Nicotto Town



ネタばれ読書日記 ピーター・スワンソン1/2

『ミランダを殺す』★5 4人の男女の視点から構成される殺し合いサスペンス

『ケイトが恐れるすべて』★2 ストーカーの話になる
『アリスが語らないことは』★2 特殊性癖? 守備範囲の広い人々

感想
3部作というわけではないが警察関係者や事件が起こる地域が共通している。
『ミランダ』がとても面白く、お勧め。Pハイスミスの影響が明らかなので続けて同作者の作品を読んだ。しかし『ミランダ』がきれいにまとまっているのに対し後の2作は主人公が予想外の出来事に巻き込まれ困惑する→後半に殺人鬼の視点から事件の真相が語られる。+警察は無能。という感じ。タイプの違うヒロインを書き分ける力量には感心したが「真相」を知る面白さはなく、殺人鬼視点の章になるとかなり気持ち悪い。
3番目の『アリス』ではアリスと義父の禁断の関係が語られ、歳の離れた男女(特に少女)の年少者への悪影響について考えてしまいとても小説を楽しめる気分にはならなかった。(アリスは●ッチで大嘘憑き)




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