄付というのはもともとチョコを配ることを止める口実に過ぎなかったはずだ。
なのに、あくまでも「男性社員にチョコを配るのが嫌なのではない、寄付という崇高な目的のために仕方なく配れないのだ」という建前を崩すことができなかったために、そんなヘンテコなことになってしまった。
女子社員たちの、自分は悪者になりたくないというエゴのために、結果的に男性社員達がとばっちりを食った訳である。
それを思うと、うちの会社のお局さんは、その点においては偉かった。彼女が憎まれ役を買ってくれたのだ。
2022.2.13
違反申告
へののん
2023/09/02 21:39
今日、職場に取引先の担当から来たメールが、件名「トロイの木馬」になってて、「僕ウイルスです」と言わんばかりのメールだった。
取引先に問い合わせてみると、案の定相手はメールなど送ってないそうで、社内のPCがウイルスに感染し、勝手に取引先に送りまくっているらしい。
問い合わせが殺到し蜂の巣をつついたような騒ぎになっているという。
その後も一時間に11件ぐらい連続で送られてきた。
「いやーまた送られてきたよ。◯◯社も大変だなあ~。(苦笑)」と対岸の火事のように見ていたが、すぐに笑顔は引っ込んだ。
職場の他のPCにも、同じ取引先から続々とメールが届き始めたのである。
すぐさま詳しい人を呼んでナニカをナントカしてもらい、事なきを得たが、彼によると、今またコンピュータウイルスが蔓延してきているのだそうだ。
こちらも、ワクチンが出来たかと思えば新種が出てくることの繰り返しで、いたちごっこだ。
でも、辛抱強く対処していく他ない。
コロナと同じだ。
件の取引先からは、午後になってfaxから手書きでお詫びが送られてきた。
ひとまずは収束したらしい。
いやあ、本当に大変だなぁ…。
2022.2.8
違反申告
へののん
2023/09/02 21:39
続き
この本を読んで、多様性を認めるとはどういうことかと考えてしまった。
日本では、多様性を認めるというと相手の考えを受け入れ同調することだと考えられがちだ。
しかし本当の意味は、自分には受け入れられない考えでも、相手がその考えを持つことは尊重することだという。
同じ価値観を強いる日本人にはなかなか難しいと思った。
乱/暴なことを言えば、差/別をするのもその人の自由だ。
しかしそれにはリスクが伴うことを忘れてはいけないと思う。
2022.2.7
違反申告
へののん
2023/09/02 21:38
しばらく前に「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(ブレイデイみかこ)を読んだ。
アイルランド人の父と日本人の母を持つ中学生「ぼく」のイギリスでの生活を、母の視点から書いたノンフィクション・エッセイだ。
話題ということしか知らずに手に取ったため、イエローとかホワイトとかいうのは、多感な少年の心の描写か何かかと思っていた。
しかし、読み始めて間もなくわかった。
イエロー、ホワイトというのはズバリ人/種のことだったのである。
著者の息子は、名門カトリックの小学校から「ホワイト・トラッシュ(白いくず)」と差/別語で呼ばれる白人労働者階級が通う(要するに底/辺の)中学校に進学した。
低/層階級やマイノリティに向けられるレイ/シズムやヘイ/ト。それらに向き合いながらもたくましく学校生活を送る息子の様子が生き生きと描かれている、そんな話だった。
以前、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を観たとき、生徒たちが黒/人やアジア系など様々な人/種が混ざっているのを見て、正直違和感を覚えた。
原作だとやはり白人だけというイメージがあったのだ。
コンプライアンスの問題かもしれないがちょっと興醒めだなぁ、なんて思っていた。
しかし本書を読むと、ああいった格式高い学校の方がグローバル化が進んでおり、多様な人/種が入学しているのだという。
私の感覚の方がかたよっていた、というわけだ。
しかし、では上流の学校は差/別や偏/見がないかというとそんなことはなく、みぶん制度ともいうべき別の差/別が存在している。日本人からすると時代遅れと思うようなことが、向こうでは今も健在なのである。
そんな状態なので、格差や人/種や文化的背景の違いから、しょっちゅう衝突が起こる。
恐らくこの本が注目されたのは、日本もだんだん同じような状態になりつつあるからではと思う。
例えばオリンピックを観ていても、今や「日本人選手」でもはだの色が違ったり、時には言語までもが違う。
また、人/種は同じでも生活環境がまるで違っている人達もいるだろう。
そんな彼らが金メダルを獲った時、お茶の間では何の屈託もなく彼らと「同じ日本人」として勝利に酔えるだろうか。
でもこれからは、確実に色々な日本人が増えて行くと思う。色々な考え方も。
続く
2022.2.7
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へののん
2023/09/02 21:37
一昨日、NHKニュースで男性更年期について取り上げられていた。
女性と同じように、男性にもホルモンの低下からくる更年期がある。
男性ホルモンの減少に伴う症状として、倦怠感、うつ、イライラ、などといった精神的なものから、筋肉の痛みや性/欲の減退など、様々な形で不調が現れるという。
しかし女性のそれと違い、一般的にはあまり知られていないため、自分の心身の不調の原因がわからず苦しんでいる男性が少なくないとのこと。
女性の更年期もヒス/テリーと結びつけられたりして、あまり正しく理解されているとは言い難いが、少なくとも名前くらいは知られている。
男性のそれも広く世間に周知されて、正しく治療を受けられるようになればいいと思った。
それはそれとして、その歳になって性/欲のアリナシなんて重要なんだろうか、と正直思わなくもなかった。
しかし、男性諸氏にとってはなかなかの関心事のようであるのだ。
「中年女子画報」(柘植文)は40代半ばを迎えた著者が色々なことを体験しながら『中年あるある』を描いているコミックエッセイだ。
ちょっぴり自/虐的になりつつも楽しくアクティブに中年女子を満喫している様子が描かれていて面白い。
その著者のもとに、ある読者からこんな感想が来たそうである。
「中年の性/欲が描かれてない」
中年のセ、セイヨク…??
読んでいて思わず目が点になってしまったが、著者も面食らったようである。
要望に応えるべく(?)そっち方面の体験レポもされていたが、どうにもコレジャナイ感が拭えなかった。
オトナ女子はあんまりそういうのは興味ないのである。
その感想をよこしたのは、十中八九男性だろうと思われた。
中年をテーマにしたエッセイを読んで、そっちに関心が向くのかとおかしく思ってしまった。
その男性ホルモンというのは、人と交流することで増えるのだという。
コロナ禍の今、人と接する機会が減り、それが原因で男性更年期の症状を訴える人が増えているそうだ。
しかしこんなところにまでコロナが悪影響を及ぼしていようとは。
本当にはやく収束してほしい。
2022.1.29
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へののん
2023/09/02 21:36
一年でいちばん日が短い日は言わずと知れた冬至だが、その日にいちばん遅く日が昇り、早く日が沈む訳ではない。
一年のうちで最も日の入りが早い日は冬至より2週間前くらいで、反対に日の出が遅い日は約2週間後になるのだという。
確かに、正月明けに仕事が始まった時はそれを実感した。
朝起きた時には真っ暗で、家を出る頃にはまだ空に星が残っていた。
車を走らせていくうちにだんだん東の空が明るくなってきて、ハイウェイの灯りがポツポツと消えていく。
そんな光景が見られるのは一年のほんの数日間だけで、すぐに明るくなっていく。
今の時期は、ちょうど会社に着く少し前に朝日が昇る。
平地にはまだ日が差さないのに、遠くに見えるアルプスの山並みには日が当たり、ややピンク色に染まっている時もあって幻想的で、本当に綺麗だ。
夏ではこうはいかない。
空気が澄んで山肌がくっきり見えるのは今の時期ならではだ。
それもほんの一時。贅沢な時間だな、と思う。
冬は寒くて、支度も大変で、煩わしいことも多いが、案外私は冬が嫌いではないのだった。
2022.1.19
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へののん
2023/09/02 21:36
今日はスキーの日だそうだ。
恐らく、家族で一番スキーをしていたのは、実家の父親だろう。
休みの日になると、作業着の上に半纏という出で立ちのまま、ぶらっと軽トラに乗って近くのスキー場に出かけて行った。
その格好で一時間ばかり滑って来ると、帰りにゲレンデの売店で蕎麦を食べ、その辺にある温泉施設で一風呂浴びて帰ってくるのだ。
恥ずかしいからせめてちゃんとした格好をしてよ!と妹が怒っても聞く耳持たずだった。
何かのローカルニュースで、テレビカメラが賑わうスキー場を撮していた時、半纏を翻して飄々と滑って行く父の姿が映っていた。眩暈がした。
しかし今になって思うと、純粋にスキーを楽しんでいたのは父だけだったなあ、と思う。
私も妹も、いっぱしに流行りのブランドのウェアを揃えて、形だけは様になっていたが、趣味としては続かなかった。
妹はこのお正月に、実家に帰って来て、超久しぶりにスキーをしたそうだが、転んで手首を骨折してしまったという。
私なんてもう恐ろしくてゲレンデになど立てない。
近くにスキー環境が整っていたのにもったいない。
あの時、父の誘いを断らず一緒に行っていたら良かったな、とちょっぴり思う。
2022.1.12
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へののん
2023/09/02 21:35
一昨日は軽井沢のペンションに泊まっていた。
コロナ感染拡大の中やや不安もあったが、シーズンオフの軽井沢は一部の人気スポットを除けば閑散としていて、人の姿はあまり見かけない。
例のスポットには興味がないので近付かなかったし、その他は施設の駐車場も無料でも空いているし、ペンションの宿泊客は私たち夫婦以外にはいなかったので、のんびり過ごすことができた。
前の日の夕食でお酒を飲みすぎてすぐに寝てしまったせいか早く目が覚めた。なので起きだして夜明け前に宿の周りを散歩することにした。
ペンションの裏手は林になっており、ちょっとした散策コースがあって、その奥は国有林へと続いている。
冬の山林をぶらぶらしていると、奇妙なものを見つけた。
軽井沢は県内でも寒さは厳しい方だが、意外に積雪の量は少ない。山道は薄く積もった雪の下に、厚く敷き詰められた枯れ葉がところどころに見えている。その道の途中に小ぶりのエビフライのような形をしたものがいくつも落ちているのだ。
植物のようだが、木の実なのか、葉っぱの枯れたものなのか。
持ち帰って宿のご主人に見せると、なんとリスがかじった後の松ぼっくりだという。
珍しいものを見た。
その後、朝食の時にリスを見ることができた。庭の木の間をすばしっこく走り回っては時折じっとして耳やふさふさしたしっぽをぴょいぴょいと動かしていてかわいい。見られてラッキーだった。
冬が終わったらまた来たいと思うが無理だろうな。
その頃には、たくさんの人で賑わう、今とはまるで違う場所になってしまうだろうから。
2022.1.10
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へののん
2023/09/02 21:35
続き
そして今、私は50代を迎え、ペン習字をやりたくなる気持ちが解った。
手指が昔ほどよく動かなくなり、字を書く動作がどうもぎこちない気がする。また漢字もおぼつかなくなった。
練習したい。
彼女の言っていたのはこういうことだったのか。
また、60代で蕎麦や陶芸を始める人の心理も解る気がした。
あれは定年後暇になった男性がただカッコつけに始める趣味というだけではない。
恐らく「何かをこねる動作」をやみくもにやりたくなるのだ。多分。
人は歳を取っていく時、手や指や体を動かすことで衰えないように鍛えたくなるのではないだろうか。
それがウォーキングとか蕎麦打ちという形になって表れるのではないか。
そう考えるとあの老婦人の予言はあながち的外れではなかったのだ、と今なら思う。
そんな訳で、私も何かをこねてみたくなったのだ。
衝動買いした粘土、無駄にはしない。絶対作るぞ。
2022.1.6
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へののん
2023/09/02 21:34
今日(というか昨日)から仕事始めだったが、だいぶ体がなまっていた。初日だというのに気持ちはもう次の三連休に向いてしまう。
働き始めてから、年末に考えていた「休みになったらやりたかったこと」をいくつも思い出してしまった。
不思議なことに休日中は頭からすっぽりと抜け落ちていて、チラとも思い出さなかったのだ。
これでまた連休に突入したら気持ちよく忘れてしまい、まただらだらしてしまいそうだ。
それだけは避けたい。
休み中にやりたかったことの一つは、粘土細工だ。
年末のある夜、コンビニに寄って、帰り際にふと値引きのワゴンを見ると、クリスマスの売れ残りらしい品物が無造作に積まれていた。
その中に蓄光の紙粘土が二つぽつんと乗っていた。
へえ、そんな粘土もあるんだ。面白そうだな。そう思って店を出ようとした時、頭の中に、暗闇でぼうっと光る粘土細工が思い浮かんだ。
とっさに戻って二つとも買って帰った。
夫には、そんな酔狂なもの衝動買いして無駄遣いじゃないか。と呆れられた。
でも、作ってみたくなったのだ。
昔、何かの集いで知り合いの老婦人が言っていた。
「人間はね、歳をとるとみんな判で押したように同じことをするようになるのよ」
その老婦人によれば、人は40代になると何故かみんなウォーキングを始め、50代になるとペン習字を習いたくなり、60代になるとどういう訳か蕎麦を打つか陶芸をやりたがり、70代になると超本気でラジオ体操をするようになるのだという。
それを聞いた時、まだ20代だった私は笑い転げてしまった。
「確かに定年になったおじさんが蕎麦打ちや陶芸するイメージあるけど、私はそんなの全然興味ないよ」
それから20年後、私の周りでは突如健康ブームが起こった。
運動が得意な人はもともとスポーツをやっていたが、そんなのさっぱり興味なかった人までが熱心にジム通いをするようになった。
私も何かに焦りを感じてウォーキングを始めたのだ。
そんな時、会社で昼休みに50歳を超えたお局さんがせっせとペン習字を練習しているのを見て軽く衝撃を受けた。
あの言葉は本当だったのか?私もこれから同じ道を歩むのか?
