5/29 キラキラと4択
- カテゴリ:タウン
- 2023/05/29 03:29:58
仮想タウンでキラキラを集めました。
2023/05/29
集めた場所 | 個数 |
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ペット海浜公園 | 3 |
ショップ広場 | 15 |
4択 「リゾート地」
キラキラ 「ペット海浜公園」 ニコペット紹介所
「ショップ広場」電話BOX
4択 結婚式を挙げたい場所は? → リゾート地
「結婚式 リゾート地」で検索すると国内でも様々なところが名乗りをあげていた。
北海道から沖縄まで、それぞれの特性を生かした場所を提示している。
北海道の涼しい夏、沖縄の青い海、富士山の峰、歴史に裏打ちされた会館、京都の社、大きな美術館に瀟洒な建物。
・・・・奈良がなーいい。奈良がなーーーい。
どうせ京都の努力にはかないませんともー。
「イメージ」というのは大事だ。
神戸なんて江戸末期ただの小さな小さな漁村であった。
故に海外の船をつけることを許可された。
そして異人街ができ、「おしゃれ」というイメージができ、おしゃれな店がいっぱいオープンしていったのだ。
京都はそれこそ、江戸時代は貧乏な貴族が細々?と暮らしていた。
天皇を頂く街でありながら表舞台にはでず、ただ歴史を引き継いでいくことだけを役目としてひっそりとしていた。
それが明治となって天皇が去っていった京都は、「奈良になるな(平城から天皇が去ったあと廃墟となった奈良になるな)」を合言葉に新しいものに飛びつくのではなく、むしろ今までの京都を昇華させる方向に進んだ。
「古都京都」のイメージをきっちり守りきった京都市内の町家の皆様の努力はいかほどであっただろう。
富士山は大きな山だから、勝手にあって勝手に綺麗って思ったら大間違いだ。
美しいというのは古くの和歌にも詠まれ、その美しさを称えていた。
その反対に登山道は多くの登山者によってゴミだらけ、糞尿まみれできちゃなかった。
それをコツコツと美化していっている。
富士山の壮大な山並みを見る時、登山道のゴミなんて見えないけれど、やはりゴミがいっぱい落ちているより綺麗な方がイメージがいい。
普通に登るのも大変なのだから、ごみ掃除やトイレ設営なんてすごく大変だと思う。
それでも綺麗な富士山に!と頑張った地元の有志の方、ありがとう!!
こうしてみると「イメージ」というのは多くの人の努力で作られている。
実は奈良の平城京は、京都に都がいってしまったあと、放置されたままであった。
ところどころは畑に、ところどころは田んぼに、そして現地の人間ですらどこが平城京なのか知らずにいたのだ。
江戸時代に平城京の調査(どこにあんの?)が始まり、1897年に発見に至る。
地元の植木職人が訪れた観光客に「平城京はどこですか?」と聞かれる度に「知らない」と答えることが徐々に恥ずかしくなってしまい、発見されたとする資料をもとに大極殿跡に行ってみたら草ボーボーであった跡地は牛の放牧地になっていて堆肥が山積みになっていたという。
「実に見る影もなき有様。之れを皇居の址と云はれ様か。」
と涙を流した植木職人は平城京の保存と顕彰に一生をかけることを決意する。
平城宮の啓発のために宮跡の図面を観光客らに配り、宮跡で掘り出された瓦を高名な人らに贈り、自宅を売ったお金を活動資金にして、奈良市初の温泉宿を開業して売り上げを充てたが、暮らしは窮乏を極めた。
それでも頑張っている植木職人の努力が認められ、宮内省から下賜金が下され華族や高官らの支援も得て遷都1200年祭の実施に寄与した。
人間関係のトラブルから植木職人は自決したのだが、その意思を継いだ仲間により細々と持ち主から買い上げていき、国に献上、1922年に内務省によって第二次大極殿・朝堂院が史跡に指定されたのだった。
やはり、人の努力で今の平城京があった。
良いイメージを作るのも悪いイメージを作るのも人だ。
その中でも選りすぐりの良いイメージと共に新しい門出を歩きたいと思うのは当然なのだろう。
もうちょい奈良もイメージアップに頑張らねば。
奈良の街に花嫁・花婿が歩いている姿なんて見たことないよw
イメージアップしてるのか?