皇室の名宝展 第1期
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/10/23 23:53:33
今上天皇御即位20年記念特別展
「皇室の名宝-日本美の華」
10/6~11/3 第1期 永徳、若冲から大観、松園まで
11/12~11/29 第2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品
とにかく、平日の午後とは思えないほど混んでました (>_<)
土・日・祝日だったら確実に1~2時間待ちだと思われます。
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の全30幅の「動植綵絵
(どうしょくさいえ)」は見応え充分・・・なはずが人・人・人で
上半分しか見えません (-_-;)
昭和天皇御在位60年記念の「日本美術名宝展」で初めて
若冲の絵を見た時、とても江戸中期の画家のものとは思えない
細密な写実、それでいて斬新な構図、そしてなんと言っても
あのド派手な色使いにびっくりして以来のご対面だったのに。
ここ5~10年くらい前から人気があるようで、若冲の絵の前
が一番混んでおりました。
どうも魚とタコとにわとりいっぱいのイメージが強くて、個人的
にはあまり好きじゃないんですけど・・・、なんであんなに人気が
あるのでしょうねぇ?
ミュージアムショップでも若冲の絵のポストカードやクリアホルダー
の前は常に人だかりで近づけないくらいでした。
お目当ては上村松園(うえむらしょうえん)だったのですが、
3幅1対の「雪月花」1点のみの出品でちょっと肩透かし。
でも良い絵でした。特に「枕草子」を題材にした雪が好きです。
思わず「香炉峰の雪いかならむ」と鷹揚に問いかけてみたく
なります。
花の女童もかわいらしくて癒されます。
もうちょっと書きたいのですが、長くなるので、また次回。
松園、いいですよね~。
歴史や物語上の女性でも、市井の女性でも品格があって
美しいですよね。
お能「葵の上」の六条御息所の生霊を題材にした「焔」だけは
般若みたいで怖くてパスですが・・・(^_^;)
塗り絵で楽しむっていう手もありますよ。
私が唯一持っている「「大人が楽しむ塗絵」には松園の
「序の舞」「娘深雪」「伊勢大輔」が入っているのですが・・・
細かすぎて「序の舞」以外は途中でギブアップしました (>_<)
若冲の絵はとても江戸中期のものとは思えないインパクトがあるので、
1度みたらたぶん忘れません。
上村松園の「序の舞」という絵は知らずに見ている可能性大です。
ちなみに、宮尾登美子さんが松園の人生を描いた「序の舞」という小説もあり、
25年くらい前に映画化もドラマ化もされています。
私も上村松園、かなり好きですのー
なんといってもあの女性の美しさはたとえようがありません。
ああっ、あの美を賞賛する言葉がおもいつきませんー。
まあ貧乏なので、好きなんですが、絵葉書買って眺めているだけですけど。
伊藤若冲と上村松園・・・覚えておきます。