鬼武者というゲームがリサイクルショップで百円だったので、百円…？？？と驚く。新作の時は何千円もするのに。リサイクルショップのほうでも利益あるのか？と不思議です。百円なのでちょっと触ってみたら面白かった。難しかった。凄く。なので途中で断念しました。でも面白いです。なんといっても我われの心をかっさらっていった絶世の美男子金城武氏がゲームキャラになって動いて話している。絶世の美男子と言われる人ってそうそういないでしょうが、金城武氏はまさにそうだった男性じゃないでしょうか。今は何をしているのかわかりませんが、きっとパフェでも食べて昼寝ぶっこいて欲しいものですね。 Have a peaceful day ...このゲームでは金城武氏の英語も聞ける。すごい。タケシ氏…英語のほうが堪能でなかったでしょうか？？？…日本語より英語のほうがなんだかな感じがもはや彼は何人だったのだろう。本当に天才ってああいう感じなのかもしれません。でもよくあるらしく、日本人も海外が長いと時々日本語忘れるそうですよ。面白いですね。

　このゲームの主人公は何か鬼というか幻魔という恐ろしい存在と戦っているらしい。若い時って、こういうゲーム敬遠していた。自分の中に暴力性が育つんじゃないか…とか思って、子供の時ってこういうのやったらダメなんじゃないのかな？と思ってた。でもま、大人になったのでいっかな。百円だし。と思ってやってみた。まぁ、暴力性がはぐくまれるのかどうかはわかりませんが、なんていうのか、大人の目をもってプレイする分には楽しいし面白いとしか言えないのかなと思います。ゲームが子供には無理レベルで難しいとう理由もあるけど。

　このゲームの中の主人公の金城武氏(左馬之助)は、女と子供の為にコワイお化けと戦うんですよね…涙ぐましいですね。かっこいいヒーローですね。なぜかそんなかっこいいヒーローなのに、ラストにハッピーエンドが無いんですね…。なんちゅう後味の悪いゲームというか…桃太郎の童話のような作りなのに、ラストになんのハッピーも無いという子供にみせてはいけない感じが満載の大人向けゲーム…。

信長もちらっと出てきてすべてを高見から望んでいる。なんだか不思議な世界です。信長という歴戦の猛者の亡霊が、鬼武者左馬之助の孤独な闘いを見ている…というこのなんともいえんこの皮肉とか、そういうものが面白いですよ。一体どんな境地なんでしょうね。ぞっとする地獄の片りんを垣間見ているようです。バイオハザードのゾンビはゆっくり動くけれど、鬼武者の敵は全員強敵でゲーム慣れしてない人は絶対ゲーム無理のハードモード。人生イージーモードの顔面世界トップクラスな金城武氏が難易度高めの万死世界で戦うというのもなんだかどうも皮肉…とかいろいろ皮肉がいっぱいあって面白いっていうと変ですけど、そのすべての理由が、女と子供を守るという理由なのであり、この鬼武者というゲーム、非常に男性ゲーマーウケする難易度とビジュアルなのだろうに、なぜか魂がお母さんちっくというか、女と子供を絶対守り切るというどこか家庭的な根幹がある、不思議なものでした。そういえばこのゲームの音楽家はゴーストライターだとかいろいろあった。私もゴーストライターになりたいです。なれてませんけど。裏方は表以上に実力がないと無理だとか。裏方ってかっこよすぎる。