続く
2022.1.6
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へののん
2023/09/02 21:32
昨年義父が施設へ行き、夫婦だけで迎える初めての正月は、親戚が来るわけでもなく緩みっぱなしであった。
きちんとしたお宅ならとっくに年越しの準備を終えているであろう頃、我が家はまだバタバタと支度に追われていた。
夫ときたら、神棚の掃除もしめ飾りも飾ってないのにテレビでずっとサッカーなんぞを観ている。
咎めると、やっと重い腰を上げてふらっと出て行ったかと思うとしめ飾りを買ってきて(←まだ買ってなかったのだ)ようやく飾り付けた。
しかし、何かが違う。
よく見てみると松がついてないのだった。
恐らく大晦日なので松がついているものはあらかた売り切れてしまい、しめ縄だけのが残っていたのをよく確認もせずに買ってしまったに違いない。
それを縦にして門の柱の両側に針金でくくりつけてある。
これ、しめ飾りっていうより…。
手足のない藁人形が磔にされてるようにしか見えない。心なしか、しめ藁も俯いていてしょんぼりして見える。
何の呪いだよ。ブレアウィッチの警告かよ。
怒るより思わず爆笑してしまった。
全く、夫のガサツさにも程がある。
お盆の時には、迎え火で焚く白樺の皮を用意するのを忘れてしまい、古新聞を燃やして迎え火をしていた。
「じいさんばあさんこの灯りでおいで」と唱えていたが、そんなんで来るかとご先祖にあの世から突っ込まれそうだ。
正直、私もそんなに真面目な方ではないが、私が防波堤にならないと果てしなく無法状態になってしまう。
そう思っているのだが、夫の斜め上の行動についウケてしまうのだ。
義父がいなくなったとたんこの有様。
いやはや、これから先が思いやられることだ。
2022.1.1
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へののん
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口溶けのいいチョコの甘さと、周りにまぶしてあるカカオのほろ苦さが絶妙で、中に入っているキャラメルの塩味とサクサクとした食感がまたいい。
つい、もうひとつ、もうひとつと、どんどん口の中に放り込んでしまう。
たまたま無印良品の店で買い物をした時、レジ横に並んでいたのを何気なくカゴに入れたのだが、また買おうと思って店に行ったらもうなかった。
調べたら去年売り出された冬季限定の商品で、大人気で即売り切れたらしい。
これはもうこの冬はお目にかかれないかもなぁ。残念。
他のメーカーのトリュフ塩キャラメルを買ってみたけど、なんか違うんだよね。
2022.12.30
デザイナーのヴィヴィアンウエストウッドが亡くなったそうだ。
ピンと来ない人も「NANA」のナナのファッションと言えばわかると思う。
私には手が出なかったけど、ライブに行くと粋に着こなしている女の子達が眩しかったなぁ。
ご冥福を祈ります。
2022.12.30
庭に積み上がった雪に掘られた穴の中で、ヤマネのように丸まりご満悦だ。
親が歳を取って、家の雪掻きを一手に引き受けている上、隣に住む独り暮らしのおばあさんが朝4時に訪ねてきて、自分の家の屋根の雪も降ろしてくれと懇願するので、会社に行く前に全て片付けてから出勤するのだと聞いて、どう言葉をかけていいかわからなかった。
どうかずっと健やかであってほしい。
2022.12.28
値引きのローストチキンをホクホクしながら買ってきたら、夫も買っていた。
夫婦二人で鶏6つ。年末にまさかの鶏三昧。
でも好きだからまあいいや(いいのか?)
2022.12.27
お、いよいよ咲くか?咲くのか?と待っていたが、その後一向に花を咲かせる気配を見せない。
やっぱり春まで待たないとダメかぁ、と思っていたら夫がシクラメンの鉢植えを買って来た。深紅の花を付けた見事な株だ。
農業高校の生徒さんが育てたものを知り合いのつてで買って来たそうだ。
窓辺が一気に華やかになった。
こんな調子だと鉢植えが年々増えてしまうな、と思うがやっぱり家の中に花があるのはいい。大事に世話をしよう。
2022.12.28
しかし数が多い。多すぎる。到底夫婦二人では食べきれない程の量がある。
ノルマだから何が何でも絶対食べろ、という親からの無言の圧を感じる。
その前に実家から貰った柿は、甘柿のはずなのにどうしたわけか、ものすごく渋かった。ひとかけ口に含むなり口の中が苔が生えたようになった。
ふと思いついてレンジで加熱してみた。温めることでだいぶ甘みが増したが渋味は抜けなかった。
そして柿の周りに奇妙なものが染み出ている。
ワックスのような白いクリーム状のもので、とても食べ物から出てきたとは思えないケミカルな物質だ。
ははあ、これが柿渋というものか、と思った。
昔、即身仏となったミイラには柿の渋を塗ったのだそうだ。柿渋を塗ることで腐敗を防ぐことができたのだという。
江戸時代に、とある本草学者が「機会があったら墓を掘り起こしてみて欲しい」と言い遺して亡くなった。
そのまま時が過ぎて終戦後、墓地を移転することになり、子孫の立ち会いの下でその学者の墓を掘り起こしたところ、彼の遺体が亡くなった時とほぼ変わらない状態で発見されたという。
胃の中には、彼が亡くなる間際に飲み込んだと思われる大量の柿の種が見つかった。柿の種に含まれるタンニンの抗酸化作用によって遺体が腐敗せず、そのままの状態で保たれたのだ。
柿の渋とはタンニンであり、ポリフェノールの一種だ。
ポリフェノールの効果ってすごいんだな、と感心する。
柿のチカラ恐るべし。
それを思うと、せっかくの柿、ありがたく頂かなくちゃね、という気持ちになる。
そんなわけでせっせと柿を消費している。
2022.12.14
会社に向かって高速道で車を走らせると山並みに沿って朝日が出たり隠れたりする。
会社に着くまで何度も日の出を拝めることになってお得?だ。
「星の王子様」の中で、王子様が43回も日の入りを見たと言う場面がある。王子様の故郷の小さい星では椅子を少し引くだけで簡単に夕日が見られるのだ。
作者のサン=テグジュペリは飛行士だったので、もしかしたら飛行中に何度も日の入りを見る機会があったんじゃなかろうか。そしてあのエピソードが生まれたのかもしれない。
そんなことを思いながら車を走らせている。
2022.12.8
スーパーであれとこれを買わなくちゃ、と思っても、店に行くとコロっと忘れる。
休みの日にあれとこれをやっておかなくちゃ、と思っても、休日になるとケロっと忘れる。
なので、今はもう片っぱしからメモをしている。
仕事でも、新しい手順や操作を忘れがちなうえ、今までやってきたことまで頭から飛んでしまう有様なので、ファイルにメモをつけて全部メモりまくっている。
これをもっと整理したらマニュアルになるんだよな、と気付いてからは、いつか来る引き継ぎの時に備えて、細かく入力するようになった。
先日読んだ「日日是好日」(森下典子)は、作者がちょっとしたきっかけから茶道を習い、だんだんと目覚めていくというエッセイだ。
最初は訳も分からず先生の言うなりに動いていくだけだったが、やがてその所作一つ一つに意味があることに気づいていく。
茶道のあの細かな作法が、ただ気取っただけの様式美ではなく、実は客をもてなす時に段取りを滞りなく進めるための、計算されつくした合理的な動きだったと知って、私は感銘を受けた。
今でいうところのマニュアルそのものではないか。
昔の人はそれを「茶道」という形で伝えてきたのだ。
昔からの言い伝えは、一見迷信のように思えても、実は科学的根拠に基づいていたり、合理的な理由があることも多い。
あれは、いわば昔の人なりのマニュアルだったんだ、と気付くと面白い。
私も自分なりのマニュアルを残しておかないと、と思う。
2022.12.5
月末といえば、職場のカレンダーをめくるのがささやかながら楽しい。
取引先から送られてくるカレンダーは大半は文字ばかりだけれど、中には風景画や写真が印刷されたものもある。それをめくる時に少しばかりワクワクする。
毎月の始めに新しい景色が表れると、気持ちも新たにリセットされるようだ。
今は不況のせいかめっきり見かけなくなったが、以前は大判のカレンダーで、紙ではなくフィルムに鮮やかに写真が印刷されているものがあった。
今は亡き専務は、めくったカレンダーのフィルムを捨てずに持っていって、自分の席の後ろの窓に貼って楽しんでいたっけ。
そんなことを懐かしく思い出す。
2022.11.29
体が熱い気がしない、むしろ寒気がする。
顔を撫でてもあまり感覚がない。
口が乾く。背骨が痛む。
ああ、熱が出るってこんなだった、と布団の中で妙に納得する私。
思い返してみると最近ではワクチン接種以外では熱を出した記憶がない。
インフルエンザに感染った時も比較的軽くてけろっとしていた。
どうやら風邪を引いてもあまり熱が出ない体質らしい。
そんな私だが、昔、学生時代に友人達と京都に旅行に行った時、酷い高熱を出してしまった。
最終日、友人達だけ予定通り出かけて、私は電車に乗るギリギリの時間まで宿に留まらせてもらい、一人ポツンと部屋で寝ていた。
頭がクラクラして天井が揺れているように感じたり、キラキラした虫が空中を飛び回っている幻覚を見た。
寝ているあいだずっと隣の部屋で誰かがお喋りしていると思っていたが、起きてみると誰もいないのだった。
時間になって宿から出てきたが、宿の人に何を言われたのか、自分はちゃんとお礼を言えたのか、全然覚えていない。
ただ、延長料金などは請求されなかった。宿の人にはよくしてもらったと思う。
フラフラと駅に向かって歩いて行くと、先に着いていた友達が迎えに来て、私が危なっかしいと思ったのだろう、しっかりと手を繋いで駅へ連れていってくれた。
そんなことをずっと覚えている。
2022.11.8
こんなときばかり気が合う私たち。
でも、瑞々しい大根をたくさん食べられるのは嬉しい。
おでんに使えばいくらでも食べられるし、サラダにするのもいい。
さっぱりとしたおろし煮も好きだ。
とりあえずこの週末にコトコト茹でてやろうか。
いろいろ考えるのが楽しい。
2022.11.4
数ヶ月前に、外側と内側の両方に設置しておいたのだ。野外のはソーラー式で、室内のはコンセント式にした。
夫は玄関の中までは要らないだろうと、乗り気ではなかった。
しかし日が暮れるのが早くなった今、真っ暗な家に帰宅した時に、明かりのスイッチを入れるために、手探りで奥までそろそろと進む苦労をしなくていいのは本当にありがたい。
この家を建てた義父は、夜、誰もいない家に帰って玄関の明かりを点けることなど想定していなかったらしい。明かりのスイッチは、常に家の中の誰かが点けることが前提の位置にあるのだ。
実際、義父が施設に行くまでは、いつもこの家には誰かがいた。
多い時は4世代同居で賑やかだった。それが徐々に減り、義母が亡くなってからは、義父は昼間独りで過ごすことになった。
そんな義父はボケ始めると家族を探して家中を探し回った。ボケが進むと、この家は自分の家ではないと思い込み、外へ出て自宅を探して徘徊してしまうようになった。
義父の家はある。だけど義父の帰りたい家は、もうどこにもないのに。
それは義父が施設へ行くまで続いた。
今、私はこの家で暮らしているが、イマイチ自分の家だという実感が湧かない。ずっと仮の宿泊所に泊まっている気持ちでいる。
では実家かというと、子供の頃から祖父母や両親と暮らしていた実家は親戚の出入りも多く、ずっと大人のための場所であって、自分の居場所はないように感じていた。
私が今ボケたら、どこに帰りたいんだろう。
そんなことをしばし考えてしまった。
2022.10.30
私 (お、子供の電話相談の番組か。子供って何を疑問に思うのかな。ちょっくら聴いてみるか)
子供 「水に潜るカモより潜らないカモの方が、飛ぶのが遅いのはどうして?」
私 「ええっ?そうなの??」
先生 「よく知ってるね~。水に潜るカモと潜らないカモとでは、何が違うか分かるかな?」
子供 「次列風切羽根が少し膨らんでる」
私 「じれ…?何??」
軽い気持ちで聴いていて、子供の知識にビビる日曜の昼。
2022.10.30
変/態のオンパレードでツラい。
でも最終巻は圧巻だった。文句なしの大団円でよかった。
2022.10.26
ふとネットで見たことを思い出して、トースターで少し炙る。皮がサクサクに戻ったのみならず、中のチョコがトとろとろに溶けて、フォンダンショコラのようで美味しい。これはやみつきになりそうだ。
2022.10.23
曇ってる。星どこ?。
今年は月が出ないので条件がいいと言われてたけど、天候はしょうがないねぇ。
寝るか。おやすみ。
2022.10.22
これは夫も好きなので貸してあげよう。
2022.10.22
子供がいらない理由をすごく語る。
本当にいらなかったのか、それとも強がりなのかわからない。だから、うんうん、そうねそうね、と相槌を打つしかない。
30代からそんなことを言うようになり、40歳になっても言っている。50歳になっても言っている。
陸上競技の障/害物競争で、他の選手が走り終わった後もなお、ハードルの前で佇んでいるようにみえる。
