Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


アーティスト紹介 15

今、税金のこととかちょっと考えなくちゃいけなくて、朝から計算したりChatGTPに聞いたりしてたの。
もう、マジ、NYって税金たけ〜よ!!
物価もたけ〜し、この街ってそろそろ金持ちしか住めなくなるんじゃないの??
貧乏人に優しくしてくれよ〜(涙)

朝からめんどくさいことやってたから、ちょっと休憩がてら、これを書こうっと。

え〜と、じゃあ、今日は、「Louises Bourgeouis」

William KentridgeもMy heroって書いたけど、彼女もそうだね。
おれのヒーローです。


名前だけ聞くと、知らない方も多いかもしれないけど、あの人だよ。
六本木ヒルズの森ビル(森美術館)の前の広場にある巨大な蜘蛛のブロンズ彫刻。
あれが彼女の作品。

フランス生まれのフランス人で、途中からニューヨークに住んで、2010年に亡くなってる。
たぶん、99歳?
かなり長生きだったんだね。
てゆーか、2010年ってことはおれ、もうニューヨークにいたじゃん!
会えたかも知れなかったんだな〜!
もしかしたら、マンハッタンのどっかですれ違ってるかも知れないね(^ー^)

彼女の作品は前述の通り、彫刻と、そして、絵画、版画など多岐にわたる。
その蜘蛛の作品が有名だけど、蜘蛛はメタファーだね。
確か、母親などを現していたんじゃなかったかな?

彼女の作品は、母親、父親、家族、生と死、性などがテーマの作品が多く、作品数もかなり多い。
彼女が幼い頃のトラウマから来るテーマが多いようだ。
そうゆう意味では草間彌生とも似ているところがある。
幼い頃、彼女の母親は病弱で若くして亡くなってしまう。
その当時の父親は何人かの愛人がいて不倫していたらしい。
そして、第一次世界大戦の記憶など、彼女の家庭環境と戦争によるトラウマらしい。

ドキュメントを見ると、もうおばあちゃんになっても大理石彫刻にノミを振るって彫刻作っていた。
ちなみに、大理石彫刻制作って、とっても体力のいる大変な作業なんだよ。
そして、そのドキュメントの中では、その作品が気に入らないのか、怒りながら土台に乗ってる自分の作品を押し倒して床に叩きつけたりしていた。
昔の陶芸家のように。
いやはや、彼女の芸術に対する情念のようなものはとても強くて、怖ささえ感じる。
彼女は死ぬまで内なる恐怖と戦っていたのだということがわかる。
個人的には彼女は「戦士」だと思ってる。

確か、オーストリアの美術などを扱ってるメトロポリタン美術館の近所にある美術館(だったかな〜?)で見た彼女の個展は圧巻だった。
おれが好きなルイーズの作品の一つに、インスタレーションがある。
インスタレーションとは、物や作品を空間にどのように配置するかによって、その空間も含めて作品にしていくような芸術表現のことだ。
まあ、彼女の場合は、思いっきりインスタレーションって感じでも無いのだが、多分、カテゴライズすると、そうなると思う。

例えば、椅子を使っていたり、または、ハンガーなどに何かのオブジェクトがぶら下がっていたり、それらの作品は恐ろしさと美しさ、そして儚さも含まれていて、大変美しく、実際に見ると細部までじっくり見ずにいられない。

あとは、一本の芯棒に似た形のペイントされた角材や、もしくは彼女特有の裁縫によるオブジェクトが連なっている作品シリーズも必見だ。

もちろん、彼女の絵画、そして版画は、彼女の芸術の大元となるであろう事柄がストレートに表現されていて、素晴らしい作品ばかりだ。

彫刻にせよ、インスタレーション、絵画、版画にせよ、彼女の作品は全てが繋がっており、全てで彼女の世界を作り出している。

ニューヨークシティから、電車で北へハドソンリバー沿いを北へ上っていくとDia:Beaconというミニマリズムのスケールの大きな作品が数多く展示されている美術館があり、おれのお気に入りのひとつだ。
そこにも彼女だけの常設スペースがあり、たまに電車に乗ってルイーズに会いに行くんだ。

https://www.youtube.com/watch?v=Yfu2uCX-mlo&t=632s




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2023/08/09 09:12
べるさん、

はい、たぶん、東京以外でも彼女の作品は見る機会がありそうな気がするので、もし展覧会があったらぜひ!
ブロンズの奇妙にひしゃげた蜘蛛は実物見ると、ちょっと口開けちゃいます(^ー^)
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2023/08/09 09:10
せんちゃん、

なるほど。
もちろん全員ではありませんが、アーティストにはそのような原動力で制作をしている、いや、原動力ではなく、もしかすると、そうせざるを得ないという形になってるアーティストもルイーズや草間彌生のみならず、きっと数多くいるように思えます。
でなければ、自分の一生をアートに費やすなんて、とても非生産的(世間一般の価値観で測ったら)なことは出来ないんです。


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2023/08/09 09:07
ルルルのルさん、

はい、日本でも有名な作家なので、機会があったら、ぜひ!
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2023/08/09 09:01
六本木ヒルズも行ったことないので私は見たことはありませんが、蜘蛛のオブジェが特に迫力ありますね。

体力、気力、情熱と揃ってすごい方だったんでしょうね。
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2023/08/09 06:57
誰かが言ってました。心が壊れたものが再生しようとするときに、常人には出せない美を創造するのだと。
彼女はまさにそうですね。
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2023/08/09 06:34
凄い巨大な作品から、繊細なものまで、、
凄いエネルギーを感じますね^^



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