Nicotto Town


せんちゃん


紫式部日記読了


夫に先立たれ(親子ほど年の差があった)娘と二人心細く宮仕えをしたものの数日で実家に引きこもり。


しかも五か月間。
それでも、解雇されたりしなかったのだから現代より超絶ホワイト。
まあ、家柄も良かったし何より「源氏物語」の作者ということで
超有名人だったからだな。

良くも悪くもこの日記、紫式部も欠点いっぱいある人間なんだなって感じた。
例えば同僚と一緒になって、特定の人への意地悪に加担したりする件は人間的にどうなの?と思ったけど。

あと有名な清少納言への批判文。
当時は物語は随筆などより格下に見られていたそうで、その悔しさもあったと思う。
それに、清少納言が仕えていた頃の宮中のほうが風情があったという周囲の言葉も面白くはないよね。

わりと誤解されがち(わたしもだけど)だけど、紫式部にとって清少納言は10年も前に退職した人。宮中ですれ違ったりしたことはなかった。ただ、「枕草子」は紫式部も読んでいてその素晴らしさがわかるからこそイラついた一面もあったかも?

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2023/08/27 18:52
鳩羽さん、一応「日記」って銘打ってありますが実際は
紫式部は宮中での行事を記録するという仕事があって、自分の心情を吐露した部分は
式部が本来公表を控えたものかもしれないと解説にはありました。
「読んだら、すぐ処分してくださいね」という但し書きがあったり。

定子と彰子、それぞれに男子がいて後継問題もあしましたからね。
彰子の父親である藤原道長が紫式部に定子とその女房である清少納言を
格下に書くよう促したという説もあるそう。
真実はわからないですけどね。

源氏物語、実は「あさきゆめみし」でしか全体は読んでないんですが
老いてから、源氏が自分が若き日にしたことの報いを受ける 因果応報の物語でも
あるかなあと感じました。
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2023/08/27 18:41
もふもふ0304さん、同じ時代同じ場所で傑出した才能の持ち主が二人も
現れたこと自体奇跡のような気がします。

ふと思ったんだけど今の時代の文学が千年後に残るだろうか?
紙の媒体がどんどん減っている現代。
どんなに素晴らしい作品でも後世に残るのって紙にかなわないんじゃないかなあ。
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2023/08/27 17:33
そこは日記ですから、人間臭さが面白いですよね。
まぁ一条天皇を挟んで、奥さんの定子(女房が清少納言)と彰子(女房が紫式部)とか
比較された材料はあったのかもしれません。ちょっとややこしいけど、参考まで。
https://hiizurukuni.com/teishi_syoushi/#toc4

ただ、紫式部が人間的でどろどろした部分も受け入れていたからこそ、源氏物語で
最上とされる形容動詞は「清らなり」(=輝くように美しい)≒光の君なんだろうな~と
思っとります。本人プレイボーイですけど;w;
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2023/08/27 17:28
女流平安文学の2大巨頭だもんね、比べられて当然とは思う。
紫式部自身のことはよく知らないけど、今度機会があったら読んでみようかなあ。
個人的には、枕草子のほうが好き。
あの、リストアップ癖、わかるわあ~って思うよ。
同じ時代に生きてたら、友達になりたいと思うかどうかはわからないけれど。
10年の差なんて、2000年後にはないも同然。
そんな後まで作品が世に残るって、すごい人たちだよねえ。



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