飛べないが、まだ立ち去ることもできない。
私はとっくに棄権して、ハードルの並ぶトラックの横をぶらぶら歩きながら、振り返って彼女を見ている。そんなイメージが浮かぶのだ。
「いるいないみらい」(窪美澄)を読み始めた時、ああ、そっちの話か、と思った。
「(子供が)いるいないみらい」という話なのだ。
主人公はみな出産するかしないかの選択を迫られ、悩んでいる。理由は様々だが、今の世の中、なんの迷いも葛藤もなく産む選択ができる人の方が、本当は少ないんじゃないか、と思った。
政府が子育て支援クーポンを発行するとのニュースを聞いたとき、「そんな支援の仕方なのか」とか「ずれてる」とか「今更」とか色々思った。
少子化対策を今になって焦って取り組み始めているが、もっと早いうちからさっさと動けばよかったのにと思う。
もしかしたら、彼女が、彼女たちが越えられなかったハードルの中には、行政の手で取り除けたものや低くできたものもあったのではないか。
それを思うと、育児に疎いおっさん、じいさんたちで構成されている政府の鈍い対応が歯がゆい。
ただ、それ以外にも本人にしか見えないハードルもある。
知人が産まなかった本当の理由は、多分、彼女の語る言葉の中にはない。
どんな理由で産まなかったなんて、私にとってはどうでもいい。
それより、彼女がそれをいつまでも、いつまでも語らずにはいられない、ということが問題なのだ。
横にちょっとずれれば進めるよ、と教えてあげたい。
でも、そういうことは、きっと自分で気づくしかないのだろう。
2022.10.21
白く細い月が晴れた空高くポツンと浮かんでいる。雲の切れ端と見間違えそうだった。
真昼の月が見られたらちょっとお得な気分になる、と何かのマンガで読んだ。お得…かなぁ。でも珍しいものを見られてよかった。
2022.10.21
ドリフのメンバーの中で一番好きだったな。
普通のサラリーマンの役とかがハマっていた。
2022.10.20
今年は貰い物のカレンダーを飾っていたけど、毎朝目にする場所なのに味気なくてつまらなかった。次回は買ってもいいから、好みのを自分で選んで、気分が上がるような物を飾りたいなぁ。
2022.10.20
秋映(あきばえ)といって、皮の赤みが濃くて黒っぽい品種だ。
味はやや酸味が強く、パリパリとした歯触りで私好み。
母はそれを覚えていてくれたのだ。
早速、食後にいただく。みずみずしくて美味しい。
秋だなぁ。
2022.10.17
大きい鉢植えは3年、小さい方は4年目になる。
全然世話してないけど、この冬も花を咲かせてくれるのだろうか。
ちょっと申し訳ない気がして、取りあえず液肥を少しあげた。
2022.10.16
オープニングテーマ好きだったから、変わってなくて嬉しい。
2022.10.16
実は、世間の目がジブリパークに向いている時なら、三鷹のジブリ美術館の方は比較的容易に入れるのでは、と思っていた。
以前一度訪れたそこは、賑わう街の中にひっそりと建っている奇妙な屋敷といった佇まいで、日常の中の非日常的な空間が面白く、もう一度行ってみかったのだ。
しかし、この様子だと相乗効果で三鷹の方も人々が押し寄せそうだ。
まあ、のんびり待つことにしようか。
2022.10.15
7月から開催されていて、大変盛況だとニュースで報じていた。そろそろほとぼりが冷める頃だろうとチケットを申し込んだのだ。
ところが、当日美術館を訪れると、駐車場へ続く道が渋滞している。駐車場の空きを待って車が列をなしているのだ。
よく見ると名古屋、静岡、岐阜など県外ナンバーも来ている。この催しを見るためにみんな県境を越えてきたらしい。
ジブリ人気を舐めていた。
ジブリ展は決められた時間帯に入場しないといけない。このままでは間に合わなくなるかも、とやきもきしたが、駐車場から出ていく車も多く、ほどなく車を停めることができた。なんとか時間内に滑りこんでひとまず安堵した。
美術館内は人数を制限しているにもかかわらず混雑していた。
地元の美術館がこんなに賑わっているところを初めて見た。
ジブリ展示では過去のジブリ作品のパネルが並んでいたり、「アーヤと魔女」のフルCGアニメーションの製作過程が説明されていて興味深く見た。
トトロに出てくるネコバスの等身大のオブジェもあった。中に入って座席に腰を下ろすと体がズブズブと沈み込む。
「映画そのまんまだ!」「ふっかふかだ!」とはしゃぎながら座ったり立ったりする、いい歳をした大人2人。
後半は三鷹の森ジブリ美術館や、名古屋でまもなく開園になるジブリパークの様子が紹介されていた。
注目を集めていたのは、さつきとメイの家のジオラマで、父親の仕事場の様子など、細かく作られている。
ジブリパークには、まるごと再現された家が建っているらしい。
田舎のよくある間取りと洋風がミックスした家の造りが面白く、しげしげと見てしまった。
展示の中で一番の目玉は、千と千尋の神隠しのカオナシが電車に乗っている立体作品で、カオナシと並んで写真撮影できるのだが、これが長蛇の列で、時間がかかりそうなので諦めた。
最後にグッズ売り場を覗き、記念にクリアファイルと、姪のお土産を買った。もう所々売り切れていて空白が目立った。
美術館を出ると辺りは閑散としていて、夢から覚めたような気持になった。
ジブリパークへ行きたい気持ちが高まったが、当分無理だろうなぁ。
続く
2022.10.15
同僚は一度会社に来たが、家族がコロナ陽性だという知らせが電話で来たため、濃厚接触者ということで帰って行った。検査結果が出るまで自宅待機だという。
社内は取引先も訪れず静かで、仕事をしながら、なんとな~く、夫がコロナになって私も自宅待機になったら何をどうしようか、なんてことをダラダラと考えながら1日過ごした。
2、3日籠ってても食料は大丈夫だと思うが、なくなりそうだったらどうしよう。
妹はネットスーパーを使ったといっていたが、この辺にはないから、いざとなったら、母に頼んで冷凍食品をクール宅急便で送ってもらおうか。ついでにスイーツも。できたら酒と炭酸水とジュースも。
色々考えているうちに、不謹慎なのだが何故かちょっと楽しくなってきてしまった。
以前、まだコロナワクチンもなかった頃、感染者がホテルに缶詰になっている様子をネットで見ながら、もし自分も同じ状況になったら何を持っていこうか、などと考えた。
保温水筒と麦茶を持っていって、毎朝お湯を沸かして温かいお茶を作ろう。コーヒーも欲しくなるな。
野菜ジュースの持ち込みはアリだろうか。豆乳は。
酒はダメだろうけどノンアルコールビール持ち込んで、なんちゃってレッドアイ作っちゃおうか。
いや、本っ当に不謹慎なのだが、想像がどうにもだんだん楽しい方向に向かってしまう。
決してコロナにかかりたい訳ではない。が、私の脳内が能天気に出来ているため、シミュレーションのはずがいつの間にか妄想に変わっているのだ。
危機意識に欠ける困った私だが、さて夫はどうかというと、私に輪をかけてオプチミストなのだ。
夫婦でこんな有り様でいざ有事があったらどうなることやらと心配だ。
それはともかく、1週間くらい休みたいなぁ。
2022.10.15
甘酸っぱくてちょっと皮の渋みも感じる。みずみずしい葡萄の味と香りが口いっぱいに広がって美味しかった。
しかしけっこうなボリュームで、食べきるのに苦労してしまった。
前はこんな量ペロリだったのになぁ。
2022.10.14
先日昼間にも北海道上空を通過したようで、撮影した画像をツイッターに上げていた。
この後も何日か観測できるチャンスがある。ぜひ観たい。
しかし、時間帯がちょっと私には厳しい。すべて明け方なのだ。
夜明けの空を、小さく光る点がツーっと横切ってくだけなのだろうけど、頑張って起きて観てみようかな。
以下観測時間帯メモ(自分用)
18(火)6:03 那覇
19(水)5:14 東京・大阪・仙台
21(金)5:17 全国
22(土)4:31 全国
23(日)5.18 札幌
24(月)4:32 札幌・秋田
25(火)3:45 札幌
26(水)4:32 札幌
2022.10.14
でも気になるのは最近の「転生もの」だ。
主人公が始めから今の世界に帰ってくる意志がない。違う世界でずっと勝ち組として生きていくという話が人気があるのが、ちょっと引っかかるのだ。
「はてしない物語」では異世界ではいわばチートな力を思うままにしていた少年が、最後はいじめられっ子で情けない自分と向き合うため現実世界に戻ってくる。
今の「転生もの」はエンデが伝えたかったテーマとは真逆の方向に向かっている。
エンタメだからといえばそれまでだけど、現実世界での自分の命を簡単に手放してしまうことが前提なのはなんだか淋しい。異世界で楽しく活躍しても、最後は平凡でつまらない現実の世界に戻ってくるオチでなければ、と思ってしまうのだ。
2022.10.1
童話館は黒姫高原の見晴らしのいい場所に建っていて、館の前には草原が広がり、その向こうには黒姫山が大きく見えている。周辺は人もまばらで閑散としている。
秋の風が爽やかで気持ちがいい。
黒姫童話館は「はてしない物語」や「モモ」で有名なドイツ人作家ミヒャエル・エンデの2000点を超える作品資料を本人寄贈により収蔵、世界で唯一常設展示している施設だ。(wikiより)
以前、エンデの童話館がここ信濃町に建てられたいきさつを聞いたことがある。
映画「ネバーエンディング・ストーリー」がヒットした時に、世界のあらゆるところから記念館を建てる話が作者のもとに舞い込んできたが、居丈高な態度のビジネス関係者の中で、信濃町からの使者が一番素朴で好感が持てたからだという。
真偽のほどはわからないが、作者らしいと思う。しかしそのために、貴重な資料がこんなへんぴな場所に(失礼)、ひっそりと埋もれるように展示されているのが勿体ない。
エンデの父親は画家で、不思議な絵をいくつも残していて、それがエンデの作品に影響を与えたともいわれているが、私も好きだ。前に訪れた時は飾られていたが今回は見られなかった。残念。
私が「はてしない物語」に出会ったのは中学の時だ。少し読んで、もう夢中になってしまった。
部活をさぼって図書室で読んでいたのを先輩に見つかってしまい、大目玉を食らったこともある。
いじめられっ子の少年が、古本屋で奇妙な本を見つけ無断で持ち帰ってしまう。それはファンタジーの話で、少年は貪るように読むが、本の中からその少年を窺う存在がいる。少年が読んでいる本の名前は「はてしない物語」。表紙には二匹の蛇が輪を作る模様が描かれている。よく見ると、私が読んでいる本の装丁も蛇が輪になっている。同じ本を読んでいる、と気づいた時の衝撃ときたら。
その物語が「ネバーエンディング・ストーリー」として映画化した時に、エンデはラストを削除するように訴訟を起こしている。ラストで作品全体の趣旨が台無しになっているからだ。
主人公が異世界に引き込まれる話は昔から数多くある。
ひょんなことから異世界に迷い込む話から、異世界に選ばれた者として呼ばれる話、超能力を発現させて活躍する話など、もう本当にいろいろある。
続く
2022.10.1
私はあまり馴染みがないが、夫の思い出話が止まらない。
「モハメド・アリ戦の時、理科室のテレビで観せてもらった」
「スタン・ハンセンやタイガーマスクとの名勝負を食い入るように観てた」
「古舘伊知郎の実況で盛り上がった」
「ユニクロで買った赤いマフラーを巻いていったら猪木かとツッコまれた」
多くの人々の胸を熱くした漢のご冥福を祈ります。
2022.10.1
祭り自体はコロナの影響で3年間も中止になっているが、神楽の練習だけは行わないと、だんだん忘れてしまうからと、保存会のメンバーが定期的に集まって、舞と演奏の練習をしているのだそうだ。
きっと、各地の伝統文化が継承されている陰には、こんな人達の地味な努力があるんだろうなぁと思う。
2022.10.1
職場でもその癖が出てしまい、トイレと自分の席を往復してしまうことがある。仕事をしているようには見えないのでとても困る。
また、頭の中ではトラブルの解決法を一心に考えているのに、画面を睨んで固まっていると、端からはボーっとしているように見えているようだ。
本当に仕事のことを考えているか、他のことを考えているのか、ボーっとしているのかは本人しかわからないので、信用してくれている同僚や、理解のある上司には感謝している。
2022.9.24
夫が冷蔵庫に冷やしておいてくれた。
会社から帰って、ぼんやりした頭で黙々と食べたら、爽やかな甘さが脳に染み渡って行く気がした。
やっと三連休なんだという実感が湧いてきた。
別のご近所さんからはカボチャとさつまいもを頂く。
すっかり秋だなぁ。本当にありがたい。
2022.9.24
英語圏の人はこの表現をよく使う。
「大丈夫」とか「あなたは独りではない」と訳されることもある。
悲しみにくれる人に寄り添う言葉。いい言葉だと思う。
東日本大震災の時にも 海外から多くこの言葉が寄せられていた。
2022.9.10
木星が月に寄り添うように輝いている。けっこう珍しい光景だと思う。
田んぼの中の道を歩いていると、かなり後ろから、ぶつぶつ独り言を呟きながら歩いてくる人がいた。
距離は離れていると思ったが、しばらくして振り向くとすぐ後ろまで来ている。
ひやっとした。
