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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 252 ちゅうい

近頃、子供に注意されることがある。おかーさんっこれして!と言ってきたり、道路を歩いていたら、「おかーさんっ車っ端っこに寄って!」とお母さんより早く注意喚起してきてくれた。もちろん全シチュエーションでそんな風ではないんだけど、そんな一面を見て「ふわ~…」と感動しみじみしてるのは、きっと子供には全然んわかってないのだろう。私がそう育てたというより、保育園にでてからしっかりした発言をするようになったという感じがします。色んな影響を受けて、子供はすでに子供の人生を歩んでいるんだなというのが、なかなかの手ごたえとして理解できました。ルールを順守しようとした子供をおおいに褒めた。それを嬉しいと思って育ってくれたらいいんだけども。いつものように、かわいいがゲシュタルト崩壊した我が家。子どもを褒めると子供は「はっ…うっせーよ」みたいな雰囲気を出すので、いつもハラハラしてる。子供というのはエスパー並みに心を察する生き物だから、こちらがちょっとでもからかいみたいな雰囲気をだすのが、気になる性分なんだろう。心の底から正直に誠実に子供にむかいあっているつもりなんだけど、子供の反応でもっと精進する必要あるんだな、とお教えいただいている日々。
 もう何十年も前の保育のてびき、みたいな保育者が読む保育園づとめの立場の人が書いた本が、古本屋にあったので読んでいた。もう何十年も前で、ところどころページがぼろぼろで、そんな大昔の保育の常識みたいなものがつづられていた。今と違って、携帯もインターネットも無い時代の本だと思う。あの時代に作られた本は、どうもまぁ、骨太で極右な印象があった。外国人(主に黒人)は、社会規範がなく、保育園でも黒人の子供やよそ者の子供はルールを守らない傾向がある、と堂々とその本に書かれていて、「おお…現代だったら炎上もんだ…」と驚きましたが、そういうのが堂々と書いてあるのが昔の本だったりするので、たまに読むと面白いですよ。大昔の幼児も、今の幼児とそうまぁ知的レベルはそこまで桁外れに変化しているようではないみたいです。面白いですね。
 私が一番面白かったのは、なぜか毎日毎日まいにち子供を保育している立場の人が書いた本の中にでてくる幼児の言葉遣いが、すべて「ボクハアノネアノネ」と、なぜか子供の発言をカタカナ言葉で綴っていた事だった。その綴り方には何か硬くて強烈な重厚な研磨された巌の意思みたいなものを感じた。そこにある保育している者の強い血潮を感じないはずはなかったぞ。面白かった。




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