Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


ヨーロッパの思い出 7


今日はドイツ、ベルリン。

ドイツは旅の中盤くらいに行ったかな。
確か、前回書いたオランダの次に行ったと思う。
ドイツのアートは前から興味あったので、楽しみだった国の一つ。

ベルリンの初日。

ベルリンの街中にも、東京のようにもちろん電車が走っている。
たぶん、東京で言うところの山手線的な電車におれは乗って、美術館へ行くことにした。
駅に入り、チケットを買いたいのだが、どこで買えば良いかわからずに、うろうろしていると、駅のホームに着いてしまった。
あれ?
改札を通ってないのに、なんでホームに来れたんだ?
と思いながら、ホームにいると、電車が来たので、とりあえず乗ってしまう。
そして、目的の駅まで着いちゃう。。

ん???

結果的に、おれはタダで電車に乗ってしまっているよ。。??

え?ベルリンって電車タダなの??
いやいや、タダなわけないよね?
と、わけがわからない。。。。

美術館へ行った後、帰り道にまた電車に乗る。

やはり、どうやって乗れば良いのか、わからない。。
結局、またプラットホームに行く。
すると、近くに若いお姉さんがいて、なんとなく親切そうに見えたので、彼女に聞いてみた。
すると、駅の販売機は、プラットホームにあり、そして、切符を行きたい区画まで買ったら、販売機の隣にある小さな機械に切符を入れて、それが日本でいうところの改札になっており、切符に乗った駅の印がつけられるのだ。

いやはや、日本ともニューヨークとも、他のヨーロッパの国々とも全く違うシステムで、びっくり!

それからは、ベルリンの地下鉄や電車、バス、路面電車など、おおよそ同じシステムなので、おれは普通に乗れるようになった。
ところで、さっき書いたように、ベルリンではタダ乗りしようと思えば、簡単に出来てしまう。
しかし、そのような公共の乗り物では、私服のチェックする係員が乗っていて、ランダムでいきなり抜き打ちで「切符見せて。」とチェックされるらしい。
それでもし、タダ乗りだった場合、結構な罰金を取られてしまうそうだ。

おれは、初めに乗った時、タダ乗りだったから、危ないところだった。。

そして、その時切符の買い方を教えてもらったお姉さんはとても親切な人で、次の日、彼女にベルリンの街中にあったフリーマーケットを少し案内してもらったりした。

ところで、その日行った美術館は、ハンブルク駅現代美術館。
元々ベルリンの大きな駅だった建物がそのまま使われているかなり広大な美術館。
そこでは、ドイツのコンテンポラリーアートを中心にたくさんの展示を見て、とても良い美術館だった。
日本やニューヨーク、ヨーロッパも、さまざまな美術館に行ったけど、特におススメの美術館の一つです。

https://www.smb.museum/museen-einrichtungen/hamburger-bahnhof/home/

おれはこの旅の間、結構安いユースホステルに泊まることが多かったのだけど、面白かったのは、国や街によって、そのユースホステルの雰囲気が全く違うこと。
例えば、スペインはあったかい雰囲気でアットホームでわいわいみんなが仲良しな感じだったり、地下がクラブになっていて若者たちが集ってるような感じ、ロンドンは、バカな若者たちが多く迷惑かけられる感じ(実際に迷惑かけられた。。)だったりするのだが、ベルリンは「必要最低限」って感じ(笑)

フロントの人たちは親切な人が多く、(ドイツは親切な人が多かった。)部屋に入ると、まるで病室のよう。
何もない四角い部屋に、窓一つ、テーブル、椅子、ベッド、以上。って感じだった。
まあ、そのユースホステルが特にそうだったのかも知れないけど。

でも、たぶん、ドイツってそうゆう風潮がちょっとあるような気がする。
ミニマルな状態を好むというか、無駄がないというか。
こないだ紹介したドイツの現代アーティストの写真家、アンドレアス・グルスキーの作品もそうだよね。

確か、おれが行った時、宗教関係の祝日だったようで、とても大きな6車線くらいの大通りが全部封鎖されて、屋台がずら〜っと並んでいたのを覚えてる。
さすがドイツ、ぐるぐる巻きのソーセージがとても大きな鉄板で焼かれていたり、生ビールの大きなサーバーがいくつもある屋台もあって、面白かった。

ところで、ドイツでは不思議なことがあった。
ちょうどおれが旅をしている時、友人の女の子もヨーロッパを旅していたのだ。
そして、確かパリにいた時、ルーヴル美術館の前で偶然その子に会った。
この広いヨーロッパで偶然だね〜。なんて話をして、その時は別れた。
そして、ベルリンの電車でおれは乗り換えようと思って駅構内の階段を登って逆側へ行こうとしていた時、中空の廊下でおれとは逆方向にその子が走ってきてすれ違ったのだ!
お〜、@@さん!!って呼び止めた。
同じ時期に旅をしていたとはいえ、広いヨーロッパでパリとベルリンで2度もその子に会ったのはすごい偶然だった。。

そして、実は、バルセロナのサクラダファミリアの前でアイスクリーム食べてた時、偶然、別の友人とも会った。

なんだか、とても不思議な巡り合わせだったなぁ。。

ちなみにその友人の女の子は今でもニューヨークのおれの近所に住んでて、たまに会う。
まあ、彼氏いるし、そうゆう運命の相手ではないと思うのだけど、なんらかの縁があるんだろうな〜。

ドイツはベルリンとミュンヘンに行ったけど、まだまだ行き足りない国で、実はちょっと住みたいとも思ってる。
ドイツのアートシーンは面白いし、人も親切だし。
そのうち、住もうかな〜?
ふふ。




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