さりげなく道をそれてやり過ごしたら、ぶつぶついいながら普通に歩いて行ったのでほっとした。
かなり前に、こんな夢を見た。
月が明るい晩に、田んぼの中の一本道を一人で歩いている。自分は侍のようだ。
ふと振り向くと、はるか後方にお坊さんらしき人が杖をつきながら歩いている。
それが、顔をピタリと自分の方に向けていて、少々気味が悪い。
でもあの速度では自分には追い付けないだろう、そう思って進んでいたが、しばらくして振り返ると自分の真後ろにいる。
顔をピタリと自分に向けている。
ぞっとして目が覚めた。
そんな夢を見たことを唐突に思い出した。
2022.9.11
地上から400km上空にある国際宇宙ステーションに設置されているカメラが常時地球を映していて、その様子を動画サイトで観られるのだ。
最初に見つけた時には太平洋上空を飛んでいて、ひたすら海と雲ばかり映っていた。
次に観たときには南米ボリビア付近を飛んでいて、地表には白いものが点々と映っていた。あれは雲だろうか、それとも南半球は今冬だから雪だろうか、ボリビアというとウユニ塩湖があるから塩かも、なんて考えながら、ゆっくり動いていく映像を晩酌しながらまったり眺めていた。
毎日同じ時間帯に見てると、少しずつずれながらもほぼ同じ地域を飛んでいるので、本当にたまーにしか見ないけれど、なかなか面白い。
前にISSが日本上空を通過した時には、まだこの映像の存在を知らなかったので空を見上げてばかりだったけど、今度通過する時には上空からの日本の様子も見てみたい。
NASAの人間でもなく、何か研究をしているわけでもない一般人の私が、ただ単に酒を飲みながら宇宙からの映像を観ている。科学技術の進歩に感謝する。
2022.9.10
オフィスビルのフロアのような、あるいはホテルの廊下のような場所に何故か入り込んでしまい、延々と彷徨うという動画だ。
そこは迷路のように入り組んでいて、探し回っても一向に出口が見当たらない。人の気配が全くなく辺りは静まり返っているが、不気味な影が見えかくれしたり、壁に不可解な落書きが書かれていたりする。
終いには怪異に追われたりもする。
「Backrooms」は数年前からネットで広まった都市伝説で、今年動画サイトにあげられた、ある一本の動画から人気に火が付き、同じテーマの動画やゲームが続々と作られている。
私は主にこのゲームの実況動画を好んで見ている。
怪異に追われたりするような作品より、誰もいない奇妙な空間を淡々と、ひたすらあちこち探索して歩き回っているようなものが好きだ。
夢の中で見たような、こんな光景に何故か惹かれる。
いつか自分でゲームできたらいいけど。
老後のお楽しみにしよう。
2022.9.10
今夜は中秋の名月を見ながら散歩。雲間から時折見えるだけだった。残念。
2022.9.10
風にあおられてパカパカしてたので、慌てて途中のPAに降りて、店員さんに粘着テープ売ってないかと尋ねたら、貸してくれた。
なんとか補修して無事遅刻寸前に会社にたどり着くことができた。
助かった。店員さんありがとう。
2022.9.6
歯に衣着せぬ鋭いトークが売りだった、はずだ。でも最近なんか彼のトークに違和感を覚える。彼のキャラが変質してきている気がする。
松山三四六がそうだった。
松山三四六とは、主に長野県内のテレビやラジオで活躍していたタレントで、私はよく金曜日の夕方のラジオで彼の番組を聴いていた。
面白くて、人情派で、ちょっぴりおっちゃんな感じで、ものまねも似ていて歌も上手かった。
アーティストの真似をしながら曲の歌詞を週末の星占いに変えて歌うという離れ業をやってのけて、その芸達者ぶりには感心させられた。
ところが、ある時から、なんとなくトークの歯切れが悪くなり、イマイチ面白みがなくなった。と思っていたら番組を卒業し、先日の選挙で自民党から出馬した。
しかし文春砲が炸裂してスキャンダルが発覚。
彼の応援演説をするはずだった故安倍元総理は、急遽、長野から奈良に予定を変更してあの惨劇が起きた。
彼は落選した。
私はすっかりつまらなくなった金曜のラジオ番組を聴かなくなった。
なんとなくだが、太田に同じニオイがするのだ。
同じ轍を踏まなければいいけど、と思う。
まあ、なんの根拠もない下種の勘繰りだが、そんな勘繰りをしてしまうほど、彼は変わった気がする。
2022.9.4
結婚したばかりの頃、義父が月命日の度に天ぷらを供えろというので閉口した。
平日で帰りが遅い日もあったのだ。
今思えば、好物の天ぷらを供えることで義母と繋がっていたかったのかな。
義母のことを語るとき、過去形ではなく現在進行形で語っていた。
2022.9.4
朝顔は夏休みの象徴のようなイメージだったが、秋の季語なのだそうだ。
ヘブンリー・ブルーという種類のその朝顔は、天上の青という名のとおり深みのある空色で気に入っている。
2022.8.21
夏の間あんなに暑さに文句言っていたのに、終わるとなると淋しくなるのは何故なのか。
2022.8.21
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。
西條八十の詩の一節だが、私より上の年代の人には、映画「人間の証明」のキャッチフレーズで有名だ。
その詩のように私の帽子はまたたく間に谷に落ちてしまい、見えなくなってしまった。
私はすっかりしょげてしまった。わざとじゃないとはいえ山の環境にとってはゴミを捨てたのと同じだ。
しばらく未練がましく見送っていたが仕方なく帰る。
帰りは例の遊歩道を歩いて下ることにする。
登りに比べたらそんなに疲れないだろうと思ったが、ふもとまで来た頃にはめっちゃ疲れてへろっへろになり、膝も笑っていた。
これは本腰を入れて鍛えないとイカン、と痛感する。
ショッピングモールの駐車場まで戻ると、華やかなブランドやお洒落な雑貨の店が立ち並び、人々で混雑していた。駐車料金は2時間無料でその後1時間ごとに100円だ。この辺の相場でもかなり安い。これは人が集まる訳だ。
この途方もないリゾート地は県外ナンバーの車を貪欲に飲み込んで、今もじわじわと成長を続けているようだった。
私は早々に立ち去った。長時間過ごしたような気がしたが、駐車料金は200円払っただけで済んだ。
この前、ふと夜中に目が覚めた時に、唐突にあの帽子のことを思い出した。
帽子の落ちた場所をはっきりと覚えている。そして谷底へと向かう一本道があったはずだ。
その道を降りたら、もしかしたら帽子が見つかるのではないか。
今は混雑しているだろうから、涼しくなって賑わいが落ち着いたら、また出かけて行って探してみようか。
ひんやりした空気の中、草をかき分けて山道を進む自分を想像した。秋の森が脳裏いっぱいに広がった。
ところが、朝になってよく考えたら、帽子の落ちた場所など覚えておらず、谷底に下りる一本道を見た記憶なんて全くないのだった。
2022.8.18
大型ショッピングモールの駐車場に車を停めて駅前を通り抜け、賑やかな軽井沢銀座も通り過ぎて町の外れへと向かう。
そこから先は森になっていて、碓氷峠の見晴らし台へ行くには急勾配の4.5キロの遊歩道を登っていく。
数年前に来たときは、まあ1時間くらいで行けるだろうとたかをくくっていたが、辿り着いたときにはへとへとになっていた。
それから今、コロナ禍もあって運動不足。年齢からくる衰えもある。
いけるのか、私いけるのか。
何を弱気になっているんだ私、さあ行くぞ、と自分に気合を入れて顔を上げたところ、ちょうど巡回バスが来たのでスッと乗る。
バスに揺られながら窓の外を見ていると道行く人がみな手を振ってくれる。運転手さんが上機嫌で手を振っているからだ。
しばらくすると森を抜け、視界が開けて頂上に着いた。
昔から旧中山道として人々の往来があったという峠の茶屋では力餅が名物だ。秋篠宮様と紀子様も召し上がったとされるその店で、私も一皿注文した。眺めのいいテラス席でいただく。胡桃味噌で和えた柔らかい餅はコクがあり、甘じょっぱくて美味しかった。ペロリと食べてしまい、もう一皿軽く食べられそうだったが自重した。
腹ごしらえをすると、次へと向かう。
行く先は長野と群馬の県境に建っている熊野皇大社だ。
実はここを訪れるのが一番の目的だった。というのは、漫画家の荒木飛呂彦がこの神社にイラストを奉納したという記事を読んだからだ。
展示されているイラストを生で見てみようと来てみたが、お目当てのイラストは部屋の奥に掲げられていてガラス窓越しにはよく見えなかった。水墨画風に彩色されているとのことだが、遠目に見ると「十二国記」などの挿画を描いた山田章博に似ている気もする。ともかく、よく見られず残念だった。
気を取り直して、今度は見晴台へ歩いていく。
見晴台はよく晴れて風が強い。本格的な夏が来る前の空気は爽やかで気持ちがいい。
眼下に見えるのは隣県の群馬の盆地だろうか、手前の赤い茂みは何の花だろうか、とつい柵から身を乗り出すと、あっという間に風が帽子をさらっていってしまった。
「あらあら『母さん、僕のあの帽子どうしたんでしょうね』だわねぇ」
と近くにいたおばさま達が笑う。見ると日傘をしっかりと握りしめている。
続く
2022.8.18
洋風の七味唐辛子で、パスタに振りかけて使うらしい。
イタリアレストランでランチを食べた時に各テーブルに置かれていたが、レジで販売もしていたので興味を持って買ってきた。
中身は唐辛子、レモン、バジル、オニオン、ガーリック、ブラックペッパーで、クレイジーソルトやマジックソルトのソルト抜きといったところか。
家でトマトを炒めるときに使ったら、なんだか妙に美味しい気がする。
ホタテのでバター炒めにも振りかけてみたら、まるで本格派イタリア料理のようだ。(←暗示にかかりすぎ)
それは言い過ぎにしても、ただのペッパーよりは味に深みがあって良い。
調べたら、地元の七味唐辛子ブランドの八幡屋礒五郎と、そのイタリアレストランのオリジナルコラボの商品のようで、あの店でしか売られていないらしい。
容器のデザインも
お洒落なので、お土産にもよさそうだ。実家の分も買ってくればよかった。
2022.8.17
月がきれいだった。東の空に木星もよく見えた。
しばらく前は蛙の大合唱だったのに、いつの間にか虫の声に変わっている。
もう少ししたら、少しは涼しくなるかなぁ。
2022.8.11
今まで⚪ックドゥばかりだったが、初めて豆板醤と甜麺醤と紹興酒を使って回鍋肉を作ってみた。
辛い。
しかし夫が喜んでバクバク食べているからまあいいか。
2022.8.8
あの動作には見覚えがある。
チコちゃんで、振ってしまったビールの泡を消す方法として紹介されていた。
きっと、親がやってるのを真似たんだろうな、と可笑しくなってしまった。
2022.8.8
3年前の台風で地元で被害が出た時のことを思い出した。
しかし、あの時はまだ台風だったが、今や普通に雨が降ったらそれが豪雨になってしまうのか。
そして、普通に晴れたら最高気温40℃って。
感覚がマヒしてきてるけど、ホントに異常気象だなぁ。
2022.8.4
一個まるごと、ごろんとしたのもらって、分けるのが大変だった。
でもよく熟れていて、包丁を入れたらパカって弾けるみたいに割れた。
ぬるかったけど美味しかった。
2022.8.4
朝晩食べている。
もう、河童でもこんなには食べないだろう、というくらい食べている。
今、周りではキュウリが溢れている。
週末には、また実家からカゴいっぱい回ってきた。近所からもたくさん頂いた。
朝、草取りをしていたら、通りかかったおばさんが採れたてのキュウリをお裾分けしてくれた。
キュウリのお礼として、頂き物の桃を持っていったら、桃のお礼にと、またキュウリを貰った。
昨日の昼間、畑の中の一本道を車で走らせていた。
すると、炎天下の中、道の脇でうずくまっているお爺さんを見た。
通り過ぎたものの、ちょっと心配になって引き返し、おそるおそる
「だ、大丈夫ですか~」
と声をかけて
「良かったら、これ」
と、未開封だがもう温くなっていたペットボトルを差し出した。
ところが、お爺さんはピンピンしていた。
「いやぁ、なんともないだよ。悪りいなあ、これ持ってけや」
と言って袋いっぱいのキュウリをくれた。
いや、それ、うちにいっぱいあるから、と遠慮ではなく本気で固辞したものの、結局貰って帰るはめになった。
今日、その話を同僚にしたら、
「それ、具合の悪いふりをして、声をかけてきた通行人にキュウリを押し付けるという、お爺さんのワナだったんじゃないの」
などと言い出すので、吹き出してしまった。
同僚も、自分の実家と旦那の実家の双方から山ほどキュウリが届き、消費に頭を悩ませている。
キュウリは、一本の株からものすごく実る。
家庭で食べる分には、苗の一本も植えておけば充分なのだが、枯れるのを恐れて余計に植えたりするために、夏の一時期にはキュウリラッシュとも言うべき、巷にキュウリが溢れる現象が起きる。
家族では食べきれないほど採れたが、無駄にするのはもったいないと、あちこちのお宅から余剰分が回ってくるのだ。
ところが、キュウリの消費に追われているうちに、突如ぱたりとキュウリの供給が途絶える。ある日を境に急に実らなくなってしまうのだ。
あれほど溢れていたキュウリが影も形もなくなって、いつの間にか少し夜風が涼しくなっている。
いつも、夏と共にキュウリが去ってしまってから、キュウリのありがたみに気付くのだった。
2022.8.1
もしかしたら、ギリギリもう一個いけるかも。
店員さん、スタンプ3つもおまけしてくれた。ありがたい。
2022.7.25
いくら小銭がたくさんあっても、それを使えなければ、本人にとってそれはもうお金ではない。
数多くの株式や不動産を所有して、通帳に数字がたくさん並んでいても、それを自分で管理出来なければ、ないのと同じだ。
私はあの動画を観て、老人が認知症のこちら側に必死に踏みとどまろうとしているように思えた。ちょっと動作が遅くても大目に見てあげて欲しい、そんな気持ちで観ていたのだ。
レジでもたつく老人をみて、他人事と思えるならおめでたいことだ。
いつかは自分に降りかかって来ることだし、自分で自分の面倒を見られない認知症の老人が増えたら、回りまわって社会にも自分達にも、しわ寄せがくる。
老人の遅さにイライラすることは確かにあるけど、老人が委縮してしまい、自分のことを自分で出来なくなっていくことを考えたら、少々遅いくらいなんだ、と思う。思いたい。
あのCMがバズって、少し社会が老人に寛容になってくれればいいな、と思った。
2022.7.26
レジの前で、おばあさんが支払いに手間取っている。
後ろで並んでいるヤンキー風の兄さんが、文句を言うかと思いきや、突然ラップで、待たせていることを気にするな、と歌いだす。おばあさんもラップで応酬。レジのお姉さんまでもが歌いだし、手話の女性もノリノリで踊りながら通訳しているという動画で、これが面白かった。
このお兄さんのようにかっこよく言えればいいが、そんな度胸はないので、私はそんな場面に出くわした時は、おもむろにケータイを取り出し、「え?今、時間かかってた?ケータイ見るのに夢中で気付かなかったなぁ」という顔をしてみせるのがせいぜいだ。
ハコニワをやってた頃は、この待ち時間を有効利用しようとばかりにネジを巻きまくって、何度も花を咲かせていた。
そのCMを観るしばらく前に、とある動画を観ていた。
どこかの国で、レジの台にめっちゃ小銭を積み上げて支払おうとする老人。レジ係の女性は不機嫌な態度を隠そうともしない。どうなることかと見守っていたら、後ろの客が老人の手助けをしはじめた。
と、そこに「やあやあ、君たちの行いは素晴らしいね!」とばかりに仕掛け人が登場。そういう番組だったのだ。
なんだ、ヤラセか。私のハラハラを返せよ。と思わないでもなかったが、老人に対して客が寛容だったことにほっとしていた。
だいぶ前に親戚の集まりで、ある奥さんが言ってたことを思い出した。
彼女はスーパーの中にある和菓子店の受付をしているが、そこによく来る高齢者のお客さんが、財布の中が小銭でいっぱいなのに、いつもお札で支払おうとするのだという。
「小銭で払ってもいいのよ。100円玉がいくつと10円玉いくつあればいいのよ。」
と言ってもわからない。いつも紙幣を出してお釣りを受け取っていく。
「家族はそのことを知ってるのかしら、と思うのよ。」
と彼女はため息をついていた。
家に帰って試しに義父に両替を申し込むと、義父の財布も小銭で膨れ上がっていた。私は少なからずショックを受けた。
認知症が進むと、小銭を使って支払いが出来なくなるのだ。
続く
2022.7.26
貰うからせっせと調理しているが、買っていたら、ここまで頑張って野菜を摂取しなかっただろう。
本当にありがたい。
2022.7.25
食べてしばらくすると、なんとなく喉が痒い気がした。メロンを食べた時の感覚に似ている。メロンにはアレルギーがある。
もしやと思って調べたら、さくらんぼにもアレルギー反応が出ることを知った。
花粉症の人は、果物アレルギーも発症しやすい。花粉症のように、ある時突然に症状が出るようである。
ネットの症例によれば、好物のりんごを食べていて、違和感を覚えて受診したところ、果物アレルギーと診断されたとある。
それまでは普通に食べていてなんともなかったのに、喉が痒くなるようになったというのだ。
私にもいずれそんな日が来るのか。
さくらんぼのアレルギーがある人は、りんご、桃、キウイにも反応が出るそうで、どれも身近な果物なだけにショックを受けてしまった。
しかし、もしかしたら、案外とっくにアレルギー反応は出ていて、そうとは気づかずに、それが本来の果物の味と勘違いしたまま美味しく食べていたのかもしれない。
それならそれでまあいいか。
2022.7.21
冷蔵庫には既に一つ入っていて、合計三つだが、難なく食べきれるだろう。
早速夕飯の一品に使うことにした。琺瑯の鍋に水を張って火にかける。
私はレタスを湯がいて食べるのが好きだ。
レタスは湯がけば、みるみるかさが減る。たくさん食べられてヘルシーだし、歯触りもいい。
それだけでなく、レタスを湯がくところを見るのも好きなのだ。
鉄の鍋だと金気にやられて変色してしまうので、琺瑯の鍋を使うのだが、沸かした湯の中にちぎっておいたレタスを放つと、白い鍋の中で一瞬さっと青が鮮やかに変わる様がなんとも綺麗なのだった。
しかし、いつも引き上げるタイミングを逸してしまうので、若干くたっとしてしまう。
なんというか、桜と同じで、後もう少しで満開かな、と思っている時がいちばんピークなように、レタスももう少し、と思っている時がまさに引き上げ時なんだろう。
2022.7.21
会社でトイレに入って床を眺めると、白いはずのタイルがピンクや青に見えた。
半月前に職場の人が辞めて、ちょっと綻びが出てきたところに、コロナにかかった人が出てしまい、残った者で何とか回している。
私もフォローに追われているが、立て続けに依頼がくると、頭の中から案件がとんでしまい、すんでのところで思い出すなど危ない橋を渡っている。
今日はエアコンをつけるのを忘れてしまい、なんかやたらに目に汗が入るぞと思っていたら、たまりかねた女の子に催促された。いや本当に申し訳ない。
来週まで持ちこたえれば休んでた人も復帰してくるから、それまでの辛抱だ。
明日から三連休、しっかり休んで英気を養うぞ。
2022.7.15
なんでも、ストレスの緩和や睡眠の質の向上に効果があると謳っているが、ネットでは明晰夢や悪夢を見るともっぱらの評判だったらしい。
入手が一時困難になり、ヤクルトレディの配達するバイクの前に躍り出て、ヤクルト1000を売ってくれと懇願する人がいただの、メルカリで高額で転売されていただのという話も聞いたが、人気の過熱ぶりは落ち着いてきたのだろうか、ようやく田舎の方にも出回ってきたようだ。
悪夢を見るという話には、うさんくさいなぁ、眉唾だなぁ、と冷ややかな気持ちで見ていた、はずだった。
なのに、好奇心に負けて買ってしまった。
私は普段、特に平日にはあまり夢を覚えていない。
夢は、浅い眠り、つまりレム睡眠のときに見るもので、レム睡眠は睡眠時間が長くなるほど現れやすい。
ショートスリーパーの私は、夢を見ている時間が短いらしいのだ。
さて、そんな私にも明晰夢は訪れるのか。
2022.7.14
居間に取り付けた風鈴はガラス製の江戸風鈴で、夕闇の中、蛍が細い葉の上に留まっている様子が描かれている。
この絵柄に一目惚れして買ってしまったが、チリンチリンとかわいらしい音色も気に入っている。
2階に取り付けたのはアンティークのような洋風風鈴で、いくつかの長さの違う銅のパイプが円形に釣り下がっていて、風が吹くと互いにぶつかって音を鳴らす。
金属の澄んだ響きが美しいが、風が強いと夫がうるさがるのが難点だ。
日中はエアコンをつけて窓を締め切ってしまうが、夕刻、涼しくなったら、窓を開けて風を入れる。風が風鈴を鳴らすと、熱気に当てられていた気持ちがすっと静まる気がする。
以前NHKの「チコちゃん」の番組で実験したところによると、風鈴の音を聞いて涼しく感じるのは日本人だけだそうで、実際に風鈴の音を聞いて体温が下がったというから驚く。
脳の勘違いと言われれば身もフタもないが、風鈴の音で涼しさを感じられる日本人の心は風流だと思う。
2022.7.11
毎年春分の日からUVケアを始めると決めているのだが、今年は暑くなるのが早く、体に塗る面積が増えているからだ。
先日衣類の整理をしていたら、着なかった春服がいくつかあった。思えば今年はコートを脱いでから夏の装いになるまでの間が短かった。
またタンスにしまい込みながら、来年も着る機会は来るのだろうかとしばし考えてしまった。
2022.7.11
2022.7.9
今もずっと特番が続いている。
こんなことが日本で起こるなんてやりきれない。
2022.7.8
健康、美容というものは、昔はさらなる高みに向かって登っていくものだったのに、いつのまにか、追いかけてくる何かから必死に逃げるものになっている。
そして、その何かはだんだん足元に迫ってきている。
2022.7.6
夫はまるで興味を示さないが、亡き姑はこの花が好きだったかもしれないと思い、数本見繕って仏壇に供えた。
明日は七夕。
2022.7.6
そして一回それを観たら、おすすめに同じような動画がずらりと並ぶ。恐らくよくある案件なのだろう。
スクロールしても猫の鼻から大きな芋虫を引っ張り出すサムネだらけ。
心の中でギャーと悲鳴を上げてしまった。
インターネットを知ったばかりの頃は、インターネットは世界への扉を開くツールだと思っていた。しかし最近は、インターネットは鏡のようだと感じている。
白雪姫の継母が「世界で一番美しいのは誰?」と問えば、望んだ答えをくれる鏡。
ハリー・ポッターが虜になった「こころののぞみをうつす」鏡だ。
別に、意識して自分の都合のいい情報ばかり見ようとしている訳ではない。しかし、ブラウザの方が過去の履歴を反映して、同じような記事を表示してしまう。知らないうちに自分の好みの情報ばかり目に入る仕様になっている。
先日、ブラウザをインターネットエクスプローラーからグーグルクロームに切り替えたら、表示される記事の内容がガラリと変わった。
今まで、そんなに自分の好みに偏っていたのかと驚いてしまった。
今はいろいろなことに興味があるから、おすすめにかまわずどんどん検索して新しい情報を見ることができる。
しかし、そのうち世間のことに関心がなくなり興味の範囲が狭くなったらどうなるだろう。
似たような動画を延々と見続けている自分の姿を想像して、背筋が寒くなってしまった。
2022.7.6
文章を読みたいのに眼が疲れて焦点が合わず、文字が読めない時はツラい。
2022.7.5
沸騰したお湯に入れて10秒ほどかき混ぜ、火を止めて数分置いておけば茹で上がるらしい。
これは有益なライフハックを得た。ぜひとも試してみたい。
ただ、お湯から上げる数分というのを見極めないと麺がへたりそう。
2022.7.5
小さな容器に入れてお弁当と一緒に持っていくと、保冷剤の役割を果たして、お昼にちょうどいい感じに解けているのだ。
惜しむらくは、以前ワクチン接種をした時に、口の中が熱いと言ってやたらに食べてしまったことだ。
まだ夏も始まったばかりだというのにもう残り少なくなってしまった。
こんなことなら、頑張ってもっと冷凍しておくんだった。
2022.7.4
うちは鰻の蒲焼きを食べるとき、ちょっと一手間かけている。
まず、パックから取り出した鰻を水で洗って、タレを落としてしまう。
そしてキッチンペーパーでよく水分を拭き取り、グリルで炙る。
すると、安物の鰻でもふっくらと香ばしく、美味しくなるのだ。
そこに備え付けのタレをかけて食べる。
この方法は、夫が買ってきたマンガ「その「おこだわり」、俺にもくれよ!!」で知った。
作者清野とおるが、色々な人からその人なりのささやかなこだわりを聞いて、自分も試してみるという趣旨のレポマンガだ。
その中に、中国産の鰻にこだわる人が登場する。
なかなか手が届かない国産の鰻には目もくれず、安い中国産の鰻をよく買って来て工夫して美味しく食べている。
それを読んで、真似してみたら予想外に美味しかった。
なのでそれからは、鰻が手に入ったら、もっぱらこの方法にしている。
おすすめ。
教えてくれたおこだわり人には、心のなかで感謝の念を送っている。
2022.6.28
用事を済ませた後、普段はあまり行かない街中の大型スーパーに足を延ばした。
店内のあちこちをうろうろした後、気が済んで椅子に腰かけていたところ、ガチャガチャのところで男性がしきりに女児に話しかけているのを見た。
親子のようには見えない。
私は、顔の表情筋を総動員させてものすごい笑顔を作り、いつもは猫背気味の167センチの上背をぐっと反らせて
「どうかしましたかぁ?何かお困りですかぁ~?」
と、にこやかに男性と女の子の間に割って入った。
男はあからさまに不愉快そうな顔になったが、かまわず女の子に
「このおじさん知り合い?」
と聞くと知らないと言う。
「あらぁ、知らない人なの~?」
と男に向き直ると、男は
「あんた何なんですか、関係ないでしょ」
と食ってかかってきたが、店員が来るのを見ると逃げ出して行った。
私はやって来た店員さんに事の子細を説明すると、店員さんは“やっぱり”という顔になって
「あの人ず~~っとこの辺をうろうろしてたんですよねぇ」
と言う。その後のことは任せて店を出た。
車に乗りこむと、どっと汗が吹き出て来た。
女優だった。今、私女優だった…!
おばさんなのにおばさんを演じるというのもおかしな話だが、“ああいう状況に出くわした時に、おばさんが取るであろう対応”を私は確かに演じていたのだ。
もう少し若い頃だったらタジタジとなったり、ストレートに喧嘩腰な物言いになったかも知れないが、それなりに歳を経た今、私は「にこやかに威圧する」という技を会得していたらしい。
歳を取るのもいいものだ。
それにしても、声をかけてよかった。
今後も何かおかしいと思ったら、疑うとかじゃなくて、声かけをしていきたいと思う。
2022.6.18
義父は3キロ離れた認知症専門のグループホームにいるはずだ。まさか施設を抜け出して、この距離を歩いて帰ってきたのか。
私が問い質すと、義父は「月が明るかったから歩いてきただよ」と、何でもないことのようにニコニコしている。
施設に電話しないと、イヤまず夫を起こして来なければ、と慌てて起きたところで目が覚めた。
夢を見ていたのだ。
あまりにもはっきりとしていたので、にわかには夢と信じられず、義父がまだその辺にいるのではないかとうろうろ探し回ったり、これは何かの報せではないかという思いに囚われて、なかなか寝付けなかったりした。
しかし、心配したようなことは何もなく、今に至る。
そんな夢を見たのは、その日、義父の4回目のワクチン接種の封筒を施設に届けたからだろう。
義父には会えなかったが、職員の方から近況を聞くことができた。
最近、義父は脚が悪いにもかかわらず窓から脱走して、建物の裏で草をむしってたそうだ。暖かくなってきたら農家の血が騒ぐのか、動きが活発になっているという。
げ、元気いっぱいだなぁ。
そんなことを思いながら帰ってきたせいかもしれない。
病院から移って来たとき、義父は車椅子に座ったままで、もう歩けなくなっていた。
しかし施設で暮らすようになってからは這って動き回り、そのうち杖を頼りに歩き回れるまでに回復した。
しかもたくさんの人に囲まれているため、お喋り好きな義父は水を得た魚のようになって、誰かを捕まえてはしきりに喋りかけているそうだ。
その調子で認知症も治って、いつか家に戻ってこられればいいのに。
そんな願望があのような夢を見せたのだろうか。
2022.6.18
車の窓を開けて腕を振り回してみたが、きょとんとした顔でみているばかり。
まだ人間を怖いと思わないのだ。
仕方がないので車を降りて、マイケルジャクソンのスリラー的ダンスをひとしきり踊ったところ、ようやく飛び去って行ってくれた。
しかし、その様子を少し離れたところで散歩していたおばあさんに見られていた。
多分アブナイ人に見えてた。
ドンマイ私…。
2022.6.8
今、世間と同じく、うちの会社もペーパーレス化を進めていて、紙の書類を減らすよう言われているのだが、会社の決裁を取る時に書類を回して上司の印鑑を貰うという流れを変えられず、未だに書類を全部印刷しているのが現状だ。
PC画面上で印鑑を「押して」回覧することができれば、印刷する必要はなくなる。
そのためにはシステムを取り入れなければならないが、色々と新しい手順を覚えることが必要になり、私のような若くない者にとっては煩わしくてかなわない。
しかしやるしかない。
先日、世間を騒がせた給付金の誤送金問題。
使い込んだ人が悪いのはもちろんだが、役場の杜撰な対応にも批判が集まった。
私が聞いて呆れたのは、銀行へのデータのやりとりに、未だにフロッピーディスクを使っていたという話だ。
はい?フロッピーディスク?20世紀ですか?
しかし、当人達にとっては何も不便な点はなく、ずっと同じ作業を繰り返しているうちにここまで来てしまったんだろうと思う。
そして、自分にとっても他人事ではないと思った。
自分の知らない間に世間がどんどん進んでいて、同じことを繰り返しているだけでは仕事の精度が低下していることになってしまう。
自分の「当たり前」も更新していかないといけない。
しかし、年齢と共にそれらがしんどくなっていくのだった。
いつまでついていけるのか。
でもやるしかない。
2022.5.21
日本各地の人里離れた場所に一軒だけ建ってる家を訪ねる「ポツンと一軒家」は、母のお気に入りの番組だ。
母によると、最初に一軒家の航空写真が出てきた時点で、そこに住んでいる人が、昔から暮らしている人なのか、都会から移って来た人なのかがわかるという。
都会から移って来た人の家は、山の中で緑に埋もれるように建っている。
対して、昔からそこに住んでいる人の家は家の周りが白く、地面が見えている。住人が雑草を取っているためだ。
都会から来た人は、家の周りを草茫茫にさせておく。彼らにとってはそこは人の営みからは離れた山の中で、その光景が当たり前だと思っているからだ。
しかし、昔から住んでいる人にとっては、今でもそこは村の一部で、庭を草だらけにしているのはみっともないという意識があり、共同体としての秩序を守り続けているのだ。
同じ山の中に住みながらも、それぞれの認識は異なり、それが空からの写真にも表れているというのは面白いと思った。
2022.5.21
こんな日は草取りに向いている。
地面は湿って柔らかく、陽も射さないので日焼けの心配もない。
今がチャンスとばかりに支度をして庭に出た。
ゴールデンウィークが明けて2週間。
連休中に整えた家の中が、また雑然としていくのを見るのは悲しかった。
休み中はあれこれとこまめに片付けたり、気付いたところをキレイにして、それなりに満足していたのに、また日常が襲って来るとそんな余裕は吹き飛んでしまった。
自分の中のハードルは上がってしまったのに、現実は手が回らない。
週末が来るまでイライラしっぱなしだった。
しかし、いざ休みが来たら家の中のことを放っといて草取りを優先させるのは、近所の目があるからだ。
田舎の田園風景が広がるこの地域では、人々は雑草に厳しい。
自分の家の庭が草だらけ、というだけなら別に構わないのだが、草は種を飛ばして近隣の畑にまで飛んでいくので、周りに迷惑がかかるのだ。
ついこの間まで花をつけていた草がもう綿毛になっているのを見て、ヒヤヒヤしながら抜いていった。
また、名前は知らないが私が目の敵にしている雑草界のバオバブとも言うべき草があって、これは目を離すとみるみるうちに茎が太く丈が伸びて、いつの間にか存在感のある雑草に成長する。
そうなると、我が家がなんだか空き家のような野趣溢れる佇まいになってしまうのだ。
この前もだいぶ退治したはずなのに、またぞろ生えてきていて、私は忌々しい思いで引っこ抜いていった。
続く
2022.5.21
源氏物語と言えば、正統派ヒロインともいえる紫の上がやはり一番魅力的だが、私は光源氏をはねつける空蝉や、一風変わった末摘花の方がむしろ好もしく思っていた。
女たらしの光源氏や、彼に振り回される女性達を素敵だとは思えず、冷ややかに見ていた節がある。
しかし、年齢が上がるにつれ、プライドの高い六条御息所が、愛しているにも関わらず素直になれないところに、妙にシンパシーを覚えるようになった。
主婦になってからは、地味だとばかり思っていた花散里の、主婦としての有能さに気付いて驚く。
そして、いつの間にかもう源典侍の歳に近付きつつある。
物語の方はそんなにハマらなかったけど、これだけの様々なタイプの女性たちを生き生きと描いた作者、紫式部とはどのような人なのか興味がある。
観察眼の鋭い陰キャ(誉め言葉)だったんではないだろうか。
今から楽しみだ。
2022.5.14
しかし、これからこんな案件が多くなるのかもしれないな、と思った。
友人の夫も、前はそんなこと言うような人ではなかった。
しかし半年くらい前に病気をしてから、気が弱くなったのかもしれない。
友人も、かいがいしく夫に尽くしていた人だった。
しかし、内助の功というのは効果が可視化されにくい。
夫に尽くせば尽くすほど、夫の収入が上がる訳でもない。
夫が元気で仕事に行けるのは妻のおかげだというなら
夫が病気になったら、それは妻の支え方が足りないのか、というとそうでもない。
コンビニのレジ袋のように、あればありがたいが、なければないでなんとかなる程度の影響力なのだろうか。
支えている方の意識の割には、支えられている方には実感が伴わない、報われない労力だと思う。
2022.5.2
3月に実家に行った帰りにバッタリ会ったときに、ちょっと話を聞いて欲しいと言われていたのだ。
友人は夫に離婚を迫られているという。
子供を生まなかった友人は妻失格だと言われたそうだ。
ナニソレ、と大いに憤慨した私は、何か私にできることがあったら力になるから、と、またあう約束を取り付けた。
友人はもう50代だ。昨日今日子無しになったわけじゃない。
なのに、今さらそれを理由に離婚を迫るだなんて、絶対怪しい。
相手が何か不/貞でも働いているんじゃないか。
私はそう疑ったのだ。
そうは言ってもなかなか予定が立たず、4月末まで遅れてしまったが、ようやくあうことができた。
ところが、よくよく聞いてみると、私が思っていたのとはなんか事情が違う。
事の発端は、友人が夫に、自分の脛をかじっていないで働いて欲しいと言われたところから始まったという。
自分は夫に尽くして主婦の仕事を全うしているのに、脛をかじるとはなんて言い種だと怒る友人に、夫は、子供を育てていたわけでもないのだから、主婦の仕事を全うしてるとは言い難い、と反論して話がこじれたという。
(すっごく回りくどく、わかりづらかったが、要はそういう話なのだった。)
私は考え込んでしまった。
これは、子供がどうこうっていう話じゃないな。カネの話だよ。
夫さんは、要はもう友人を養えないから、夫をやめたいって言ってるんだよ。
あなたの内助の功がどんなに完璧かどうかなんて、関係ないのよ。
そう言うと友人はショックを受けた様子だったが、仕方ない。
もし経済的に不安なら、ファイナンシャルプランナーに相談してみたら、
うちの妹もローン組むときに見てもらったけど、やっぱりプロのアドバイスはためになるって言ってたよ。
それだけいうと、私はスタコラと帰ってきてしまった。
その後友人から連絡が来て、その話をしたら今度は夫も一緒に話したいと言ってるから、またあえないかという。
(なんだよ結局仲いいんじゃん)と思って放置を決め込むことにした。
続く
2022.5.2
虞美人草が出てきた。
ファスナーを開けると内側は小説の一部が印刷されている。
テンションが上がってもう一回硬貨を投入して引いてみたら、またしても虞美人草だった。
こころか夢十夜が欲しかった…。
調べてみたら、今までも文庫本のシリーズが発売されており、色々な作家のバージョンもあったらしい。
もし見つけてたら、お目当てが出るまで引きまくってたかも。
地方ではなかなかお目にかかれないからなあ…。
2022.4.29
先生の家はお寺で、友達と遊びに行ったときに、本堂で家に代々伝わるという巻物を広げて見せてくれた。
何が書いてあるのかわからなかったが、先生は
「これは『悪/鬼盗賊がこちらに向かって来ている』と知らせる手紙で、この悪/鬼というのは義仲を討伐に来た源義経を指している。義仲からしたら、こっちの方が悪/役だからね」
と説明してくれた。
その言葉がずっと記憶に残っていた。
その後、社会人になってから、また先生の元を訪れる機会があった。
「前に来たときには、家宝の巻物を見せていただいて…」
と切り出したら、先生は、心なしかシュンとしてしまった。
あの後、木曽義仲研究家の人に巻物を鑑定してもらったところ、ニセモノであることが判明したという。
家系を調べても、先生の家が子孫であることは考えにくいという。
そ、そうだったのか…。
私もシュンとしてしまい、しばし、どんよりとした空気が漂った。
しかし、中学校のあの日の体験は、私の心に鮮烈な印象を残したと思う。
全く関心がなかった歴史に興味が向くようになり、古文書を読めるようになりたいと思って読み方を熱心に学んだりした。
夫と出会ったのも、とある歴史イベントだった。
歴史戦国武将検定を受けていて、答え合わせをして話し込んでいたら意気投合した。
今も、二人であれこれ言い合いながら二人で大河ドラマを観ている。
楽しい。
あの体験が私の人生に影響を与えたと思う。
私が中学校を卒業するときには、もう定年だった先生は、結婚しない私を心配しながら亡くなった。
先生のお陰で、気の合ういい人に会えたよ~。
そんなことを心のなかで呟いたりしている。
2022.4.24
発表された作品とは異なる展開を窺わせる記述もあり、注目を浴びているという。
そのメモの内容というのが、なんと「○(くる)つた葉子、駒子のために島村を○(ころ)さんとす」と記されていたというのだから驚く。
そうだったのか。葉子、そうだったのか…!
「雪国」とは冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった。」が有名な、川端康成の代表作だ。
島村という文筆家の主人公(妻子あり)が雪深い温泉街を訪れたときに、芸者の駒子と知り合い、深い仲になる一方で、汽車の中で見かけた葉子にも惹かれていく話だ。
駒子に会うために何度も温泉街を訪れる島村(繰り返すが妻子あり)だが、葉子にも心を動かされ、そうこうしているうちにある悲しい出来事が起こって、物語は唐突に終わる。
しかし、それとは違う展開があったかもしれないとは。
作品中、葉子は駒子を憎らしいと言ったりして、駒子に対して嫉/妬しているようなそぶりもあったのに、メモによると、葉子は駒子のために島村(くどいようだが妻子あり)を亡き者にするらしい。
メモの話を聞いたことで私の「雪国」に対するイメージがガラッと覆ってしまった。
美しい情景が印象的な、しかし淡い三角関係の話とばかり思っていたが、調子こいている主人公が、女から正義の鉄槌を食らう話だったのだ。(←多分違う)
川端康成先生には、ぜひこのメモの展開の結末を書いて欲しかったなぁ。
2022.4.2
しかし25日に発売された最新号では、そのことについては全く触れられていなかった。
ただ、漫画の中で、彼によく似た主人公はこう語っていた。
「人間は、一人一人に願う幸福の形がある
その形を、権力を持つ者が
一方的に決めつけ押し付けるべきてはないのだ
領土を広げ富を奪うことは
他者から幸福を奪い、幸福の総量を減らす愚行だが
他者の幸福を尊重し、他者との信頼をこそ己が領土とする国は
どんな大帝国にも勝る価値を持つだろう」
こういう人であって欲しかった、そんな作者の思いが滲み出るような台詞だった。
しかし現実はそれとは程遠く、もう後戻りもできない。
そして、私たちは、ああいう立場の人間の一面だけを見てネタのように扱うのは危険だと思った。
キャラ化することで深刻さが薄れ、危機意識がマヒしてしまう。
実際の権力者に愛すべき人物などいないことを肝に銘じなければならない。
2022.4.1
キ、キーウかあ…。というのが初めて耳にした時の正直な感想だ。
バレエの都として耳に馴染んだキエフという響きには、格調高く芸術的なイメージがあり、なんかちょっともったいないな、と思ってしまったのだ。
以前も、日本政府はロシア語読みであったグルジアの国名呼称をジョージアへと変更したことがある。
ジョージアかあ、とその時も思った。
グルジアという言葉の響きがまとっていた、異国の神秘的な雰囲気がどこかへ吹っ飛んだような気がしたのだ。
しかし、その国の人の望む呼称で呼ぶのがいちばんだし、ロシアの隣国の彼らはロシア語で呼ばれることを激しく嫌悪していた。
そして、何故そんなに嫌悪していたのか、今回私たちはその理由について深く思い知ることとなった。
今回のことがあるまで、かの国の例の大統領に対する日本人の印象は、悪くはなかったと思う。
自分の鍛え上げた肉体を見せたいのか、やたらに上半身マッパを披露しているだとか、トップレスで抗議する活動家の女性を見て大喜びを隠さない様子だとか、トルクメニスタンから犬をプレゼントされる場面で、子犬の首根っこをつまみ上げるベルディムハメドフ大統領にしかめ面をし、犬を受け取った後に首を撫でているエピソードなどが、好意的なコメントとともにネットでバズっていた。
日本では、何故か彼のカレンダーの売り上げが伸びているとの記事も読んだ。
かなり前に放送した池上彰の番組でも、ちょっとクセはあるが面白い人物として取り上げられていたと記憶している。
夫が転スラ目当てに買っている雑誌「月間シリウス」では、彼によく似た某国の大統領が異世界転生して活躍する漫画が連載されている。
雨後のタケノコのように多い異世界転生ものの中では異彩を放っており、話題にもなっていた。
今回このようなことになって、雑誌側はどんな対応を取るのだろうかと興味を持った。
連載を一時中断したりするのだろうか。それとも「この作品はフィクションであり…」という例の注約が強めに表記されていたりするのか。
作者はこの出来事について何かコメントを残しているだろうか。
続く
2022.4.1
少しは桜が咲いていないかと期待していたのだが、どの樹もまだつぼみは固いままだった。
しかしそのおかげで、シーズン中には料金を取られたであろう公園内は、まだ無料で自由に出入りできるようになっていた。
穏やかな日差しの中、人影もまばらな公園内を夫と二人でのんびり散歩した。
公園内は、開花の訪れの準備に入っていた。
木々の間にはぼんぼりが飾られ、あちこちに設置されている出店には覆いが外されているものもあった。
町全体が、目覚めを待ってそわそわしているような空気に包まれていた。
桜の最盛期には、さぞかし賑やかなんだろうな。
一度は見に行ってみたいけど、老後のお楽しみにしよう。
2022.3.31
冷凍保存するためだ。
うちの裏の畑に、キウイの木が一本生えている。
義父が元気な時は義父が世話をしていたが、いなくなってからは手が回らず、ほったらかしになっていた。
冬に入る前に、実りに実っているキウイを見かねた近所の人が、よかったら自分にくれないかというので、二つ返事であげてしまった。
自分で収穫したのだし、全て貰ってくれてもよかったのだが、その人はお裾分けだといって、段ボール2箱分のキウイを置いていったのだ。
その箱を冷暗所に置いて、ことあるごとに取り出しては食べたり、知人に配ったりして、冬中頑張って消費していた。
しかし、春になって、ぐんぐん気温が上がり、キウイの実は熟しすぎてきていた。
来週まで持たないだろうな。
そう思った私は、まだ大丈夫そうなのを選り分けて冷凍することにした。
剥いて剥いて剥きまくって、ボウルいっぱいになっても、まだまだ、キウイの実はたくさん残っている。
私は、人類滅亡の危機が迫る中、選ばれた人間だけをコールドスリープさせている科学者の気分になっていた。
とても全員を救うことはできない。
申し訳ない。
残りのキウイを見捨てて、私は剥いた実を冷凍庫に押し込んだ。
今日、箱を確認してみたら、中のキウイはもう傷んでしまっていた。
2022.3.14
すると裏の畑に義父が写っているのを発見した。
撮影されたのは初夏のようで、昼下がりの眩しい日差しがアスファルトに照り付けている。
義父は、軽トラを道路の側に停めていて、畑の中にかがみこんで、こちらに背中を向けて何かをしている。
呼べば振り向きそうだった。
もっと近づこうとカーソルを動かすと、撮影時間が変わったのか義父の姿は跡形もなくなってしまった。
少し離れたところから斜めに見たときだけ義父の姿が見られるのだった。
ストリートビューとは道路沿いの風景をパノラマ写真で見ることができるグーグルのサービスだ。
しかし実際に見てみると、切り取られた一瞬の時間の中に入り込んでしまったような奇妙な感覚を覚える。
義父は今は施設に暮らしているはずだが、本当の義父はあそこでずっと畑仕事をしているのではないか、そんな錯覚にとらわれた。
実家や会社の周りも見て回った。
もう廃業したはずの店が暖簾をかかげていたり、近所の家で離婚して出て行ったお嫁さんの車がまだ停まっていたりした。
会社の玄関には、色々あって辞めた同僚が入っていく姿が写っていた。
ぼんやりとした後姿だったが、彼だとはっきりわかった。
しんみりしてしまった。
このサービス、なかなか罪深い。
2022.2.27
でも、手をこまねいてただテレビを観ているしかできないなんて、悲しいし、情けない。
対岸の火事ではない。
きっと私たちの生活にも悪影響が出てくるとも思う。
ただでさえコロナ禍で、不況で、更にスタグフレーションになりそうなのに、
そのうえ戦争になりそうだなんて。
勘弁して欲しいよ。
2022.2.25
うちの職場は、数年前から廃止になってしまった。
男性が9割を超えるうちの会社では、女子社員にとってはチョコレートを手配するのは経済的にも労力的にも手間だ。
何より男性はチョコレート自体にはそんなにありがたがってもいないのだ。
なのにホワイトデーに多大なお返しを貰うのも気が引けてしまう。
正直、お局さんが廃止にしようと言った時には心の中で感謝した。
父が以前勤めていた職場では、もっとおかしなことになっていた。
ある年、職場の女子社員一同の名前で「バレンタインデーに使うチョコレートの分のお金は寄付することにしたので、今年から配りません」という紙が回ってきたそうだ。
それならそれで仕方ない、という空気になった。
しかし数年後、女子社員だけが寄付をするのは不公平だというので、男性社員にまでも寄付金を集めることになったのだという。
バレンタインデーにチョコを貰えないばかりでなく、お金まで出すことになった父。
どうしてそうなった。
寄付というのはもともとチョコを配ることを止める口実に過ぎなかったはずだ。
なのに、あくまでも「男性社員にチョコを配るのが嫌なのではない、寄付という崇高な目的のために仕方なく配れないのだ」という建前を崩すことができなかったために、そんなヘンテコなことになってしまった。
女子社員たちの、自分は悪者になりたくないというエゴのために、結果的に男性社員達がとばっちりを食った訳である。
それを思うと、うちの会社のお局さんは、その点においては偉かった。彼女が憎まれ役を買ってくれたのだ。
2022.2.13
取引先に問い合わせてみると、案の定相手はメールなど送ってないそうで、社内のPCがウイルスに感染し、勝手に取引先に送りまくっているらしい。
問い合わせが殺到し蜂の巣をつついたような騒ぎになっているという。
その後も一時間に11件ぐらい連続で送られてきた。
「いやーまた送られてきたよ。◯◯社も大変だなあ~。(苦笑)」と対岸の火事のように見ていたが、すぐに笑顔は引っ込んだ。
職場の他のPCにも、同じ取引先から続々とメールが届き始めたのである。
すぐさま詳しい人を呼んでナニカをナントカしてもらい、事なきを得たが、彼によると、今またコンピュータウイルスが蔓延してきているのだそうだ。
こちらも、ワクチンが出来たかと思えば新種が出てくることの繰り返しで、いたちごっこだ。
でも、辛抱強く対処していく他ない。
コロナと同じだ。
件の取引先からは、午後になってfaxから手書きでお詫びが送られてきた。
ひとまずは収束したらしい。
いやあ、本当に大変だなぁ…。
2022.2.8
この本を読んで、多様性を認めるとはどういうことかと考えてしまった。
日本では、多様性を認めるというと相手の考えを受け入れ同調することだと考えられがちだ。
しかし本当の意味は、自分には受け入れられない考えでも、相手がその考えを持つことは尊重することだという。
同じ価値観を強いる日本人にはなかなか難しいと思った。
乱/暴なことを言えば、差/別をするのもその人の自由だ。
しかしそれにはリスクが伴うことを忘れてはいけないと思う。
2022.2.7
アイルランド人の父と日本人の母を持つ中学生「ぼく」のイギリスでの生活を、母の視点から書いたノンフィクション・エッセイだ。
話題ということしか知らずに手に取ったため、イエローとかホワイトとかいうのは、多感な少年の心の描写か何かかと思っていた。
しかし、読み始めて間もなくわかった。
イエロー、ホワイトというのはズバリ人/種のことだったのである。
著者の息子は、名門カトリックの小学校から「ホワイト・トラッシュ(白いくず)」と差/別語で呼ばれる白人労働者階級が通う(要するに底/辺の)中学校に進学した。
低/層階級やマイノリティに向けられるレイ/シズムやヘイ/ト。それらに向き合いながらもたくましく学校生活を送る息子の様子が生き生きと描かれている、そんな話だった。
以前、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を観たとき、生徒たちが黒/人やアジア系など様々な人/種が混ざっているのを見て、正直違和感を覚えた。
原作だとやはり白人だけというイメージがあったのだ。
コンプライアンスの問題かもしれないがちょっと興醒めだなぁ、なんて思っていた。
しかし本書を読むと、ああいった格式高い学校の方がグローバル化が進んでおり、多様な人/種が入学しているのだという。
私の感覚の方がかたよっていた、というわけだ。
しかし、では上流の学校は差/別や偏/見がないかというとそんなことはなく、みぶん制度ともいうべき別の差/別が存在している。日本人からすると時代遅れと思うようなことが、向こうでは今も健在なのである。
そんな状態なので、格差や人/種や文化的背景の違いから、しょっちゅう衝突が起こる。
恐らくこの本が注目されたのは、日本もだんだん同じような状態になりつつあるからではと思う。
例えばオリンピックを観ていても、今や「日本人選手」でもはだの色が違ったり、時には言語までもが違う。
また、人/種は同じでも生活環境がまるで違っている人達もいるだろう。
そんな彼らが金メダルを獲った時、お茶の間では何の屈託もなく彼らと「同じ日本人」として勝利に酔えるだろうか。
でもこれからは、確実に色々な日本人が増えて行くと思う。色々な考え方も。
続く
2022.2.7
女性と同じように、男性にもホルモンの低下からくる更年期がある。
男性ホルモンの減少に伴う症状として、倦怠感、うつ、イライラ、などといった精神的なものから、筋肉の痛みや性/欲の減退など、様々な形で不調が現れるという。
しかし女性のそれと違い、一般的にはあまり知られていないため、自分の心身の不調の原因がわからず苦しんでいる男性が少なくないとのこと。
女性の更年期もヒス/テリーと結びつけられたりして、あまり正しく理解されているとは言い難いが、少なくとも名前くらいは知られている。
男性のそれも広く世間に周知されて、正しく治療を受けられるようになればいいと思った。
それはそれとして、その歳になって性/欲のアリナシなんて重要なんだろうか、と正直思わなくもなかった。
しかし、男性諸氏にとってはなかなかの関心事のようであるのだ。
「中年女子画報」(柘植文)は40代半ばを迎えた著者が色々なことを体験しながら『中年あるある』を描いているコミックエッセイだ。
ちょっぴり自/虐的になりつつも楽しくアクティブに中年女子を満喫している様子が描かれていて面白い。
その著者のもとに、ある読者からこんな感想が来たそうである。
「中年の性/欲が描かれてない」
中年のセ、セイヨク…??
読んでいて思わず目が点になってしまったが、著者も面食らったようである。
要望に応えるべく(?)そっち方面の体験レポもされていたが、どうにもコレジャナイ感が拭えなかった。
オトナ女子はあんまりそういうのは興味ないのである。
その感想をよこしたのは、十中八九男性だろうと思われた。
中年をテーマにしたエッセイを読んで、そっちに関心が向くのかとおかしく思ってしまった。
その男性ホルモンというのは、人と交流することで増えるのだという。
コロナ禍の今、人と接する機会が減り、それが原因で男性更年期の症状を訴える人が増えているそうだ。
しかしこんなところにまでコロナが悪影響を及ぼしていようとは。
本当にはやく収束してほしい。
2022.1.29
一年のうちで最も日の入りが早い日は冬至より2週間前くらいで、反対に日の出が遅い日は約2週間後になるのだという。
確かに、正月明けに仕事が始まった時はそれを実感した。
朝起きた時には真っ暗で、家を出る頃にはまだ空に星が残っていた。
車を走らせていくうちにだんだん東の空が明るくなってきて、ハイウェイの灯りがポツポツと消えていく。
そんな光景が見られるのは一年のほんの数日間だけで、すぐに明るくなっていく。
今の時期は、ちょうど会社に着く少し前に朝日が昇る。
平地にはまだ日が差さないのに、遠くに見えるアルプスの山並みには日が当たり、ややピンク色に染まっている時もあって幻想的で、本当に綺麗だ。
夏ではこうはいかない。
空気が澄んで山肌がくっきり見えるのは今の時期ならではだ。
それもほんの一時。贅沢な時間だな、と思う。
冬は寒くて、支度も大変で、煩わしいことも多いが、案外私は冬が嫌いではないのだった。
2022.1.19
恐らく、家族で一番スキーをしていたのは、実家の父親だろう。
休みの日になると、作業着の上に半纏という出で立ちのまま、ぶらっと軽トラに乗って近くのスキー場に出かけて行った。
その格好で一時間ばかり滑って来ると、帰りにゲレンデの売店で蕎麦を食べ、その辺にある温泉施設で一風呂浴びて帰ってくるのだ。
恥ずかしいからせめてちゃんとした格好をしてよ!と妹が怒っても聞く耳持たずだった。
何かのローカルニュースで、テレビカメラが賑わうスキー場を撮していた時、半纏を翻して飄々と滑って行く父の姿が映っていた。眩暈がした。
しかし今になって思うと、純粋にスキーを楽しんでいたのは父だけだったなあ、と思う。
私も妹も、いっぱしに流行りのブランドのウェアを揃えて、形だけは様になっていたが、趣味としては続かなかった。
妹はこのお正月に、実家に帰って来て、超久しぶりにスキーをしたそうだが、転んで手首を骨折してしまったという。
私なんてもう恐ろしくてゲレンデになど立てない。
近くにスキー環境が整っていたのにもったいない。
あの時、父の誘いを断らず一緒に行っていたら良かったな、とちょっぴり思う。
2022.1.12
コロナ感染拡大の中やや不安もあったが、シーズンオフの軽井沢は一部の人気スポットを除けば閑散としていて、人の姿はあまり見かけない。
例のスポットには興味がないので近付かなかったし、その他は施設の駐車場も無料でも空いているし、ペンションの宿泊客は私たち夫婦以外にはいなかったので、のんびり過ごすことができた。
前の日の夕食でお酒を飲みすぎてすぐに寝てしまったせいか早く目が覚めた。なので起きだして夜明け前に宿の周りを散歩することにした。
ペンションの裏手は林になっており、ちょっとした散策コースがあって、その奥は国有林へと続いている。
冬の山林をぶらぶらしていると、奇妙なものを見つけた。
軽井沢は県内でも寒さは厳しい方だが、意外に積雪の量は少ない。山道は薄く積もった雪の下に、厚く敷き詰められた枯れ葉がところどころに見えている。その道の途中に小ぶりのエビフライのような形をしたものがいくつも落ちているのだ。
植物のようだが、木の実なのか、葉っぱの枯れたものなのか。
持ち帰って宿のご主人に見せると、なんとリスがかじった後の松ぼっくりだという。
珍しいものを見た。
その後、朝食の時にリスを見ることができた。庭の木の間をすばしっこく走り回っては時折じっとして耳やふさふさしたしっぽをぴょいぴょいと動かしていてかわいい。見られてラッキーだった。
冬が終わったらまた来たいと思うが無理だろうな。
その頃には、たくさんの人で賑わう、今とはまるで違う場所になってしまうだろうから。
2022.1.10
そして今、私は50代を迎え、ペン習字をやりたくなる気持ちが解った。
手指が昔ほどよく動かなくなり、字を書く動作がどうもぎこちない気がする。また漢字もおぼつかなくなった。
練習したい。
彼女の言っていたのはこういうことだったのか。
また、60代で蕎麦や陶芸を始める人の心理も解る気がした。
あれは定年後暇になった男性がただカッコつけに始める趣味というだけではない。
恐らく「何かをこねる動作」をやみくもにやりたくなるのだ。多分。
人は歳を取っていく時、手や指や体を動かすことで衰えないように鍛えたくなるのではないだろうか。
それがウォーキングとか蕎麦打ちという形になって表れるのではないか。
そう考えるとあの老婦人の予言はあながち的外れではなかったのだ、と今なら思う。
そんな訳で、私も何かをこねてみたくなったのだ。
衝動買いした粘土、無駄にはしない。絶対作るぞ。
2022.1.6
働き始めてから、年末に考えていた「休みになったらやりたかったこと」をいくつも思い出してしまった。
不思議なことに休日中は頭からすっぽりと抜け落ちていて、チラとも思い出さなかったのだ。
これでまた連休に突入したら気持ちよく忘れてしまい、まただらだらしてしまいそうだ。
それだけは避けたい。
休み中にやりたかったことの一つは、粘土細工だ。
年末のある夜、コンビニに寄って、帰り際にふと値引きのワゴンを見ると、クリスマスの売れ残りらしい品物が無造作に積まれていた。
その中に蓄光の紙粘土が二つぽつんと乗っていた。
へえ、そんな粘土もあるんだ。面白そうだな。そう思って店を出ようとした時、頭の中に、暗闇でぼうっと光る粘土細工が思い浮かんだ。
とっさに戻って二つとも買って帰った。
夫には、そんな酔狂なもの衝動買いして無駄遣いじゃないか。と呆れられた。
でも、作ってみたくなったのだ。
昔、何かの集いで知り合いの老婦人が言っていた。
「人間はね、歳をとるとみんな判で押したように同じことをするようになるのよ」
その老婦人によれば、人は40代になると何故かみんなウォーキングを始め、50代になるとペン習字を習いたくなり、60代になるとどういう訳か蕎麦を打つか陶芸をやりたがり、70代になると超本気でラジオ体操をするようになるのだという。
それを聞いた時、まだ20代だった私は笑い転げてしまった。
「確かに定年になったおじさんが蕎麦打ちや陶芸するイメージあるけど、私はそんなの全然興味ないよ」
それから20年後、私の周りでは突如健康ブームが起こった。
運動が得意な人はもともとスポーツをやっていたが、そんなのさっぱり興味なかった人までが熱心にジム通いをするようになった。
私も何かに焦りを感じてウォーキングを始めたのだ。
そんな時、会社で昼休みに50歳を超えたお局さんがせっせとペン習字を練習しているのを見て軽く衝撃を受けた。
あの言葉は本当だったのか?私もこれから同じ道を歩むのか?
続く
2022.1.6
きちんとしたお宅ならとっくに年越しの準備を終えているであろう頃、我が家はまだバタバタと支度に追われていた。
夫ときたら、神棚の掃除もしめ飾りも飾ってないのにテレビでずっとサッカーなんぞを観ている。
咎めると、やっと重い腰を上げてふらっと出て行ったかと思うとしめ飾りを買ってきて(←まだ買ってなかったのだ)ようやく飾り付けた。
しかし、何かが違う。
よく見てみると松がついてないのだった。
恐らく大晦日なので松がついているものはあらかた売り切れてしまい、しめ縄だけのが残っていたのをよく確認もせずに買ってしまったに違いない。
それを縦にして門の柱の両側に針金でくくりつけてある。
これ、しめ飾りっていうより…。
手足のない藁人形が磔にされてるようにしか見えない。心なしか、しめ藁も俯いていてしょんぼりして見える。
何の呪いだよ。ブレアウィッチの警告かよ。
怒るより思わず爆笑してしまった。
全く、夫のガサツさにも程がある。
お盆の時には、迎え火で焚く白樺の皮を用意するのを忘れてしまい、古新聞を燃やして迎え火をしていた。
「じいさんばあさんこの灯りでおいで」と唱えていたが、そんなんで来るかとご先祖にあの世から突っ込まれそうだ。
正直、私もそんなに真面目な方ではないが、私が防波堤にならないと果てしなく無法状態になってしまう。
そう思っているのだが、夫の斜め上の行動についウケてしまうのだ。
義父がいなくなったとたんこの有様。
いやはや、これから先が思いやられることだ。
2022.1.1